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ゆうせいのエッセイ

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映画以外で何か言いたいことがあるときはここに。むずかしいことだけは言わないように気をつけて書きます。
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#映画

【Edge Rank 1031】今年はメタボリックな腹の肉と戦い、完全勝利を目標にします【ゆうせい】

【Edge Rank 1031】今年はメタボリックな腹の肉と戦い、完全勝利を目標にします【ゆうせい】

腹の肉との決着2023年の目標は、己の腹との戦いです。昨年は足の痛みと戦い、手術を経て完全勝利しました。なのでいよいよ腹との決着をつけなくてはいけません。

足が痛くてまともに歩けず、運動などまったくできなかった約2年で蓄積された、勝手に蓄積された脂肪という名の蓄えを放出する時がやってきたのです。

というわけで、正月から2つのことを始めました。

Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せ

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【Edge Rank 1021】引越し準備に追われています【ゆうせい】

【Edge Rank 1021】引越し準備に追われています【ゆうせい】

引っ越します2年ちょい前に「引っ越しました。史上最強に快適です。」なんて記事を書きましたが、新しい土地へと移ります。(と言っても変わらず都内)

現在の住まいは妻が購入したマンションであり、駅も商店街も近くて便利なところです。でも、車を持つようになってからは少し遠い街へと出かけるが増えてきました。そうなると敷地内に駐車場がない現在のマンションはちょっと不便と感じるように。(人間の業は深い)

しか

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【Edge Rank 1013】取材して取材された10月【ゆうせい】

【Edge Rank 1013】取材して取材された10月【ゆうせい】

10月はたくさん取材して、逆に取材された月でした映画情報マガジン「DOKUSOマガジン」の取材が10月末に集中(いつもは月末から月初にかけて分散)して、月末は毎日のように取材に同行。忙しいけれどたくさんの人に会い、すてきなお話が聴けましたし、そして言うまでもなく俳優のみなさんが個性的でしたから、楽しすぎる月末でした。

ある俳優さんの取材では、伝説のヤクザ映画『竜二』(1983年公開)を取り上げる

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15歳の女の子の思春期が終わる瞬間を見る映画『胸にTATTOOなんかいれて』

15歳の女の子の思春期が終わる瞬間を見る映画『胸にTATTOOなんかいれて』

今回は思春期にまつわる短編映画の紹介です。恥ずかしながら、僕にもきっちり思春期はありました。思春期だからこその反抗期の愚行をこれでもかと親にぶつけたことがあります。何をどうかんがえてもただの勘違い野郎のバカ野郎で、穴があったら入りたいし、無いなら自分で掘ってでも入りたいです。

僕は思春期の時に「もう親がいなくても生きていけるな」と思ってしまったのです。恥ずかしい!!!

でもきっとみんな大なり小

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42歳の僕は、いまも小学生の夏休みに憧れる――映画『子どものおもちゃ』

42歳の僕は、いまも小学生の夏休みに憧れる――映画『子どものおもちゃ』

小学生に戻って夏休みをもう一度だけ満喫したい。42歳になってもセミが鳴くたびに願っています。夏休みの価値をこれっぽっちも理解していなかった、夏が来るたび何度でも訪れるものだと思っていたあの頃に戻りたいと…

小学生の頃は、鬼ごっこだろうと、ガンマンごっこだろうと、すべての「ごっこ」は真剣勝負であり、あえていうなら命をかけた闘いでした。

捕まったら終わり、撃たれたら終わり。終わりとは死であり、絶対

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映画の胸糞展開から自分のなりたい姿を考えた

映画の胸糞展開から自分のなりたい姿を考えた

胸糞な展開の映画を見ました。大家に追い出された男女を善意で自宅に住まわせたところ、家事しない、お金出さない、だけど口(要求)だけは出してくる話です。一言で言えば、人の善意や弱みにつけこんで、好き勝手やるバカ野郎が出てくる物語です。

『泥濘む(ぬかるむ)』

姉が家に戻ると、妹が拾ってきた若い男女が住み着いていた。お人好しの妹は追い出せず、事態はエスカレート。予想もつかない展開へ…!自らも俳優であ

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ジャッキー・チェンと比べてごめんなさい『燃えよドラゴン』

ジャッキー・チェンと比べてごめんなさい『燃えよドラゴン』

僕にとって永遠のアクションスターと言えば「ジャッキー・チェン」です。小学生のころからテレビで放映されるジャッキー映画に魅了され、2歳下の弟とカンフーごっごをするのが日課でした。

ジャッキーのコミカルな演技と愛くるしい表情。悪には強いが女性には弱い。少し強くなるとすぐに調子にのり、師匠の教えに背いてピンチを招く。それでも締めるときはきっちり締めるジャッキーが大好きで、憧れを超越して神だと思っていま

