河田安津子

ワインエキスパート/フードコーディネーター 2児の母 営業、人事、企画、広報、法務、…

河田安津子

ワインエキスパート/フードコーディネーター 2児の母 営業、人事、企画、広報、法務、保守的で何でも屋のサラリーマンだった私がワインと食の仕事でフリーランスで生きていくことに決めるまでのことと、決めてからのこと。 子育て、家事、日々の暮らし、大事にしていることについて。

マガジン

  • BAR HALL LIVE で会いましょう。

    街ピアノを聴きながらワインを楽しむ、 月に一度のラウンジ “BAR HALL LIVE”についてのあれこれ。 この場についてのこだわり、出来事、今後の開催予定のお知らせ、など書き連ねて参ります。

  • あの人と飲みたいワイン

    ‟あの人とワインを飲むならこんなワインがいいな”と妄想しながら書く超私的なnoteです。

最近の記事

3/12(Tue)のBAR HALL LIVE。

3/12のBAR HALL LIVEは、これでもかというような雨でした。 思えば、BAR HALL LIVEの日にこんな雨に降られたのは初めてだったような気がします。 「誰も来てはならぬ」とでも言いたげな、とにかく強い雨でした。 それでも、この日は節目の大切な日でもありました。 3月は出会いと別れの季節。 卒業、入学、進級、就職、転勤、転職。 終わったり、始まったり、変わったり。そんな節目の季節です。 そして、BAR HALL LIVEも最後になるかもしれない日でもあり

    • 2/28(Wed)のBAR HALL LIVE。

      空間の匂い 冬の空気と春の空気が入り混じる、冷たい風と温かい陽射し。 そんな日でした。 準備のために少し早めに会場に着くと、そこにはいつもの大きなガラス窓。その窓から差し込む陽、そして窓枠の長い影があって、いつもの匂いがあった。 そういえば、この匂いこれはなんの匂いなのだろう? 植物や土の匂いでもなく、人の匂いでもなく、食べ物の匂いでもない。 椅子や壁の持つ素材の匂いなのだろうか。ピアノの匂いだろうか。 そんな事を考えながら、一つ一つの物を置いていく。 音を出す前のピアノの

      • 1/31(Wed)のBAR HALL LIVE。

        " Happy Birthday to You "この曲は、どうしてこんなにも私の心を捉えるのだろう。 誰かに向けた曲だから、優しさと愛おしさが溢れるように響くのだろうか。今回はHappy Birthday to Youを2回聴くことができた。 きっと2人の方の Happy Birthday だったのだろう。 1曲は、お母さんと、小さな可愛いお嬢さんと、赤ちゃんとの3人でやってきた親子の演奏。 お嬢さんとお母さんの連弾のあとの、Happy Birthday to You 。

        • 12/29(Fri)のBAR HALL LIVE。

          2023年が終わろうとしている中でのBAR HALL LIVE。 いつものことですが、 どんな方が弾きに来てくれるのだろうか、 飲みに来てくれるのだろうか、 いつも通り、そんな事を想像しようとしてみても全く分からないのですが、来てくれた方々が、 「あ、美味しい!」 とちょっと嬉しくなるような ワインとノンアルコールカクテルをご用意しました。 時節を考慮して、今回は時間を早めて開催したので、 Openした時点ではまだ明るい会場。 冬の夕暮れに向かう時間帯の、この光も好きだな

        3/12(Tue)のBAR HALL LIVE。

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          7本
        • あの人と飲みたいワイン
          4本

        記事

          11/30(Thu)のBAR HALL LIVE。

          11月最後の日に開催された今回のBAR HALL LIVE。 明日から12月ということで、素敵なリースを飾って、ちょっと早めのクリスマス仕様にしました。 今回は開店前から待ってくださっている方々が。 前回も来てくださった方々でした。 皆で待ち合わせて、ピアノを弾いて楽しみ、ワインを飲んで楽しみ、帰って行かれる、そんな光景を見ているだけで幸せな気持ちになります。 BAR HALL LIVEが大人が気軽に集える遊び場の一つになれていたらとても嬉しいです。 今回のドリンク 今回

          11/30(Thu)のBAR HALL LIVE。

          8歳の君へ

          一昨日の帰り道、怒ってたね。 友達に「好きな男の子は誰?」と聞かれて、その質問の持つ意味がきっと分からなかった君は、素直に答えてしまって笑われたんだよね。珍しく泣いてたね。 「どうしてその男の子が好きなの?」と聞いたら、「優しくて一緒に遊んでいて楽しいから」。 その答えが君らしいなぁと微笑ましく思って聞いていたよ。 でも今日、その男の子のお母さんにたまたま会って、その男の子が支援級に行っていて話したりするのが皆よりもゆっくりなんだと少しだけ聞いて、私は胸がギューッとなった。

          10/26(Thu)のBAR HALL LIVE。

          今夜は楽しいBAR HALL LIVE。 月に一度のこの日、どんな方が来てくださるか、どんな演奏が聴けるのだろうか、どんな笑顔や出会いがあるだろうか‥ オリジナルドリンクの仕込みや準備をしながら、なんとなくソワソワ、ワクワクするのです。 このワクワクって、小説を読む前の気持ちに似ている気がします。 これからどんな気持ちを味わうことになるのかなという、そんなワクワクです。 秋も深まり、季節はハロウィン。 BAR HALL LIVEもハロウィン仕様に。 大切な友人が作ってくれた

          10/26(Thu)のBAR HALL LIVE。

          9/22(Fri)のBAR HALL LIVE。

          朝からドキドキしていました。 誰かに「今夜BAR HALL LIVEがあるんだ」って気づいてもらえているだろうか、 気づいた方に「へぇ、行ってみたい」と思っていただけるだろうか、 来てくださった方に「ここに来て良かった」と思っていただけるだろうか。 何かを企画するときはいつだってこの3セット。 だからこそ、 「来てくださった方に、寛いで楽しんでもらえますように。」 そう思いながら準備をしています。 9/22(fri) のWine List昼間の日差しはまだじっとり暑さが感

