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勉強を楽しくする100の方法

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記事一覧

勉強を楽しくする方法55〜歴史の本質〜

『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)を読み、歴史学の深さを知る。

世界史を勉強して来て良かったと思える一冊である。

特に500年前から展開される人類の歴史は興味深い。
これは、ヨーロッパ人の新大陸発見に代表される人間の知識欲の話である。

中世以前では、いかに秩序を維持するか、もしくは良くて秩序を停滞させないことを目標としていた。

別の見方をすれば、将来的にこの世界が良くなっ

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勉強を楽しくする方法79〜戦略を練る〜

最近のコロナショックの影響を受け、ピンチが続く中、私はいつになくSNSやニュースなどで情報を収集するようになった。

それは、自分の生活のルーティンを崩してまで取り組むようになった

情報を収集する際には、質のバランスを重視した。
世の中には、コロナに関する様々な情報がある。
実際、外出自粛を継続することで医療崩壊を防ぎ、感染拡大を食い止められるといった情報もあれば、外出自粛によって経済が

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勉強を楽しくする方法84〜知恵を授かる〜

読書を行う意味はどういったところにあるのだろう?
読書では知識や情報は当然得られるし、著者の独特の表現や巧みな言い回しについて学べる。
そして、何といっても著者の知恵を学ぶことができる。
これが大きい。

知恵とは知識や情報とは異なる。
知恵の実態は、著者の解釈や人生観、現実の場面における実践的な役立て方などである。

この出会いに驚いたり、感動したりするのだ。

どんな分野でも、その

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楽しい勉強12〜恐怖を克服する〜

私たちが恐怖を感じるのはなぜだろう。
確実に来るリスク。
交通事故、老化、災害リスク、少子高齢化。
私たちの住む日本は、短期的なものから長期的なものまで様々なリスクがある国と言える。
特に、少子高齢化による経済の縮小、労働力の減少などは国難に近い問題ではないだろうか。

しかし、日本の歴史を紐解くと元寇やペリー来航、日露戦争、太平洋戦争の敗戦など様々な困難を知恵と行動力で乗り越えてきたことが分か

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勉強を楽しくする方法69〜理想と現実〜

ドン・キホーテは猪突猛進に理想へと突き進む。
周囲から見ると、滑稽に思えるような存在だ。

しかし、本人は至って大真面目である。
自分の理想が正しいと信じて突き進む。
そんな人は現代でもいる。

ただし、その人は理想に至るプロセスの説明を求められたとき、周囲を納得させる説明はできないかもしれない。

本人が主張する要素は何一つ根拠が感じられない、と周囲は思うかも知れない。
そして、本人の強

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勉強を楽しくする方法68〜緊急より重要〜

ビジョンがないと重要性への優先順位は高まらない。

たとえば、ある社会人が自分のスキルアップのために5年後、大学院に行きたいと考えているとする。

これを実現するためには、周囲も納得するくらいに向上心があり、実績も挙げている必要があるだろう。

人の目を盗んでは仕事を怠け、それによってミスや大失敗が続いている人が大学院に進学するといったところで、遊ぶことが目的だと思われても仕方がない。

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勉強を楽しくする方法67〜楽しさを求める理由〜

私は、第一志望の高校が不合格となり、やむなく滑り止めの私立高校に入学することになった。

電車で片道90分かかり、何段もの階段を登って登校することになった。

1年生ではそこそこ勉強もやっていたものの、2年生・3年生では高校の圧倒的な量についていけなくなってしまった。

そして、大学受験は2浪して、何とか第一志望の地元の大学に滑り込んだ。
1浪目は宅浪で、2度目は予備校に通って、お金も

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勉強を楽しくする方法66〜自分の歴史〜

私は、勉強が好きかと言われると最初から好きではなかったかもしれない。

ただ、小学校2年生の時に、九九や割り算の小テストがあり、それに合格したら賞状がもらえるので一生懸命トレーニングをしたことを覚えている。

小学生にとって、勉強が好きかどうかというより、様々なカラーの賞状がもらえる方というモチベーションが重要であった。

あの時、我を忘れるくらいに集中し、夢中になったものだ。
様々な賞状

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勉強を楽しくする方法65〜インプット0の環境〜

前田裕二さんの『メモの魔力』という本には示唆に富む主張が溢れている。

紙に自分の手で書くことの有効性は多くの本で指摘されている。

私自身、本当に必要な事項は紙に書くことで、頭に刻みつけた。
紙に書くという作業は、正確に記憶する際に私にとって最強の方法だと感じてきた。

それは、手を使って紙に書くという作業が神経も、体力も視力も使って、脳全体が集中している状態だと実感しているからた。

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勉強を楽しくする方法64〜悔しい気持ち〜

悔しい気持ちは取っておきたい。

自分がある程度知っている分野についてはプライドというものが出てくる。
人と話していると、自分はその分野に精通しているにもかかわらず、何も知らない人扱いを受けることがある。

特に年配者が若者に話すと説教臭くなりがちである。
実際に、分かっていない若者もいるし、若者も多少心得があっても我慢することがマナーだったりする。

しかし、最近になってそうした風潮

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勉強を楽しくする方法63〜道具とアウトプット〜

勉強して学ぶという視点に立つということは、インプットするということ。

勉強を楽しくすると、自分の興味という力を伸ばしていくことができる。

興味の有無は決定的に重要だ。

ファッションが好きな人。
歌が好きな人。
アートが好きな人。
コミュニケーションが好きな人。
政治が好きな人。
学問が好きな人。
ボランティアが好きな人。
健康づくりが好きな人。
料理が好きな人。

それぞれの

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勉強を楽しくする方法62〜休む〜

継続に慣れて来たら、時には休んでもいいかもしれない。
若い時は、常に練習していないと不安になったものだ。

しかし、スポーツや音楽の世界では、怪我やスランプなどで練習から一定期間離れた時にかえってパフォーマンスが高まったという話を聞いたことがある。

自分の経験でも学習や筋トレにおいて、1日休むといつもより練習が捗るといったことがあった。

この休むということがテクニックとしてできるか

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勉強を楽しくする方法61〜ゴールの明確化〜

ゴールが見えてくると、手段が明確になる。
とりあえず、始めてみたはいいけれど、これはどこに行き着くのか?

何かに挑戦していると、時々こんな問いに直面することがある。
特に、継続が苦手な人にとっては、継続できていることに喜びを感じる一方で、「ところでこの流れはどこに行くのか?」と感じることがある。

しかし、世の人々はゴールを初めから決めて挑戦する人ばかりではない。
続けていく内に見えてく

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勉強を楽しくする方法60〜勉強を面白くする力がなぜ重要なのか〜

勉強を面白くする力がある人には、やがて学びの複利効果が訪れる。
これは、2次関数の曲線のように、ある日を境に爆発的に学びの効率があがっていくことを意味する。

学びの原動力は情熱であり、学びの武器は知識である。
情熱という炎を燃やし続け、知識という武器を磨き、増やしていく。
ある日、両者が相互作用とレバレッジを利かせて、24時間体制で自分の人生の続く限り、爆発的な学びの成果を生産し続ける。

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