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僕のNSC(お笑い養成所)日記

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漫画家をやりながらお笑い芸人に挑戦した日々のコミックエッセイです。
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2019年1月の記事一覧

僕のNSC日記 その9「ウケない理由を発見! 」

僕のNSC日記 その9「ウケない理由を発見! 」



その日のアナログタロウさんは、【卒業式が異常に長くて終わらない】というネタをやっていた。後になってテレビで活躍を見た時はすっごい嬉しかったな。

そういえばNSCに入ってから、「客が悪いという考えをする芸人は売れない」と講師から聞いた時は冷や汗が出たっけ。まさに僕たち^^;

その講師は「客を選ぶ芸人も売れない」と言っていた。例えば、お客さんに赤ちゃんがいて泣き出しても、それを使って笑いを倍増

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僕のNSC日記 その8「誰でも合格!NSCの面接 」

僕のNSC日記 その8「誰でも合格!NSCの面接 」



面接官に生意気を言ったり、騒いだりしたらさすがに落ちるかもしれない。大人しく椅子に座って、「はい」って返事ができたら大丈夫だと思います!

特になにも聞かれません!同じグループに「教師を辞めてNSCに入る」と言ってる人がいて、むしろ深く理由を聞いて欲しかったもん笑

つづく。

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僕のNSC日記 その7「インディーズライブで腕試し! 」

僕のNSC日記 その7「インディーズライブで腕試し! 」



本当に失礼な話なので描くのがつらかったが、ライブを初見学した僕たちの感想は「つまらない」の一言。

その中でビリだったので、「笑いに対する過剰な自信」を持たない状態でNSCに入学できた。相当研究しないと永遠にウケないんだろうなと気が引き締まった。

つづく。

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僕のNSC日記 番外編1 「パンサー尾形さんとの思い出」

僕のNSC日記 番外編1 「パンサー尾形さんとの思い出」



つづく。

当時(9年前?)は、尾形さんも今と違いお金がそんなになかったと思う。

僕はとりあえず2千円を下ろして戻った。尾形さんは

「まじかよ。カッコ悪ぃ〜」

と動揺しつつ、その2千円で後輩(僕を含む)にコーヒーをおごってくれました。

あれすごいカッコよかった!真似したい笑

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僕のNSC日記 その5 「授業前の口臭検査!」

僕のNSC日記 その5 「授業前の口臭検査!」



つづく

最初に口臭チェックを受けた時は本当にビックリしたけれど、臭かったらファンもつかないだろうし、仕事相手に嫌がられるし、芸人の学校においては極めて大切な教えの1つだったと思う。

実際よしもと芸人のフリスク常備率は異常に高く、ニオイに関する相手への配慮が行き届いていた。なにせ毎週あのチェックを受けていたからな笑

そういえばボイスの先生が、過去最も声が良かった生徒はハリセンボンの箕輪はる

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僕のNSC日記 その4 「一人で入学するのは嫌だ!」

僕のNSC日記 その4 「一人で入学するのは嫌だ!」



つづく。

というわけで僕はNSCに高校の同級生と一緒に入学しました。でもね、いざ入ってみたら、友達と一緒に入学する人って各クラスにせいぜい5組くらいしかいなかった。ほぼ全員が1人で入学。すごい勇気だよね。そしてだんだんと皆がコンビを組んでいく。

最初はみんな「おじさん」とか、「すごく太っている人」とか、「ハーフ」と組みたがるんだけど、半年もすると、とにかく面白い人が大人気で、みんな面白い人

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僕のNSC日記 その3 「すでに1度卒業している同期生!」

僕のNSC日記 その3 「すでに1度卒業している同期生!」



つづく。

じつは、ネタ見せを1度もしないでやめていく人はかなり多い。1年間で400人以上(もっとかも)が辞めたのですが、その中で1度もネタ見せをしないで辞める人って30人はいた。

あと、1回だけネタ見せをして辞める人もすごく多い。ハッキリ言ってみんな素人なので最初は誰もウケないんですよ。小中高とクラスの爆笑王だった人が、

「俺だけはウケるぜ〜♪お前らとは違うぜ〜」

と自信満々でネタを披

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僕のNSC日記 その2「意外だったダンスの授業」

僕のNSC日記 その2「意外だったダンスの授業」



つづく。

NSCではそれぞれの授業ごとに【選抜クラス】というものがあって、夏以降は残酷なまでに「選抜クラスに入れるエリート」と「その他大勢」がハッキリ分けられた。
生徒は700名以上いたが、各選抜に入れるのはせいぜい10人程度。非常〜に狭き門だった。

上の漫画に描いたダンスや、発声練習の授業にも選抜クラスがあったが、お笑いの授業以外で選抜に選ばれても尊敬はされなかった。実際、踊りだけ最高に

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僕のNSC日記〜よしもと芸人への道〜その1

僕のNSC日記〜よしもと芸人への道〜その1



NSCの上下関係は本当に厳しかった!漫画で描いた通り、よしもとでの上下関係は年齢ではなく芸歴(これはよしもとに限らず芸能界はどこもそうなのかな?)

当時の僕は27才。ランドセルを背負った先輩ができるなんて夢にも思わなかった笑!通常のNSCお笑いコースとジュニアコースは完全に別のカリキュラムなんだけど、校舎は同じだったんだよね。

僕に関して言うと、年下の先輩に敬語を使うことにはすぐ慣れた。な

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