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育て直し 1986年 7ヶ月 5月31日(土) 凸凹タイプは「要求は、行動ではなく言葉でするものだ」と早くから教えていく必要がある

【日記】
 はっきりした発音で、しゃべるようになった。バブー、ウバウバなどはっきりと音が分かる。なにか、話しているようにさえ聞こえる。も騶虞、話すのかな?

 要求もはっきりしてきた。梓の好き嫌い、やって欲しい、やりたくないなどがよく分かる。でもまだ、何も言わないで行動で要求を示すことも多い。押したり、引いたり、泣いたり、逃げたり。それで、知らせようとする。

 おばあちゃんの家では、バンバン(乗り物)と太鼓にしか興味がなくなってきたようだ。今まで、遊んでいた鈴やボールや積木で余り遊ばない。太鼓を叩いたり、バンバンに乗って家中走り回っては、赤いフォーンを鳴らして喜んでいる。今は、大きな音が出るおもちゃが好きだ。「プー」と車のフォーンがなると、大喜びだ。

これが、バンバン

   ✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

【解説】
 凸凹タイプの子どもは、要求を行動で伝えるのではなく「要求は、言葉で相手に伝える」ということを、特に熱心に教えていかないといけません。将来、保育所や小学校に行ったときにも、そのまま行動で要求を通そうとしてしまうことがあるからです。すると、それを、友達や先生達から問題行動と言われて嫌われたり叱られたりしてしまいます。

楽しそうなときは、いいのだが…

 赤ちゃんが、押したり、引いたり、泣いたり、逃げたりしたときに「分かった。嫌やなんだね。じゃやめようね」とか「分かった、靴を履かせて欲しいんだね」と、いい親ぶって「分かってるよ」と、頼まれもしないのに親切にしてはいけません。
 
まだこの子には分からないと思わずに、将来の準備を含めて「想像」「共感」「覚えて」でしっかり「言葉で要求すること」を説明していきましょう。

これでは、分からない

 おもちゃを渡したら、強く押し返してきたときの例で書きます。
【セリフ】
父「そんなにおもちゃを押さないで。痛いでしょう。どうしたの。その
 おもちゃが気にいらないの?変えて欲しいのかな(「想像」)。」
子「うー!!(欲しいのは、それじゃないの)。」
父「分かった。変えてあげるね(「共感」)。」
子「・・・(ありがとう)。」
父「でもそういうときは、おもちゃを押してもお父さんにはなんのことか分
 からないの。だから、『いや』とか『違う』とか『変えて』とか言ってね(「覚えて」)。」
子「いびびぶ(そう言えばいいのか)。」
父「それそれ。そうじゃないとわからないから。『いや』『違う』『変え
 て』だよ。早く、覚えてね。」
子「うぐうぐ(頑張ります)。」

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【参考】バンバンは、発達にとってもいいおもちゃなので、買っておいても損はないでしょう。凸凹タイプの動き回る衝動の軽減にもなります。
  

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