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泣くに泣けぬ詩集

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詩集を作成中。
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#創作

詩 ヘブライ語の書き方

ヘブライ語 なかなかなじみのない言語ですが イスラエルあたりではまだ使うそうで ユダヤ教の…

詩 インドに斃れる

インドでの言い回しにあることですが 人が死すとき死したとき あの人はフィニッシュした とい…

詩 クジャクが羽根を誇ること

クジャクの羽根の その意図は 雌をとりこにするために そのためだけにあるそうです たしかに…

詩 私やあなたがつくったものは

冬のうちに行きました 古代の遺跡の展覧会 これがなかなかに壮観 あのあたりの歴史の おおき…

詩 使命とは命を使うこと

と そのように本に書いてありました いい本でした まず間違いなく これは私に影響する本でし…

詩 当院でご相談ください

人は病を得るので そういうものなので 医者に行かなくてはならぬ日もありますね ずっと健康体…

詩 褒めて薄く伸ばす

自分を褒めるといいそうです ものの本にはそうあって 今日やったこと 言動や行動や態度 それらの中に 褒めるところを探すのです 私は何を褒めましょう 飯を食ったことですか いいね 音楽を聴いたこともね いいね 本を読んだらそれこそ 超いいねスキ百個と なんでもいいから褒めたれば 心はなんだかよさげではないですか もっとこう 道に飛び出した猫を助けたとか 女子を痴漢から守ったとか 果ては地球を救ったとか 善行のあれこれ そうしたドラスティックなことのほうが 褒めるにはいいんでしょ

詩 負けを認める

ああ どれだけなまけていたのでしょう ええ 途方もなく長い時間を なにかで浪費してしまって…

詩 ウォッチ・ウォッチャー

時計の箱を買いまして 時計をしまう箱でして 天板は透明なガラス その他は黒色 また無駄なカ…

詩 半径五十センチの魔法

世にもいわれておりますが 昔の作家のいうことですが 十分に発達した科学技術は 魔法と見分け…

詩 デジタルには味がない

アマゾンのほしいものリストに 買おうとしていた読書ノートがあったのですが さきほどその商品…

詩 冬の夜の一瞬の

冬の鍋料理には 温まるものですが 温まったからといって ぬくぬくとしたからといって それは…

詩 東狂都

生まれ育ちがどうであれ いつ生まれようとも 東京だけはいけません もしそこに生まれてしまえ…

詩 先生の次回作にご期待ください

(金井略) 書けませんか 書けますか 結局私たちは問われておるのです 私があなたたちが これから何を書けるのか ペンを持つこと いまではキーボードに両手を構えること さても最近ではスマホで入力すること 共通するのは指を使うくらいのものでしょうが 何にしても 書けませんか 書けますか 世界からのお問い合わせがいま私たちの前に 目に耳に 迫ってきておりますから これに応じて 書けると答えねばならない いざかし参りましょう 書ける人々 この世であなただけが書けるものを書く そんな