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およそ500字日記

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文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
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2022年12月の記事一覧

2022年12月28日の日記

2022年12月28日の日記

 ただのお湯なのに「白湯」とかいう贅沢な名前を与えられてイキるな、ブランドとしての地位を得るな。今日からお前の名前は「湯」だ!白(ハク)じゃないぞ!「湯(ゆ)」だ!

 金持ちが大みそかに鳴らすのはブルジョアの鐘。クッソ寒いね、と話しかけたらクッソ寒いね、と返してくれる人がいても寒いもんは寒い。大寒波が来るんだったらこの寒さ、あなたとカンパしたい。寒さだけなら二等分さ、鈍色(にびいろ)の長いマフ

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2022年12月24日の日記

2022年12月24日の日記

 ついこの前まで、12月23日といえば休みだったような気がする。というのも、平成年間は天皇誕生日が12月23日に設定されていたからだ。俗にいう「イヴイヴ」というやつだ。決して婚活マッチングアプリのほうではない。

 イヴイヴ、クリスマスイヴ、クリスマスと、年の瀬にここぞとばかりにイベントが詰め込まれている。イベント自体はクリスマス1つだけなのに、その前夜祭と前前夜祭を開いてイベ水増ししているあたり

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2022年12月20日の日記

2022年12月20日の日記

 大阪は空気が汚い。咳き込むことが増えたし、鼻毛が早く伸びるようになった。空気に答えが出てる街、それが大阪。おっと、ダイキンのキャッチコピーみたいに言ってしまった。新御堂はどんな日も、地下鉄を挟んで対面2車線が流れている。なにが大阪LOVERだ。0時ちょい前に新大阪駅にスウェット姿で迎えに来る時点で、そいつの居住区域は新大阪周辺で、多分1LDKの築浅社宅に住んでいるんだ。間違いない。

 M-1グ

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2022年12月17日の日記

2022年12月17日の日記

 駄菓子屋で、PayPayでお金を払った。手に小銭をいっぱい握りしめて、せっせと計算をしている子どもを横目に、私はスマホでサクッと会計を済ませた。手が塞がってても大丈夫!暗証番号も要らないしね!イマドキの子どもたちは、予算を超えないように値札とにらめっこしながらカゴにお菓子を投入していく、あの緊張感を味わっていないのだろうか。とりあえず商品をカゴに放り込んで、QRコードを読み取って、足りなかったら

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2022年12月15日の日記

2022年12月15日の日記

 今週は病み上がりの体をどろり引きずって仕事をしている。しんどいんじゃなくて、疲れただけ。休みをくださいというささやかな願いが叶ってしまったのか、先週はずっと「僕おうちに篭って虚無」だった。その反動だろう、デュエマでいうところの召喚酔い状態のまま労役に服している。オーバーヒートにインファイト、誰かしろいハーブ持ってきて。

 熱もないし、体調もそこまで悪くない。友人はみんな元気で、悲しいこともない

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2022年12月7日の日記

2022年12月7日の日記

 妖精さんになってしまった。まさか自分がなるとは思っていなかった。「まさか自分がなるとは思ってなかったものランキングTOP3」で、3位:サラリーマン、2位:無職を抑えて、1位にコロナがランクイン。流行り病の名前はダテじゃない。徹底しよう、感染対策。

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 「罹患」という言葉をコロナ禍になって初めて知った(恥ずかしながら)。しかも最初は「らかん」って読んでた。だって古の羅漢バグレンのこともあるか

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2022年12月1日の日記

2022年12月1日の日記

 暗室でのみ寄席を開くアンダーグラウンド落語家、「苦楽亭見栄無(くらくてい みえない)」を襲名しようかな。それかバリバリ近視の落語家、「小作亭見栄無(ちいさくてい みえない)」でもいいな。どっちにしよう?いずれにせよ、いかにも半人前っぽいネーミングである。そんな半人前の師匠でも走り回るほど忙しい季節、師走がおわす。

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 一人暮らしにおいて避けては通れない難題のひとつに、「自炊」がある。私は結

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