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育て直し 1986年 6月12日(木)8ヶ月 身体を使った遊びは、5種類ある。必ず、全部やることになっている!

【日記】
 8か月検診に連れて行った。体重・身長とも余り増えない時期に入っているはずにもかかわらず、そこそこ増えていた。最後に検診をしてくれたお医者さんに、ちゃんとバイバイをしていた。「8か月で、バイバイを言った子、初めてやわ」と嬉しいことを言われた。①

バイバイ

 最近、つかまり立ちをよくする。「まだ、早い、四つばいの時期だ」と、保育の現場いいるので分かっている。でも、なんとなく嬉しい。
 つかまり立ちして歩くとき、じゃまな物があったら、ちゃんと跨ぐようになった。② 
 
それから、テーブルの反対にあって、こっち側から取れないものは「テーブルの周りをつたい歩きして反対側に回って取る」という知恵が出てきている。③ 梓なりに、工夫・考えている。

歩くのは、1歳からでいい

 1級河川の堤防まで、2時間位の散歩に行った。いい天気だったので、芝生の公園で転んで空を見上げていたら、この間見た『ガープの世界』という映画を思い出した。
 そこで、マネをして、梓を「高い高い」と言いながら、空に向かって高くほうり投げて上げた。ものすごく喜んで、何度もして欲しがった。④ 私も 嬉しくなって、何度もしてあげた。

当時のポスター

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【解説】
 ①②③ この3つのことは、全部望ましい行動です。「共感」で褒めて強化しましょう。この時期から、できることが増えてくるので褒めることが多くなって来ます。だから「共感」を使うことが多くなってきます。どんどん、言葉で褒めていく感じです。

 テーブルを回り込む例で書いておきます。
【セリフ】①②③                        
父「テーブルの反対にあるものが欲しかったんだね(「共感」)。」
子「ばぶばばい(取りたいよ)。」
父「でも取れないから、どうしようかと考えたのかな(「想像」)。」
子「ぶう(そう)。」
父「よく考えたね、偉らいね(「共感」)。」
子「ぶぶぶ(そうでも)。」
父「困ったときにそれを乗り越えるのは、知恵だね(「覚えて」)。これか
 らも、色々考えてね。」
子「ぶばぶぶびう(了解)。」

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【解説】④
 このように、身体を使って遊んであげることは、力の強いお父さんの役割です(正確に言うと、力があればお母さんでも、誰でもいいのですが…)。
 身体を使う遊びには、次の5種類の遊びがあります。どれかが好きになればいいというものではありません。子どもは、これらの遊びを全部経験することで、身体の使い方を習得していきます(脳が必要に応じて、順番にやるように促していくというのが、正確な言い方ですが)。

しーそーが、公園からなくなっている

 一つでも欠けると、身体の発達に偏りが出てきます。そうなると、小学校の頃に「うまく走れない」「字がうまく書けない」「椅子に長く座れない」「話を聞くと姿勢が崩れる」など困ったことがいろいろ出てきます。

  高い低いのある遊び…高い高い 飛び降り 大人の体登り シーソー
  揺れるような遊び…抱っこして揺らす 毛布を使って  ブランコ
  滑べるような遊び…ダンボール滑り すべり台
  力を入れて押し合いする遊び…お相撲、腕相撲、おしくらまんじゅう
  くるくる回るような遊び…飛行機ブンブン 回転椅子 地球

 できるだけ道具を使わないで、お父さんの身体を使って遊んであげる方がいいです。その方が、同時に愛情が愛着の器にたくさん溜まるからです。これは、父性(父親という意味ではありません)の働きです。大抵の家庭では父親の役割になります。
   注)母子家庭などでは、母親がこれも担わないといけないので
     大変です。保育所所に入れて保育士さんにでも頼みましょう。

飛行機ブンブン 歌もあります

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【参考】詳しくは、感覚統合の本を参照して下さい。


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