マガジンのカバー画像

およそ500字日記

98
文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

2023年1月28日の日記

2023年1月28日の日記

 喫茶店にいると、隣の卓に高齢の女性2人がやってきて、ホットケーキを食べながら会話をしていた。何気なく耳を傾けているとどうやら、何丁目の○○さんは今年で6回忌だったか7回忌だったか、というような世間話をしていた。

 亡くなってからもこうやって故人のことを偲んでもらえるのはとても嬉しいことだと思うし、私もこうやって日常の何気ない会話のシーンでふと思い出されたりしたい。
 死んでしまったらもうツイー

もっとみる
2023年1月16日の日記

2023年1月16日の日記

 YouTubeで動画を開いて、広告が流れ終わるまでの時間に他の動画を探っていたら、別の面白そうな動画を見つけてすぐにそちらを開いたらたまたま広告無しで始まって、なんか得した気分になったりならなかったりしている1日。自分の興味の移ろう早さにもはや驚きも覚えなくなった。そんなこんなで1月も折り返しである。こうやって季節は巡る。

 土日が暖かかったのもあって、週初めは少し冷え込んだ。今日に限ってはヒ

もっとみる
2023年1月11日の日記

2023年1月11日の日記

 私たちはどうやら、愛なき時代に生まれたわけじゃないっぽい。愛はおしゃれじゃないし、コレクションでもましてやファッションでもない。愛は私に噛み付いて離さないし、愛がなければスーパーヒーローじゃない。人々は愛について何かと歌う。愛ってなに?嗚呼、愛をください、Wow wow…。

 「愛」という言葉の力はとても強い。愛に引っ張られて、誠に改名したヨネダ2000がそのいい例だ。恥ずかしげもなく額に愛の

もっとみる
2023年1月5日の日記

2023年1月5日の日記

 居酒屋の終盤で起こりがちな「これ誰か食べる?」の応酬。散らばった小皿に一口分だけ残された惣菜、通称「遠慮の塊」。氷で満たされた空のグラスに、ちと荷は重い。
 こういうとき、闇を斬って真っ先に箸を伸ばすような人間こそが私である。遠慮の塊にも無遠慮なのがこの私。「食える時に食っとかないとね」、これは私の座右の銘である。美味しいものは待ってくれない、すぐに誰かの口の中、これはグルメレースにおける鉄則だ

もっとみる