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「ヒト」と「組織」-今、想っていること-

コロナにより”Stay Home”の生活が当たり前になってきて、
今までは平日は仕事で週末も部活の指導があり、ほとんど家にいない生活をしていたので、”Stay Home”のおかげで今までと違う時間の使い方を経験できており、非常に有意義な生活を送れている気がします。

その”Stay Home”の間に、改めて自分が大切にしていること、今の仕事、これからやっていきたい事を考えてみました。まだ一部フワフワしていることもありますが、現時点での考えを書いてみようと思います。

結論から言うと、大きくやりたいことは「組織」と「ヒト」の2つです。

経営学を勉強するときに一番に出てくるような要素ですが、僕は経営学部ではあったものの、もう少し本気で勉強していたら今もっと博識な人だったんだろうなと心底思っており、部活に逃げていました。
ただ、その2つが自分のやりたいことだと思えたのは、経営学の授業ではなく、間違いなく部活のコーチの経験からです。

コーチの内容については他の記事で書いているのでここでは割愛しますが、その経験から僕の中でこのようなビジョンとミッションを持つようになりました。

ビジョン「自分らしく生きて自分らしく死ぬ-All we have is NOW-」
ミッション「自分らしく生きる人増やす」

*以前は、「自分らしく生きる」ことばかりを考えていましたが、ある時に「死」を意識する経験をしたことから、「自分らしく死ぬ」ことも生き方の指針になりました。(今は元気なのでご安心ください。)

そんなビジョンとミッションを持ったうえで、自分は何をしたいのかを考えた時に「組織」と「ヒト」の双方向からのアプローチが出来ないかという考えに至りました。

「組織に対して」

これは言わずもがな、9年間に渡り”チームという組織を強くするには”ということを考え続けた背景から、組織の持つ力に興味を持つようになりました。

ただ、これからは「個の時代」と言われるように、企業に属せずとも自分の力で生きていくことが今までよりもずっと簡単になって、今ではそっちの方が自由だし、活き活きしている人も多いように感じる方もいるかと思います。

そして一括りに組織といっても、人生100年時代とも言われる中で、個人の市場価値を高めることへの関心も高まってきており、成長できる環境を求めるという意味で大企業よりもスタートアップという思想も広がってきている感じがします。

さらにはテクノロジーの進化による業務プロセスの改善や、収入源を増やすという意味でも副業や兼業は当たり前の時代になってくることは簡単に推測できます。

もちろん上記した事は僕の中でも全て事実だと思いますし、コロナによりテレワークを強いられている環境が、その考えをより加速させるのではないかと思っています。

しかし、組織が組織である理由は、一人では成し得ない大きなことを実現するために組織として存在しており、特に大企業が社会の中心になっていた(今も大きくは変わらず)日本の企業文化を鑑みると、間違いなく組織の存在は非常に重要であると思うと同時に、これからもっと早いスピードで変わりゆく社会にしっかりと順応していかないといけないと考えています。

これからの時代に組織に求められるものは、

・ミッション、ビジョン、バリューへの共感(会社の存在意義への共感)
・パーソナライズされた人材育成
・個人の「意志」を尊重する企業文化
・日本企業が苦手とする権限移譲の推進
Etc…

などなど具体案はまだまだあると思うので、ここでは書きませんが、これだけ見ると個人を中心とした経営要素ばかりが挙げられていますが、もちろん個人の”好き”だけをケアしているだけでは企業の存続は難しいはずです。

・創造性と規律
・自由と責任
・理念と収益

これらのバランスを保ちながら、組織は個人のため、個人は組織のためを想って行動できる有機的で生産的な集団である必要があると思います。

一言で言えば、
一人でも生きていける「個」の時代に、
「個」が一人でも生きていけるためのスキルやナレッジを習得できる環境を整え、
それでもその会社に貢献したいと思える組織を作ることが大切になってくるのかなと。

事業はコピーを出来ても、ヒトが絶対にコピーは出来ないものだと思っています。
そしてヒトは本来、自分がやっていることが社会に貢献していると感じていたいもので、意志の通った仲間と大きな目標に向かって進んでいくことが好きな生き物だと個人的には考えています。

現職では、まさに組織/ヒトを通じて経営を考えるような仕事に従事していますが、最終的には個人的にも上に書いたような”組織作りのトータルサポート”にもっと深く携われるようになりたいと思っております。
それを実現することで、組織に属するヒトが「自分らしく」働ける環境を作れればいいなと。

