AkaneMasuda

日本生まれ。 バンコクとソウルでの暮らしを経て、 東日本大震災後に帰国。 海の近くの山…

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日本生まれ。 バンコクとソウルでの暮らしを経て、 東日本大震災後に帰国。 海の近くの山の麓に移り住む。 季節の移ろいを感じ、 庭仕事・手仕事を楽しみながら暮らす。

最近の記事

ティクナットハンの旅立ちから2年    プラムビレッジを訪れたふりかえりと今

タイのプラムビレッジを訪れたのは4年前。 母が旅立つ2週間ほど前のことだった。 1年ほどの闘病期間から母の余命宣告。そのことに対してどう向き合ったらいいかわからなくて私は深い悲しみに暮れていた。あの頃は毎日泣きながら眠りについていたし、今でも母を思い出さない日は一日もない。 毎週県をまたいで病院まで数時間の面会のために足を運ぶことや最期を迎えることへの畏れからパニックになりやすい彼女の容体にヘトヘトになっていた頃。 家族を残して日本から離れることに後ろ髪をひかれつつも藁

    • せっかくの年のはじまりに楽しいことを思い描いておきたい。

      My 100 2022年末、友人たちと移動中の車の中でとりとめない話をしていく中で翌年のやりたいことの話をした。 忘れないうちにメモしたそれらは一年たってみると笑っちゃうくらい実現できていないのだけれど、2022年に成し遂げたことを振り返ってみたら「あぁ、がんばってきたんだなぁ」って自分を労えることができた。 自分の思い通りになんか未来は描けないかもしれないけれど、一歩一歩を歩み進められてはいるんだなって感じられた。 2023を振りかえる。 合わせて読めるようにし

      • あっという間に過ぎ去ったように感じる一年をみつめなおしてみる

        2023のこと①資格 天職だと今も思っているし、大好きでずっと続けてきた専門職。 理想と現場のギャップやハラスメントから一歩離れてみた昨今。 「自分のやってみたいこと」や「好きなこと」 さて何ができるかなって考えている中で、一つの資格に向き合った年初め。 人にみられたり何が起こるかわからない本番にめっぽう弱い私。実技も含まれる試験に向けてドキドキの連続で、本番も思わぬ事態が起こったけれど、腹を括ってなんとかやり遂げた。 祝・合格 その資格が仕事に生かせているわけで

        • 足のサイズを計測して皮を裁断し、世界でひとつの靴をつくる

          自覚はしていたけれど どうやら私は一から何かをつくることが好きみたい。 SNSが過去の自分の靴作りを思い出させてくれた。 鎌倉・日用美での てのひらワークスさんのWS 私の足は足首が弱いうちだおれの足 両足のそくちょう(長さ)やワイズは両足のバランスが良いそう ララパーやミンクオイル・柿渋のお手入れについて聞きつつ、 自分の足型を図り、皮を切断(今回は豚皮) インソールやアウトソールでの調整 皮の部位の使い方をうかがう (おなか部分は繊維が荒く、背中部分はつるっとキレ

        ティクナットハンの旅立ちから2年    プラムビレッジを訪れたふりかえりと今

          種を蒔いて収穫した麦からヒンメリをつくる

          はじまりは2019年 未来の暮らしをつくる菜園教室で集った仲間と海の家の廃材をいただいてレイズドベッドを作って菜園をはじめた。 秋まきのもち麦は小型のレイズドベッドへ。 季節が移り変わると美しく輝く 2020年初夏 収穫と脱穀 大きく成長した麦を収穫して脱穀 それからは種を紡いではいたけれど 麦わらはてつかず そして 2022年 冬   ついにヒンメリになりました 3年もの月日がかかったけれど 心の片隅にあったのものにエイッと向き合う時間は いつかしら

          種を蒔いて収穫した麦からヒンメリをつくる

          今日という日

          震災がおきたあの日 私は日本にいなかった。 「日本で地震!家族にすぐに連絡を!」 という友人からのメッセージ。 「日本は地震が多い国だからねぇ。。」と悠長に構えていた。 しばらくしてからニュースで事の重大さを知った。 家族の安否はすぐに確認できたけど、画面の向こう側の現地の様子が気になって、生中継のウェブニュースをPCで眺めては心配や不安からあまり眠れずに過ごした日々。 復旧は進んでいると思って帰国した4ヶ月後の日本。 計画停電で薄暗く重苦しい雰囲気を感じたのを記憶し

          今日という日

          寒仕込みと季節のしつらい

          大寒 一年で一番寒いとされるころ 味噌や醤油 身体はうずうずと寒仕込みをしたくなる 大豆に 塩に水に こだわりがつよくて探求したくなる性分 あるとき麹にも目を向けた 季節の移り変わりを味わう日々 今年は季節の室礼(しつらひ)も意識していきたい さて何を仕込もうか

          寒仕込みと季節のしつらい

          暮らしと移住

          ここ数年で岡山に足を運ぶようになったのは、岡山に住む人々とのつながりができたのが大きい。 友人の1人は2017年に移住した。 場所は和気町(わけちょう)。 実際は彼に聞くまで耳にしたことがなかった地名で、おためし移住や移住促進のキーパーソンがいて年間100人ほどの移住者がいるというのを知ったのはまたしばらく経ってからのこと。 彼は『蒔く』という屋号で季節の移ろいを観察しながら、自然と向き合うことを何より楽しんでいる。 在来種のルーツや成長の様子を語る姿からいろいろ伝わっ

