見出し画像

出逢う人全員にプロポーズするような気持ちで

人との出逢いは一瞬である。

自分から終わらせた出逢いもあったし、自然と消滅していった関係もあった。

私はバイトが変わったり、コミュニティに所属したり、仕事が頻繁に変わったりすることが多く、人との出逢いに刹那さを感じる機会がよくある。

大学4年生の時、私は画材屋で短期のアルバイトをしていた。そこで出逢った人たちは私が入った当初からよくしてくれていて、お昼ご飯を一緒に食べたり、お菓子をいつもくれたり、美術の本を貸してくれたり、なかなか仕事内容を覚えられない私に親身に仕事を教えてくれたりもした。

画材屋のアルバイトの期間は2ヶ月。そこにいる人たちと話したいことは山ほどあって、彼らの昔の仕事の話や学生時代の話を毎日聞いていた。
「明日も会えるだろう」という期待感を持って会っていたからか、一番言いたかったことを言えずに別れてしまった。

同時期に私は好きな人がいて、その人をどうやってデートに誘うかばかり日中考えていて、バイト中もその人のことで頭がいっぱいだった。
初めて自分からデートに誘い、その人の好みを徹底的にリサーチし、お店を提案し、その人の興味のありそうな話を振った。
関係は進展せず、結果自分から関係を切ってしまった。

人生で出逢える一握りの人。
つい私たちは目の前の出逢いを浪費してしまう。
最初から諦めて付き合うことで、可能性を狭めてしまっていることもある。

人生を変える出逢いは必然のように感じるし、そうでなくとも目の前にいる相手は学ぶために出逢っているのかもしれない。

その時私は、期待ばかりして言いたいことを言えずにお別れするのは嫌だと学んだ。
それから私は、相手に対して伝えたいことは言うようになった。
特に職場が変わる人に対しては、その日その場で「逢えてよかったです」と言う。悲しみだって表現する。
いつかまた会えるかもしれなくても、私にとってもその人にとっても今日が最後の日なのだから。


自分の在り方や言葉次第で、どんな関係も素敵なものに変わる。
今日からまた私は、終わる関係であることを意識して目の前の人と関わり合う。

読んで下さりありがとうございます♡ 勉強代や学びに使わせていただき、より良いものを届けられるようにします!