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【経営・戦略】効率化の非効率

効率化が色々な場所で叫ばれるようになった背景を探れば、いかに非効率と隣合わせか分かるだろう

コスパ、コスパ…とネット含め至る所で騒がれる背景にあるのは、長年続く不景気に他ならない
(好景気の時は費用対効果時間対効果より惹かれるかどうかが基準となる)

地道さを忘れた代物と言っても良いだろう

その結果、名目上の効率重視のための解雇、或いは金銭に目が眩んで愛する人や青春の1ページまでリストラ、クリエイティブで素材やデザインを探究した自分に合うような選りすぐったセレクト品じゃない安価な似非なる物(※SHEIN現象はリストラ・非効率な物のセレクトの代表例)、グレーゾーン~ブラック(頂き女子、ルフィー事件、SNSを用いた特殊詐欺、公選法違反など)でも稼ぐへと『ヒト・モノ・カネ』が流動していく

解雇・リストラされた側の努力や誠意を踏みにじられた怒り、製作者の創意工夫をパクられたり買い叩かれる悲しみ、真っ当に白く生きる人達の落胆が生まれてしまう

効率化を計ったと言いながら、企業(経営者)や政治はどのような欲求(利益)があるだろうか?
※先日綴った件を上乗せするなら、ネット配信者も経営者である
そして、ほとんどの人は欲求(利益)のためにやっている

役員報酬、利権、ステータスなどのためにを蔑(ないがし)ろにし、自分が良ければオールOKがまかり通っている

自己責任』という言葉が日本社会を独り歩きしだしたのは『派遣法改正』によって、『派遣労働者』の割合が増え、『派遣業界』、『外資』、『輸出企業』が潤い始めてからと聞く(元経済団体職員の経験からもそう思う)

国民皆保険』も『国民年金』も『少子高齢化』という大義名分を盾に、非効率だからなどと言って、いつの間にか外資が参入し、『国民年金』は今や頼りが『米国株式』の『インデックスファンド』に切り替わり、『国民皆保険』は『アフラック』に様変わりしてきた

効率化の名のもと、日本の文化すら解体されてきたのだ

本来の効率化というのは、『(趣味・恋愛・仕事どれをとっても)様々な事に手を出すのではなく、失敗してもがむしゃらに1つの事(1つの目的意識のもと)に打ち込む』事だと僕は今も信じている

それに古いも新しいもない

なぜなら、そういった効率化は成功、失敗関わらず、その人に多くの経験と知識というかけがえのない財産をもたらすからだ

効率化のために『無駄』と捨てられた時間、物、人が意味を持つのは、本来『無駄などない』と強く信じた瞬間からだ

効率化のために、経営者・企業・政治が、頑張ってきた人の命・時間・創意工夫を無駄にした結果は、憎悪・不支持・不祥事・逮捕…と繋がる事が大いにある

最近騒がれている私人逮捕系で悪質なモノは、『通報すればいい案件』を、効率化の名のもと、正義感を盾に、承認欲求とお金を得た結果である

逆にいかに非効率か明確だ

僕が今、即興で綴るなら『地に失敗しながら歩くのが王の。遠回りこそ近。』

故事から引用するなら『急がば回れ

童話「うさぎとかめ」のうさぎになりたいなら、下地をしっかり築いて表面だけスマートに見せる(影で倒れるまで創意工夫・努力→唯一無二)

効率的に短期間で利益を上げるなんて、強い信念があればこそ、逆にそう簡単に出来ない

ファッションやアートでも、信念を強く持ち作成するクリエイティブなものに効率化の概念は存在しない

僕はそう思い、目的意識を変えず、今も生きている

他のブログ記事やX(@1231stars)にて、より専門性の高い経済学心理学即興作詞(期間限定・楽曲付きあり)を扱っているので、そちらもチェックして頂きたい

©2018 Yuyu#6








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