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梅雨のあいだの不調との暮らし方

梅雨入りして、よく雨が降っています。
この期間の雨は生き物たちにとって恵みの雨で、雨あがりの度にその緑の色を深めていきます。

ところが、人間にとってはちょっとやっかいな時期なようで…
レッスンや講義で行く先々でみんなの体調を聞くと老若男女関係なく低気圧による不調がツライとよく聞きます。

わたし自身もコンディションがよくない時は低気圧に影響されることがあるのでよくわかります。
そんな時は体を動かすことをオススメしていますし、わたしもそうします。
個人的には有酸素運動より筋トレやピラティスが効果を感じます。
この時期、呼吸法や瞑想をするのにも向いていると思います。


とはいえ、体や気分がだる重かったり痛みを感じている時に体を動かそうという気にならない気持ちはわかります。

低気圧時は文字通り圧力が下がるので血管やリンパ・体全体がむくみ、体をめぐる体液を循環させる圧力も小さくなるため血流は悪くなり、老廃物は流れず滞り、栄養も行き渡りにくくなり体は冷えていきます。

これによって古傷が痛んだり、頭痛・腰痛や肩こりを引き起こしたり、副交感神経が優位になって喘息が出るひともいますね。
体を動かすことで筋肉が動き、血行を促進させるため冷えや酸素不足が解消され、不調が軽減されることが多いです◎

薬を飲んで横になってやり過ごすのにうんざりしているひとはぜひ一度、試してみてください。
やってもダメな時もあるし、効果が一時的ですぐまた調子が悪くなることもあるので100%じゃないですが、わたしの体感では60%~70%の確率で改善します。
試してみる価値はある数字でしょ?


こうやって現代人はなんとかこの低気圧を乗り切っていくのですが晴耕雨読というように、そもそもこの時期は活動的になるよりのんびり過ごすことの方が向いています。
だからか日本ではこの時期に行う手仕事がたくさんありますよね。


わたしは毎年この時期に赤紫蘇ジュースと梅シロップを仕込んでいます。


梅雨が明けて暑い夏がやってくると、暑い外から帰ってこれらを炭酸水で割って飲むと、体に溜まった熱がスッと下がって気持ちいいです。
食欲が落ちる時にもいいですし、お肌もいい感じに◎

残念ながら今年は梅も赤紫蘇もいつもお願いしているところから手に入らなかったのでシロップは仕込めてないのですが。
まだどっかで手にはいらんかなぁと探しています。
らっきょもチャレンジしてみたいな。

そして今年はちょっとだけ梅干し用の梅が手に入りました。

これが見てビックリ!
すももかな?って思うくらい甘酸っぱいフルーティな香りがして、袋に顔を突っ込んでずっとにおいを嗅いでました。笑

紫蘇もなかったので今回ははちみつ梅を漬けてみることにしました。
初挑戦でしたが、クックパッドで調べたらたくさん出てきました。
ほんとクックパッド様様。
なんとジップロックで漬けれるというので少量なのでやってみました。


漬けて2~3日でこんなに梅酢があがってきました。
これもお料理に使えるので楽しみ。

梅雨が明けたら梅を干して完成です。
うまくいくといいなぁ。
こうやって梅雨の時期に準備をして夏に備える時間もなかなか楽しいものです。


環境が変化する時、わたしたちの体もそれに影響して状態が変化します。
現代の日常生活は毎日同じコンディションを求められてしまうから、この変化をただ煩わしいものとしか思えなくのですが、それは今の生活環境と自分の体の環境がマッチしていないというサインなのかも。

とはいえ生活があるのでそんな悠長な!と思うかも知れませんが、1日のうちの1時間でも30分でもいいから自分の体を整える時間を処方してあげてください。


そして最近は人から自分の体調を訊かれることが増えましたよね。
以前なら少々の体調不良は見て見ぬふりすることが多かった人も、今はそうはいかなくなりました。

これは、わたしがクラスで生徒さんにもお話しているのですが、そんなとき、適当に答えるんじゃなく今日の自分ってどうなんだろう?って自分の体をよくよく観察する時間を作ってみてほしいです。

体の痛み・重さ・呼吸・機嫌・頭の中の忙しさ…色々チェックしていくとその時々で常に変化していることに気づきます。
次第に「それがなぜ起きているのか」と結びつくようになり対処法もわかってきますから、ぜひ自分の体ともうひとつ仲良くなるための習慣として、ちょっと丁寧に「体調チェック」してみてください。

ご自愛を。


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