          9/22(Fri)のBAR HALL LIVE。

          再会できたら

          話せば話すほど、変な人だなと思っていた。 勿論、誰ひとりとして自分と全く同じ価値観の人なんていないし、価値観が似ている人だってそう沢山いるものではないことは重々承知している。 だから”この人は自分とは違うな”と思うのは自然なことだ。 それでも彼は「自分とは違うな」を優に超えていたし、自分の変わっているところを恥ずかしげもなく丸出しにしているところに私は好感を持った。 頼もしいビジネスマンでありながら、少年のように純粋で、凝り性で、正直。 話していて首を傾げることは数あれど、

          再会できたら

          妹と。

          私の記憶の中で一番古いものは妹に関するものだと思う。 ふわふわのタオル地にひらひらのフリルが付いた真っ白な布にくるまれた赤ちゃんが籠に乗って家にやってきた日のことを良く覚えている。ふっくらとしたツヤツヤの肌。薄い瞼を閉じてすやすやと眠っていた。 夏の日差しが布に反射して光っているように見えた。 そこに存在するだけでうわぁと胸が高揚するような柔らかくて温かくて特別な存在感。 それが初めて見た妹の姿だ。 もう一つよく覚えているのは、秋のある晴れた日に妹の小さな手を引いて一緒に

          過去に戻りたいと願う彼女と

          人の話を聞くのが好きだ。 じゃぁどんな話でもいつまででも聞いていられるかと問われたら、さすがに「どんな話でもかぁ‥」と空を仰いでしまうが、たいていの話は聞いていられる。 例えば何度も同じ話を聞かされても、そのことがよほど心に残っているということなのだとしたら深堀って聞きたくなる。 そして多くの人は同じ話を何度もするものだと私は思っている。自分も含め。 ただ、同じ話を何度もしている、等というレベルではない友人がいる。 私の知る限り彼女は数年に渡りずっと同じことを悩み、私に話

          過去に戻りたいと願う彼女と

          フリーランスになって丸1年の現在地と幸福論

          普通のサラリーマン。二児の母。飲食やワインに関する経験も実績も無い。 定期的に仕事をもらえるというような契約や約束があるわけでもなかった私がワインと食で活動するフリーランスになって丸1年。 今の仕事や暮らしについての振り返りをまとめてみました。 【仕事】ワインと食で人に心地よさと楽しさを提供することができるプロフェッショナルになりたい。 悠然と楽しく、豊かに、のびのびと生きたい。 そう思ってフリーランスになったものの、ではどうやって?というのが難しい私の活動。 冒頭でも書

          フリーランスになって丸1年の現在地と幸福論

          最高のエンタメを作るために忘れてはいけないマインド。自戒を込めて。

          バラエティ番組制作に潜入昨日は民放のテレビ局へ番組制作のお手伝いでした。 某バラエティ番組の料理コーナーのための試作で丸一日缶詰。まさに裏方に潜入と言った状況です。 バラエティと言えばお茶の間のエンターテイメント。 〇ニーズJr.や今売れっ子の芸人さん等豪華タレントさんらが出演されるとあって、沢山の人が見るテレビ番組の裏側ってどんな世界なんだろうとウキウキしました。 仕事の内容今回の私の仕事は、タレントさん達が考えた料理をその意図を汲んで形にし、レシピを作るという内容。 食

          最高のエンタメを作るために忘れてはいけないマインド。自戒を込めて。

          「先生」と呼ばれることへの小さな違和感

          ワイン講座で「先生」と呼ばれるたびに、どこか胸の奥に刺さった柔らかい棘がうずいてキュッとする。 何ともいえないこの鈍い感覚が「全力を出さねば」と即座に指令を出してくれ腹に力が入る。 「先生」と呼ばれるのが嫌なわけでも、そう呼ぶことをやめて欲しいと言いたいわけではない。でも何故かそう呼ばれると、私は、そう、少し胸がキュッとするのだ。 ワイン講座の先生それが私の立ち位置の一つだ。 私はワインに興味のある方々に向けてワイン講座を開き、ワインについて教えている。 だが実は「教えてい

          「先生」と呼ばれることへの小さな違和感

          森のマルシェ キッチンフェスタ Onlineと私

          先日、一つ大きな仕事を終えました。 「私の2020年は森のマルシェ キッチンフェスタ Onlineだった」と言ってもいいぐらい、頭と心と時間を占めた仕事でした。 最終回の配信が終わってしばらく寝かせないと言語化できないぐらい感じたことや学んだことの量が多くて、しばらく無言でグルグル考えていましたが、うずうずしてきたので仕事納めの今日ようやくPCに向かっています。 コンセプトづくりこのお仕事をいただいたのは確か5月か6月の初夏でした。 ご連絡をいただきソファから飛び起きて、

          森のマルシェ キッチンフェスタ Onlineと私

          超保守的な私がフリーランスになって「働くとういうこと」について考えた

          はじめまして。河田安津子と申します。千葉県流山市で「Nagareyama Wine Club」というワイン好きの方々のコミュニティを主宰し、ワイン講座やイベント等の活動をしています。 このnoteでは超保守的な私がフリーランスという立場になると決めるまでの事、決めてからの事、家の事、自分の事、子育ての事、大事にしていること等々、日々感じていることを書いていきたいと思います。 * つい先日までIT企業に所属し会社員の傍らワインに関する活動をしていましたが、社会人14年目と

          超保守的な私がフリーランスになって「働くとういうこと」について考えた