綺麗ごとばかり並べているように思うかもしれませんが、まさに組織とヒトの関係はそんなシンプルなものではなく、経営者によって180°変わるものだと認識はしております。そしてだからこそ奥が深くて、僕にとって興味深いものなのです。


「ヒトに対して」

ヒトについても同様に、アメフト部の指導を通じて、その人の能力を開花させるために考え続けた経験が、一個人の可能性を大きくしたいという想いに変わっていきました。

個人の「ヒト」で言うと”教育”と”労働”の2軸でやってみたいなと思うことがあります。

まずは”教育”

最近、”Unschooling”という言葉を知りました。
これは学校に行かない、教育を受けないという意味ではありません。
一般的な学校での詰め込み式の授業で学ぶのではなく、学校以外の場所で自分の関心があることに取り組み、主体性や問題解決能力を身につけるようなイメージです。

他のブログ(こちら)で日本の学校教育についても書いておりますが、僕は今の学校教育を全否定するつもりは全くもってないですが、このような教育方法ももう少し主流になることで、そのヒトならではの人生の選択肢を描ける機会を提供できるのではないかと考えています。

アメリカではこのUnschoolingが一種のムーブメントになっている一方で、やはりアンチの方も多いのが現状みたいです。

厳密にはUnschoolingではないのかもしれませんが、少し前に、「wework」のCEOだったAdam Neumann氏がニュースを騒がせましたが、その関連ニュースに出てきたのが「wegrow」で、Adam Neumann氏の奥さんであるRebekah Neumann氏がCEOを務める、いわゆる自分の関心があるものを学べる機関になっております。最終的には収益化が難しく倒産してしまったと記憶しておりますが、We growの存在を知ったことが、このような動きがあるんだなと知った最初のキッカケでした。

日本でも、「ゼロ高」や「N校」といった、本人の自立性を育て、自分の好きな道を選べる環境を整えることで夢に突き進むための機会創出をしている機関があります。

(僕の場合はアメフトの指導を通じて、自分の意志で始めたことに没頭する機会を創ることで、好きな事に突き進む楽しさや素晴らしさを伝えることが、それに紐づいているのかもしれません。)

このような動きは今後、より一層大きくなると思っており、個人的にも何か貢献できることはないかなとまだボンヤリですが思っていたりします。”好きを追求する後押し”と、ここでは記載してませんが今の日本教育に足りないと思える”社会との接点作り”ここにフォーカスしてもう少し考えてみようと思います。

そして”労働”の部分

労働という言葉が適しているかは分かりませんが、組織のところでも触れたように、「個」の力で生きていくことを選択する人は今後増えていくと思います。
そして今スタートアップの企業も大規模を目指すのではなく、小規模で都度必要な人材をプロジェクトベースで集めながら案件を進めていく事が増えていくのかなと勝手ながら思っております。
間違いなく、そっちの方が収益性も高く、今の時代にはかかせないスピード感も早いのかなと。

そんな時に様々な「個」をプールしながら、プロジェクトベースで最適な人材をマッチングすることで両者にとって効率的で、収益性のあるサイクルを構築できると考えています。

実際すでにクラウドワークスさんが同様の事業をやっているのは認識しておりますが、業務に対してのマッチングが主になっているこのサービスをもう少し発展させて、案件に対して複数人の「個」を集結さえ、テクノロジーの力を駆使しながらリーダーシップやチームプレーの向き不向きなどの組み合わせなども考慮した上で、チームを作り案件を解決していける仕組みがあれば面白いなと。

もちろんそこには依頼した企業やヒトから、個人ベースでのフィードバックを受け、その人の評価(口コミ)に繋がることが出来れば、そこでの業務のコミット具合が次の機会獲得のチャンスとなり、双方向の信頼からジョブが成立する仕組みが出来そうだな、と。

ここまでたらたらと書かせてもらいましたが、
「やりたい事がまとめきれておらず、錯綜している」というのが現状を正しく伝える表現かもしれません。

ただ、このコロナがあるからこそ、一旦ここまでの整理が出来たと思っております。
僕の頭の整理を手伝ってくれる方がいたらぜひ声をかけてください。
そして僕が出来そうなことがあれば、それもぜひ声をかけてください。

基本家にいるので、いつでも対応可能です。

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