第3章レイクプラシット五輪
1932年は、米国のレイクプラシットで氷上オリンピックが開催され、日本からはじめてフィギュアスケート選手の老松一吉と帯谷龍一が送り込まれた。2人ともそれぞれ前年度の全日本1位、2位である。
大阪本社4階の会館でも、グルノーブル五輪のビデオ試写会を催し、帰国した選手たちによる凱旋公演も行われた。
競技初日の2月8日は、6種類の課題をこなすスクール(規定)が行われ、8か国12選手がこれに挑んだ。
優勝候補はスウェーデン代表、ギリス・グレイフストレームとオーストリア代表、カ