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年に一度は強制的にでも見せてほしい『耳をすませば』

年に一度は強制的にでも見せてほしい『耳をすませば』

僕は中学生、高校生のころは何も考えずに生きていた「うつけ者」だったので、『耳をすませば』を見ると心が苦しくなります。胸の真ん中がギュッと。いや、キュッと。どっちでもいいけど、とにかく掴まれるのです。

作中で展開される、将来に向かってひたむきな二人、そしてそこに絡んでくる甘酸っぱい恋愛に、陳腐な言い方だけど、心のぜんぶが持っていかれるのです。どこかに。

大きな声で叫びたくなるし、瞬足を履いて飛び

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そりゃねぇべよ…と思ってしまった映画が『ラ・ラ・ランド』です

そりゃねぇべよ…と思ってしまった映画が『ラ・ラ・ランド』です

アカデミー賞にて史上最多14ノミネート(13部門)、6部門で受賞した『ラ・ラ・ランド』は素晴らしい作品ですが、見終わった僕の最初の感想は「そりゃねぇべよ…」でした。

女優を目指すカフェ店員・ミアと売れない(売れたい)ピアニスト・セブの恋愛を描いたミュージカル映画である本作。全編通して流れる音楽は最高だし、歌も踊りも言うことなしで、二人の恋愛も夢に向かってもがく様もたまらない最高傑作です。それは否

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人生初の「お前が犯人か〜!」をくれた映画『ユージュアル・サスペクツ』

人生初の「お前が犯人か〜!」をくれた映画『ユージュアル・サスペクツ』

大げさな触れ込みの映画ってあるじゃないですか。全米No.1大ヒットを筆頭に、ラスト10分、あなたは必ず騙される、とか。

今では「話半分で聞いとこか」と斜に構えている僕ですが、のび太がドラえもんを呼ぶような勢いで「お前が犯人か〜〜〜〜!!!」と叫んでしまった映画が『ユージュアル・サスペクツ』です。

麻薬を取引する密輸船が爆破し、積み荷と大金が消えてしまう。遺体の中には銃殺体もあり捜査は難航する。

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本当の話だと思ってしまうほど手ざわりのあるSF映画『インセプション』

本当の話だと思ってしまうほど手ざわりのあるSF映画『インセプション』

個人的な好みの話になりますが、僕はとにかく「手ざわり」のある作品が好きです。別の言葉で言うならば、生々しさ、リアリティになりますが、現実に起こりうると思える温度感が大好きなのです。

もちろん超人パワーを発揮するアベンジャーズのような映画も好きですし、未来の世界を描いたエイリアンなどのSF作品も大好きです。

でも、何よりも夢中になれるのは、いま、自分がいるこの世界とシンクロするような、もしかした

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オープニングで絶対に傑作だと確信した映画『ドラゴン・タトゥーの女』

オープニングで絶対に傑作だと確信した映画『ドラゴン・タトゥーの女』

出張で地方に行き、早めに仕事が終わったので映画でも見るかと、なにひとつ事前情報を仕入れずに見た『ドラゴン・タトゥーの女』は、オープニングで傑作だと確信できるものでした。

レッド・ツェッペリンの「Immigrant Song」のカバー曲が流れたオープニングは映像と完璧にシンクロ。ただ「刮目せよ」と言われた気がした僕は、この先できるだけ瞬きしないようにしようと思ったものです。

確信するあまり興奮を

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バック・トゥ・ザ・フューチャーを2作目から見てしまった僕

バック・トゥ・ザ・フューチャーを2作目から見てしまった僕

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズって誰に聞いても大好きって言いますし、嫌いな人に会ったことないですよね。

そんな名作であり傑作シリーズを、事もあろうに僕は2作目(PART2)から見てしまいました。父がゴールデン洋画劇場(テレビ放送)を録画したものが最初になります。

正確に言えば、ゴールデン洋画劇場で放送されたのが1990年の4月7日ですから、僕が11歳と10ヶ月の小学6年生のときです

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バットマンが見たかったのにゴーストバスターズを見た僕

バットマンが見たかったのにゴーストバスターズを見た僕

今から30年くらい前の話。当時小学生だった僕は、マイケル・キートン主演の映画、バットマンが見たかったんです。

当時はアメコミとか知りませんし、バットマンがどんな話なのかもまったく知りません。ただ、全身真っ黒のヒーローがかっこいい車に乗って駆け回り、空から降りてきて悪を倒すってところに、小学生の僕はビンビンに惹かれていたのです。

でも、僕が住んでいた町には映画館がなくて、両親と隣町へ出かけたとき

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