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音楽家夫🇮🇹と南ドイツ在住🌱🌿🌲🕊元公立小学校教諭。 シュタイナー教育を勉強しながら、子…

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音楽家夫🇮🇹と南ドイツ在住🌱🌿🌲🕊元公立小学校教諭。 シュタイナー教育を勉強しながら、子どもたちに授業をしています。slow × art × educationを求めて。 公立小学校教諭▷ブータンで美術教諭🇧🇹▷シュタイナー教員養成大学院修士卒🇩🇪

マガジン

  • ブータン王国のあれこれ

    2017.7~2019.7まで2年間住んでいたブータンの教育、文化、あれこれ。

  • ドイツのシュタイナー教育事情

  • レッジョエミリア=アプローチ

最近の記事

幼児教育の父フレーべルに学ぶ。ドイツ・フレーべル博物館① 〜世界で初めての幼稚園〜

Friedlich Fröbel(1782-1852)「幼児教育の父」フリードリヒ・フレーベルは、1837年にドイツに世界で初めての幼稚園を作りました。その幼稚園は現在、博物館となり大切に残されています。 18世紀後半、ドイツの家族は労働ではなく、愛情によって結びつき、一般市民も子どもの才能を伸ばす教育システムに関心が高めてはいましたが、子どもを家の労働や農作業に使うことがまだ普通のことでした。 フレーベルは子どもを庭に咲く花にたとえ、「子どもが花を咲かせるには、一人ひと

    • 子どもたちの心に寄り添い続ける

      場所やキャリア、環境などの外のことが変わっていっても、 私自身生涯きっと変わらないであろうことは 「子どもの心に寄り添い続ける」ということだと思っている。 本当にエゴでも夢でもなく、自然にできて、気づいたらいつでもしている。 自分の使命のように感じている。 * だからこそ自己教育は欠かせないなぁと もっともっと精進したい。 子どもたちは年齢が上がれば上がるほど フィールドや度合いは全く違えどどの子も自分・世界との葛藤が生まれる。 男の子でも女の子でも、やっぱり9・10歳にな

      • 今起こっていることは、自分の鏡

        今日は嬉しいことが2つあった* 1つめは、私の大切な友人とまた別の大切な友人が出逢い、 一緒にとても素敵な時間を過ごすことができたこと。 もうひとつは、新たな出逢いをしたことで、 自分が本当に大切にしてきたこと・していきたいことを再確認できたこと。 * 教育を真剣に学び出したきっかけや 大学時代に学んでいた『学び合い』や「学びの共同体」について。 通常学級の中の発達障がい・グレーゾーンの子どもたちへの配慮 特に主要科目をどう教え、評価をするか。 「誰ひとり取り残さない」教育

        • 楽しみなことは憂鬱でもある

          「楽しみなことは憂鬱」 題名からばりばり、憂鬱質×粘液質を感じますね〜。 さて。今週末、イタリアの義実家に行きます。 そして今回は大勢で集まるパーティーに参加します。 アンソーシャルなので本当にドキドキです。 * 私はイタリアという自分にとって非現実な場所がとても大好きで、 同時に、予定が近づくととても憂鬱に感じます。 (私はドイツに住んでいますが、イタリアの義実家に一年に3〜4回ほど帰ります。夏は長期。) * とにかく自然(海!)が美しく、 自分の内面はのびのび自然の中で

        幼児教育の父フレーべルに学ぶ。ドイツ・フレーべル博物館① 〜世界で初めての幼稚園〜

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        記事

          取捨選択をした先に

          こんにちは* 私の中で抗いようのないなにかが、ドスン音を立てて落ちてきて、 やりたいこと・やりたくないことではなく やらなくてはいけないこと・できないことを選ぶような日々でした。 そして自分が選択した(せざるを得なかった)ことの ほとんど全てはできないこととなりました。 極論、ほとんどのことは、今やらなくても、誰も死なないのです。 私という体は、食べなくても飲まなくても死なない。 →むしろ、食べ過ぎの方が体に悪い 一日くらいお風呂に入らなくても大丈夫。 →その分休もう

