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通りすがり

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記事一覧

自分を探しても探しても、

何かを表現したいし、なんでもいいから表現できたら、
こころが、とっても元気になることはわかっている。
なんでもやってみればいいし、なんでもダイソーに行けばわりとそろう。
でもいざ、やろうとすると、何もでてこないし、何も浮かばない。そんなもんだ。

表現しないと生きていけない。ってほどではないんだ。そういうひともたくさんいると思うけれど私はそうでもない。
だからといって、それをしないで一生を終えると

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山小屋の妄想

頂上にある山小屋っていったらどんなん想像する?ぶっとい丸太が積み重なった、三角屋根のワンルーム。3匹のこぶたにでてきそうなやつ。そればっかり想像する。電気は通ってなくて天井近くに錆びたランタンがかかっていて、入り口のちょうど裏側に井戸があるから水はそこからくんでくる。

って生まれてから今まで当たり前みたいに思っていたけれど、山に登ってわざわざ行きたくなるような山小屋を想像してみよう。

まずソフ

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なんやかんや(33分探偵のやつ)

私の完璧なゆるくてたのしくて最高な妄想がこころを躍らせて、
その勢いで現実を1日生きたら、その可愛いこころがあっというまに疲弊してしまって、
妄想と現実のギャップを受け入れられず丸1.5日ふさぎこんでいた。

けれどもう34年生きてる。そのまま現実逃避しつづけることを選ばなかった。アコースティックギターがあってよかった。今年の3月だった。初めてギターを触ったのは。そのときの詳細をもうあまり思い出す

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マウス(not animal)ってなんて謙虚な存在

つらいつらいつらすぎる。現実を生きるのって本当に大変。
仕事を1日して帰ってきたら、もうあっというまにこころがおしまいになっていた。おしまいになるとは、使い古してぼろぼろになりもう捨てられる目前のぼろ雑巾のようになること。
別に過度な労働をしいられているわけではない。
私が今選んでいる仕事とは、ひたすら現実をかたどっていくようなもの。受け手には、「ひとつしかない正解」や「緻密さ」を届ける。空想の世

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マスターオブピース

そういえば日記をかいていたなあ。インターネットの中で。
色味ひかえめでそろえた3種類のお花。灰色がかった水色、ランドセルに貼るシールみたな模範的な黄色、そして小さな花びらが散らばったかすみ草。

窓辺にかざったその花たちに、4歳の息子はすぐ気が付く。ああ豊かだなあと思う。気づいてほしくて飾ったわけではないのだそれはもちろんのこと。お花を持ち帰りたくなった余裕があっただけのこと。それでも生けたことに

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春をよぶ ささやかな声で

7年でひとの細胞はぜんぶ生まれ変わるんだよ
3年かけてまるですべすべだけれど指に心地よいマットな質感のマグカップにぬるくなった甘さひかえめのミルクティーを注いで飲んでいるときのような安心、みたいな関係を築いた友人が教えてくれた。

うん、別のにんげんだ。まったく入れ替わっている。細胞からすべて。

だからあえてまた、書き始めることに決めた。

うっすらと、私と世界のあいだに確実にあった膜は、いつの

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私はちょーーーー頑固だ。あまりに頑固すぎて頑固だということに28年生きてきて最近ようやく気づいたくらい。ちょーーーー頑固を少しずつ、たまに頑固。に変えていく作戦をしてる。入ってると知らなかった肩のちからが、抜けてきたよーだ。何より、自分が、楽だ。

プロポーズをうけましたの話

プロポーズをうけましたの話

自分の人生に起きたことなのだけれど、実感が強すぎて(なさすぎての逆)なんだか不思議なかんじです!

その瞬間は、冬の外、陽が少し傾いた晴れの日だったのですが、一気に春がきたときの錯覚におちいりました。青、薄ピンク、オレンジ、色んな花びらが舞ってた。舞ってないけど。脳内お花畑。
身体中が火で温めたみたいにとてもあたたかくなって、なんでもできるような全能感がたちまち昇ってきました。

その日の

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今年買ってよかったもの

普段からよっぽど気に入ったものじゃないとしっかりした買い物をしない人間代表として。

●NewbalanceのCRT300WA

デザインが少しクラシカルなテイストで古着好きのおねえさんに可愛いって絶賛してもらって嬉しい。赤いNの存在感がですぎず控えすぎず絶妙です。
柔らかくてよくなじみ、履き心地グッド。

●星野リゾート界アルプスのお土産で買った 界のこんぶうめ

ほんのちょびーっとの量だけ

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イブの日に。

イブの日に。

うれしくてうれしくてうれしいことがあった。
その事自体は、とってもささいなこと。
でも私にとっては、もがいて苦しんで自分のことばっかり考えて落ち込んでふさぎこんで怖かった、人生のそんな時間をすべて肯定された気がした。
神様は見ていてくれたんだと思った。

先日、「pk」というインド映画をみた。宗教に関するタブーへ切り込んだ作品で、定まった宗教をもたない日本人の私には少々難しいところもあったが、それ

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