          暮らしと移住

          フォレストガーデンの先にみえるもの

          浜松のフォレストガーデンのことは度々耳にしていて、月日を重ねるにつれその評判は増していたように思う。 念願かなって訪れられた気持ちのよい秋晴れの日。 入口すぐから目に入った葡萄棚はバークレーのエディブルスクールヤードのラマダ(集会場)を彷彿させて、ウェルカムされた気分。 産まれて数ヶ月の赤子を含めた子どもたち5人と大人11人が大きな輪となった。 「緊張するとしゃべりすぎちゃうんだよね〜...」 ユーモアを含めてナビゲートしてくれる語りからは自然への敬意と愛情を感じた。環

          フォレストガーデンの先にみえるもの

          種を蒔いて綿を収穫し紡いだ糸から布を織るとしたら

          最初に和綿の種を蒔いたのは2020年5月 収穫はほんのすこし その次に蒔いたのは2021年の初夏 冬に山梨の博物館でわけてもらった和綿 庭のレイズドベッドを眺め アオイ科の花の美しさに見惚れ 巾着みたいな蕾が膨らむのに心躍らせ 綿が姿をみせると希望を感じた そして2022年のこの夏 葉山コットンプロジェクトをはじめ葉山和綿のプロダクトを作っているneem に相談して篠(しの・棒状の綿)にしました ここまで 種を蒔き収穫→綿くり(種を綿を分ける)→カーディング(ほぐして

          種を蒔いて綿を収穫し紡いだ糸から布を織るとしたら

          はじめてラジオに投稿したら採用されたおはなし

          The story about I posted on the radio for the first time and it was adopted.I asked to Korean radio station about organic school lunch. はじめてラジオに投稿したら採用されたおはなし 라디오에 처음으로 투고했을때 채용된 이야기. 친구가 KBS의 퍼스널리티가 되었으므로, 서울의 친환경급식에 대해서 질문했어요(일본어). Cho

          はじめてラジオに投稿したら採用されたおはなし

          하자센터 (Haja center)と노리단(noridan)

          数年前、ソウルにあるハジャセンターを訪れた。 ハジャセンターはソウル市と延世大学が運営する青少年センター。 この時の目的は土壁と土から作るアースオーブン。 カイル・ホルツヒューター(左官職人)によるレクチャー。 何日かかけて重なり合っていく土の美しさに目を奪われた。 フィル・キャッシュマンによるアースオーブンWS 時には手足を動かしながら楽しく、時には対話を大切に自分とみんなとのつながりを大切にしている様子が印象的だった。 以下はハジャセンターで行われているプログ

          하자센터 (Haja center)と노리단(noridan)

          パーマカルチャーの5つの心構え

          1Problem is the Solution. 問題は解決。 2The yield is theoretically unlimited. 収穫は無限にある。 3Work with nature ,not against. 自然に逆らうのではなく、ともに働く。 4Everything gardens. すべての生き物には適した生き方がある。 5Least change for the greatest effect. 最小の変化で最大の効果を得る。 2018/S

          パーマカルチャーの5つの心構え

          できるかできないかとやるかやらないか

          20歳くらいのときマニュアル免許をとってから、ずっとペーパードライバーだった。 この半年くらいでポツポツと運転をするようになった。 父が一人になったことからはじめた地元へ行ったり来たりな二拠点生活がきっかけでもある。 この間初めて市内をでて自然豊かな場所まで遠出した。 それまでは近くの大きな駐車場をぐるぐるしたり、あまり大きすぎない道路での運転だった。 その時の会話。 父『ここの道は難しいから、おまえの運転で行けるかな』 私『あのね、「これはあなたにはどうかな、や

          できるかできないかとやるかやらないか

          U.P.Lab (アーバンパーマカルチャーラボ) at 東京都江東区

          U.P.Lab (アーバンパーマカルチャーラボ) 東京都・有明にある武蔵野大学•有明キャンパスへ行ってきました。 目的は校舎の屋上菜園! 案内してくれたのは大学で環境システム学科の教授を務める明石修くん。 オンライン化が進んだこの2年の中でひさしぶりに屋上を訪れると、葉は生い茂り自然に育った桜の木は大きく成長していたそう。 世情が落ち着いてからの毎週の活動には他学科の学生や卒業生まで足を運んでくるようになっているんだって。 パーマカルチャーをベースに運営されるこの場は

          U.P.Lab (アーバンパーマカルチャーラボ) at 東京都江東区

          水の性質

          お友達の美味しいごはんとともに 四柱推命で鑑定していただけるということで 気軽な気持ちでお願いしてみた 初対面なのに前からの知り合いのように 私の性質について的をえてお伝えしてくれ これからの自分に落ち着かない日々を過ごすここ数日です 四柱推命は生年月日を元に陰陽五行の木火土金水になぞらえてみていただく (私の解釈) 私は水の陰 イメージとしては葉っぱの上の露みたいな感じ オラクルカードとか数秘とかマヤ暦とか いろんなものにふれてきたけれど 今回は病気に気をつけてとい

          水の性質