          取捨選択をした先に

          ドイツの原子力発電所廃止について。

          こんにちは。 「書く」と決めたら書きたいことが溢れて止まりません。 いろいろと回想をつらつらと。 * 今日は2023年4月15日。 今日から、ドイツのすべての原子力発電所が止まります。 個人的にずっと楽しみに待っていた、嬉しい嬉しい日です。 私は2019年の8月にドイツへ引っ越して来ました。 大学院に入学したのですが、ドイツを滞在先に決めた理由の一つが 2022年までに原子力発電を完全に廃止 するという方針でした。 先進国でこんな国があるんだ!と調べれば調べるほど 一度も

          ドイツの原子力発電所廃止について。

          アイスランド旅行記① 「休む・遊ぶ」ということ、旅の醍醐味編

          こんにちは!わたしは今、憧れのアイスランドへ来ています。今年のOsterferien(イースター休暇)は雄大な自然、美味しい空気と水を味わいます* ドイツは4月にイースター休暇があり、 3月末にサマータイムも始まって日がどんどん長くなっています。日本との時差も夏は7時間に♫ 長くて暗くて寒い冬を終えたヨーロッパはこの春〜夏のこの季節が最高です。 * みんなワクワクしながら、 半年ほど前から春や夏の休暇の予定を立てます。 * 学生も社会人も、休暇は休暇。 勉学も仕事も休み、し

          アイスランド旅行記① 「休む・遊ぶ」ということ、旅の醍醐味編

          迷っていたけれど本当にやってよかったこと*私のレーシック体験記②〜めがね捨てました〜

          こんにちは。今日は私のレーシック体験記の後半になります。 前半の手術まではこちらの記事をご覧ください◎ https://note.com/preview/na3028740ff14?prev_access_key=68a09ab47c1a77b13566a33250d28432 1、カウンセリング午後3時になり、またクリニックへ戻りました。検査の結果も出て、結果に基づいてどんなプランにするかカウンセリングをします。私は結局自分の角膜の薄さで視力が戻ってしまうことが懸念され

          迷っていたけれど本当にやってよかったこと*私のレーシック体験記②〜めがね捨てました〜

          迷っていたけれど本当にやってよかったこと*私のレーシック手術体験記①〜めがね捨てました〜

          こんにちは。今回は私のレーシック手術体験記①です。長くなるので2回に分けます。 2022年9月28日に検査と手術を受けて、現在23年4月、約半年が経ちました。私も実際にnoteでたくさんの体験記を読み漁り、納得してレーシック手術に臨むことができました。今、レーシック手術をしようか迷っている誰かの役に立てたら嬉しいと思い、書き残すことにしました。 * なお、一個人の体験談を載せているだけで、特定の病院やレーシック手術そのものを推奨するものではありませんので、個人の判断にお任せい

          迷っていたけれど本当にやってよかったこと*私のレーシック手術体験記①〜めがね捨てました〜

          2年ぶりのnote・・・ドイツで大学院卒業、国際結婚、語学などなど

          お久しぶりです。 綴ることや発信することは昔から大好きなのに、 公開することや「見られる」ことに疲れてしまい・・・ (自分から見せているのというのに) どんな媒体でもメッセージが来るととても嬉しいのに、 返事をすることがとても億劫になってしまうのです。 質問や相談をされることが多くなり、請け負えなくなってきたので ここのところ、めっきりと閉じてしまっていました。 SNSを通じての出逢いはかけがえのないものも多く 自分の今いる場所では出逢えないような同じような志や 目指すも

