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育て直し 1986年 6月25日(水) 8ヶ月 行動ではなく、言葉でお願いする『頼み力』を早くから教えましょう!

【日記】
 この間に買ってあげてた、木製バスの型はめを「この三角をこの穴に入れるんだよ」と「型はめあそび」を勧めたが、遊ぶのを嫌がった?① その代わりに、横についている木製のバスのドアを自分で発見し、それを大きく開けて、そこから積木を出入れするのを楽しんでいる。その方が、楽なことを覚えてしまった(発見した)?らしい。

これを買いました。横にドアがある。

 そんなことをしながらも、ときどき型はめの積木を私に「ハイ」と渡してくれたりする。「お父さんもしなさい」ということらしい。ありがたい。その時、ふざけて、積木を口でもらってあげたりすると、受けて大変喜ぶ。② 「ありがとう」と投キッスしたときも喜ぶ。(なんでも喜ぶのか?)

 いろいろな場面で、まだ、抱っこすることが多い。疲れてきて、床に降ろそうとすると、声を出してむずがって嫌がることが多くなった。抱っこし直したらすぐ収まるが…。③ でも、また抱っこすることが続いてしまう。組子も、同じだと言っている。

抱っこして!

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【解説】①
 型はめを嫌がっても構いません。別に、困ることでもありません。でも、注意しないといけないのは、型はめを嫌がる子の中に、視覚的な問題を抱えている子どもがいることです。積木と穴の形がうまく認知できないのです。つまり「同じ」が分からない問題を抱えているのです。
 
 これは、将来、対人面や片付け、算数等に影響が出ますので、型はめが「ずっとできない」ようだったら検診等でお医者さんに相談しましょう。保育所に行っているなら、保育士さんに相談するといいでしょう。

長く型はめができないのは、要注意

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【解説】②
 まだ、「何が正しいか」「何が間違いなのか」基準ができていない子どもに、こんなふざけ方はいけません。ユーモアのセンスを磨くのはいいことですが、この時期ではありません(もっと、成長してからです)。この時期には、将来してはいけないことを使ってなにかを教えてはいけません。

 考えてみてください。小学生になって、学校からのお知らせを口でくわえて渡されても、笑えないでしょう。そういうことです。

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8ヶ月にもなると、かなり重たい

【解説】③
 嫌がったからといって「ごめん、ごめん」などと言いながら再び抱っこし直してはいけません。何度か書いているように、凸凹タイプの行動による要求は「言葉による要求」にしていかなければならないからです。それに、
頼まれてもいないのに、親切にしてはいけません。親切は、必ず頼ませからすると覚えましょう。
 
この前も書きましたが、まだ、早いとか、分かりっこないとか、言葉をまだ話してないなどと思わないで「想像」「共感」と「覚えて」を使って『頼み力』(人に言葉で頼み事をする方法=「すみません」)を教えてあげましょう。

【セリフ】③
子「うーん、うーーん(抱っこして)。」
母「どうしたの、そんなにむずがって。まだ、抱っこしてて欲しいの(「想
 像」
)?」
子「ぶぐぐ(そうだよ)。」
母「まだお母さんと一緒に、抱っこで遊びたいということだね(「共
 感」
)。」
子「・・・(抱っこして)。」
母「嬉しいわ(「共感」)。でもね、そんなときはイヤイヤとかしても分か
 らないのよ。言葉で、『もっと』とか『抱っこして』とか言うのよ(「覚
 えて」
)。」
子「・・・(そんなことを言うんだ)。」
母「そしたら、ママは、すぐ『はい、はい。』と言って抱っこしてあげるか
 らね。覚えてね。」
子「だだ、だあ(抱っこして)。」
母「よく言えたね(「共感」)。いいですよ。はい、おいで。}
子「ばばば(ママ、大好き)。」

ママ、あれ何?



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