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「千マイルブルース」の感想をお聴きください

私の著作は、新聞や雑誌などで何度も書評していただいた。
とてもありがたいことである。
だか書評が出ると、違うことが気になりだす。
実際に購読した人の感想を知りたくなるのだ。
それでレビューなどを見るようになる。
作家は、ほとんどそうだと思う。
そして、こうも思うはずだ。
「酒場でたまたま耳にするように、生の声で、生の感想を聴いてみたい」。
つまりこちらが著者だと知らず、自分の著書を話題にしている場面に出くわしてみたい、と夢想するのだ。
ドラマならばそんなシーンもあるだろうが、実際にはそんな遭遇はない。
でももしそんな場面に出くわし、かつ評価されている会話を耳にしたら、もう天にも昇る気持ちになるに違いない。

それが、あった。
限りなく上記に似たシチュエーションの「会話」に出会ったのだ。
ポッドキャストの番組である。
話題にされている本は、寿郎社時代の「千マイルブルース」。


感想を述べているのは、かなりの読書家で、さらにバイクに造詣が深いおふたり。
もちろん、私はお会いしたことはない。
なので便宜も利害も関係しないし、忖度される覚えもない。
だからバッサリ斬られるかもしれないが、これはもう聴くしかない。
私は酒場で遭遇したように、その番組に、そっと耳をそばだてた。
そうして、その会話の内容にとても喜んだ。

(おお、そこまで読み解いてくれたのか!)
(なんと、そこに気づいてくれたとは!)
(そうか、そんな読みかたもできるのだな!)
もう、歓喜である。

本当に嬉しかった。
20年前のこの本を、昨今人気の「スーパーカブ」と比較したりしてくれているのだから。まるで拙著が新刊のようである。

いや読者に取り、どんなに古い本でも、手に取れば新刊なのだ。
本を世に残すとは、そういうことである。
それを常々心に置き、戒めともしていたはずだが、正直忘れかけていた。
そんなことにも気づかされた番組である。

そして私は、その回を何度も再生した。
やる気が起きない時、物書き稼業に嫌気がさした時などに、ひっそりとこの回を聴き直していたのだ。
そのたびに奮起したのは言うまでもない。

そうしていたら、「千マイルブルース」の版権が戻り、私自身が自由に使えるようになった。
これはもう、番組の許諾を戴きここで披露するしかない。
それで今回、番組に連絡してお願いし、快諾を得たのである。
ぱんたん様、フェザーノート様、本当にありがとう。

さて、noteでの購入に躊躇している皆様。
騙されたと思い、どうぞ聴いてみてください。
それで再度検討してみてください。
もう絶版で手に入らない「千マイルブルース」は、このおふたかたが語っているような内容です。
それを心を込めてリライトし、販売しています。

そうそう、私のパソコン環境では問題なく再生できましたが、スマホなどではアプリが必要になるかもしれません。

では、どうぞお聴きください。

あれ? サイトには飛べるが画像が表示されない。
念の為、ページのURLを。

ぱんたんとフェザーノートの「おしゃべリーディング」
第35話「千マイルブルース」感想回
https://music.amazon.com.mx/podcasts/870d7703-3408-45ad-a99d-26ccc49360a0/episodes/e32a2a2a-01d8-4ede-86c1-8d6e10469e46/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E7%AC%AC35%E8%A9%B1-%E3%80%8C%E5%8D%83%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%8D%E6%84%9F%E6%83%B3%E5%9B%9E-%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%E6%B3%A8%E6%84%8F


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