          2年ぶりのnote・・・ドイツで大学院卒業、国際結婚、語学などなど

          ドイツのシュタイナー学校の先生から教わったイースターエッグ染めの方法

          お久しぶりです。もうすぐ季節はイースター。おうちにあるものでかんたんにイースターエッグを染める方法をご紹介したいと思います。 <必要なもの> ①お茶(カモミールティー、紅茶、緑茶、なんでも!)、コーヒー、玉ねぎの皮、ビーツやキャベツなど。 ②お酢 ③たまご ④飾りの草花 ⑤使い古したストッキング ⑥ひも 基本的にこの材料で作ることができます。 初めてYouTube動画を作成してみたので、ぜひ参考にしてみてください。 ドイツのシュタイナー学校で、実習先のメンターの先生が

          ドイツのシュタイナー学校の先生から教わったイースターエッグ染めの方法

          ブータンの学校の進級システム、試験について

          クズザンポーラ!(こんにちは) 今日は、ブータンの学校の試験(2019年時点)について紹介します。 * ブータンの学校は、新学期が2月始まり、11月終わりの2学期制。 2月〜6月の1学期、7月は夏休み。 8月〜11月の2学期。11月半ば〜2月の始めまで冬休み。 休みが長いですが、みんな実家に帰って農作業の手伝いをしたり、のんびりと家族で過ごします。 * 夏休み前の6月末と、冬休み前の11月半ばに年に2回の大きな試験があります。 Midterm examとFinal Exam

          ブータンの学校の進級システム、試験について

          外国人局での手続きなしに、ドイツの学生ビザ延長ができた話【2020年夏】

          ◎はじめに・・・ ドイツのビザ発行や延長については、州や外国人局の担当者によって対応が一人ひとり、全く異なります。他の人の状況や、他のビザのことは全く分かりかねます。 これは学生ビザが郵送手続きで完了できた私の一例であることを予めどうぞご了承ください。 * * 私は学生ビザでドイツに滞在しています。 日本人は、普通90日間であればドイツはビザ無しで滞在できるので、長期滞在の場合でも入国後にビザを申請します。 私は、2019年8月にドイツに入国し、 書類を整えて8月末にビザ

          外国人局での手続きなしに、ドイツの学生ビザ延長ができた話【2020年夏】

          コロナ禍におけるドイツから日本一時帰国レポート【2020年8月】

          先日、ドイツ(フランクフルト)から無事に日本(羽田)に帰ってきました。 刻々と状況は変わると思いますが、空港や検査の様子など8月最終週の様子を記録として残します。 【7月末】 JALによる帰国便を決め、フィンランド経由で羽田に帰る便を予約。 普段よりも航空券の値段は安く、フランクフルト⇄羽田往復で€800+ 【渡航数日前】 ○航空券キャンセル フィンランド政府が日本の感染者数増加を受けて24日から日本からの入国を再制限。 それを受けて便が減り、私の乗る予定だった便も欠航と

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          ドイツの学校、コロナ禍での現場の様子

          * * 今日は、とあるドイツの小学校のコロナ禍での現場の様子をご紹介します。 ドイツは連邦政府制の政治体制のため、中央政府で決められたことを州政府がより細かい取り決めを加え、「州令」として市民に公布します。これを規則として学校における細かい取り決めがなされます。 5月18日(月)ドイツ・ヘッセン州では子どもたちの登校がやっと再開しました。しかし、許されているのは「小学校最高学年と、中学生」の登校。小学6年生だけが、ひとクラス15人制限、机の距離を1.5m間隔を空けることを

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          「教育は芸術でなければならない。」シュタイナー教育理解について。『教育のための一般人間学』より

          「教育は単なる学問であってはならず、芸術でなければなりません。 感情内で絶えざる営み抜きに学びうる芸術など、どこにあるでしょうか。 しかし、人が生き生きと持つべきこの感情、教育という偉大な命の芸術を実践するために持つべき感情、教育のために持たなければならない感情、 これは、大宇宙や、大宇宙と人間との関連を考察することによってのみ、初めて点火されるのです。」 『教育の基礎としての一般人間学』ルドルフ・シュタイナー著、森章吾 訳 勇気の要ることですが、少しずつシュタイナー教育理

          「教育は芸術でなければならない。」シュタイナー教育理解について。『教育のための一般人間学』より