Eme suzuki(からだのアトリエ バオバヴ )

おどったり、からだを整えるワークショップを行なったり、子ども達とヨガをしたり…… 様々…

Eme suzuki(からだのアトリエ バオバヴ )

おどったり、からだを整えるワークショップを行なったり、子ども達とヨガをしたり…… 様々な身体表現にまつわることをライフワークとしています。noteでは、療育に関するからだの勉強会やWSのレポート、観察日誌等を掲載しています。(参照HP:baobab-karada.com)

記事一覧

のびのびばplus 6回目

今回も、療育ムーヴメントを、2種、体験しながら、からだに起こるさまざまなことをシェアしていった。 最初に体験した療育ムーブメントは、身体認識、空間認識…と、動き…

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.53

今月のバオバヴカフェでは、継続参加者の花沙さん主導で、エヴァ・フェダー・キティの「愛の労働あるいは依存とケアの正義論」を読み始める。長いタイトルだが、ここに全て…

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.52

3月のバオバヴカフェは、「アートとケア」の最終回。自身も引きこもり経験のある、渡辺篤さんの章を読む。 「想像しえない他者をつなぐ」の章。この方の、優れたプロジェク…

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.51

2月のバオバヴカフェは、「育児、家事、エッセンシャルワークなどの、不可視化されやすい労働に潜む政治性やジェンダー規範、倫理観に手芸の技法で光を当ててきた」(美術手…

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.50

1月のバオバヴカフェの前半では、「ケア」という言葉からイメージすることをシェアしたりと、身近なところから、「ケア」にまつわる言葉をやりとりする。「子育て」「介護…

のびのびばplusという場

今年初めての「のびのびばplus」。 療育ムーブメントを体に通していく。この動きを通して、何を子どもに伝えていくのか、からだに軌跡を残していくのか、というところから…

のびのびばplus 4回目のこと

今回も(2023、11/22)、SEE LEARNING(https://www.seelearningjapan.com/202403ws)のお助け術について、じっくり取り組みました。自身のからだに意識を向けるための導入が、…

2024年によせて

2024年、元旦、能登半島地震、、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。 同じ1月に起きた阪神淡路大震災で被災した身として、その後も続く余震の恐怖が思い出されま…

のびのびばplus 3回目のこと

3回目の「のびのびばplus」も、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。 からだの感覚を研ぎ澄ます作業は、他者と…

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.49

今回から、美術手帖「ケアの思想とアート」(2022、2月号)も扱い、まずは「傍らにある生を照らす、美術の向き合い方」の項をシェアしました。2人のアーティストは、身近な兄…

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.48

先月のカフェも、引き続き、「ポリヴェーガル理論」を扱いました。現場での大人や子どものからだの様子を、あえて「色」で、見ていくことで、赤や青の状態がずっと続くこと…

のびのびばplus 2回目のこと(7/12実施)

2回目の「のびのびばplus」は、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。 ダンスに関わっている人なら、一度は通って…

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.47

今回のバオバヴカフェでは、支援の必要な子供達にとっての、「安心、安全」な場所についての話題が出ました。そういう場とは、「あたたかい」「そのままの自分でいられる」…

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.46

6月のバオバヴカフェも、「ポリヴェーガル理論」について。 自分の状態を客観的に見る指標として、「赤、青、緑」という色を使うことはわかりやすい、と参加者同士で一致す…

大人のみなさんと「のびのびばplus」、スタートしました!

先日、6/7に行った「のびのびばplus」。 告知の際に、「バオバヴカフェ同様、共に学び、探る意欲のある方、おどることはもちろん、教育、保育、療育、からだ、アート、セラ…

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.45

先月の「バオバヴカフェ」では、再び「ポリヴェーガル理論」について。詳しくは、下記に花沙さんが、書いてくださっているので、そちらにて。後半は、現場での具体的な事例…

のびのびばplus 6回目

のびのびばplus 6回目

今回も、療育ムーヴメントを、2種、体験しながら、からだに起こるさまざまなことをシェアしていった。

最初に体験した療育ムーブメントは、身体認識、空間認識…と、動きの区分が明確であり、それぞれのからだに合わせて行うことができる類のもので、どんなからだの持ち主でも、それぞれに合わせた取り組みができるようなものであったし、その分、各自から出てくる動きを拡げていくスキルが、ファシリテーターには大切だという

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療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.53

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.53

今月のバオバヴカフェでは、継続参加者の花沙さん主導で、エヴァ・フェダー・キティの「愛の労働あるいは依存とケアの正義論」を読み始める。長いタイトルだが、ここに全てが詰まっているのでは、と思わされるスタート内容だった。特に前半の「愛の労働」ということ。
(詳しくは、以下の花沙さんの「雑感」を参照)

参加者の皆さんの気づきや意見も秀逸で、それぞれの立ち位置から、どういう方向に今後、落としどころを見つけ

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療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.52

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.52

3月のバオバヴカフェは、「アートとケア」の最終回。自身も引きこもり経験のある、渡辺篤さんの章を読む。
「想像しえない他者をつなぐ」の章。この方の、優れたプロジェクト「同じ月を見た日」について話す。ちょうどコロナ禍の作品ということで、みんなが引きこもり状態になった、当事者意識を共有しやすくなった、とされる時の作品。人々の「月を見る」という振る舞いを写真にして積み上げていくこと。プロセスが作品のようで

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療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.51

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.51

2月のバオバヴカフェは、「育児、家事、エッセンシャルワークなどの、不可視化されやすい労働に潜む政治性やジェンダー規範、倫理観に手芸の技法で光を当ててきた」(美術手帖「ケアの思想とアート」2022、vol.74号より)「碓井ゆい」さんの章を読む。話題の中心として、「ケアと女性性」に行き着く感触だった。「女性に生理があることは大きいのでは」「(誰でも)ケアをしたいと思えるようになることが大切なのでは」

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療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.50

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.50

1月のバオバヴカフェの前半では、「ケア」という言葉からイメージすることをシェアしたりと、身近なところから、「ケア」にまつわる言葉をやりとりする。「子育て」「介護」、、
そこから、テキスト(今回は、美術手帖74号「「ケア」をを起点に考える新しい社会のかたち」の章)を読み進めていく。
「ケアについて考えようとすると、同時に格差や人種、インターセクショナリティの問題も関わってくる(杉田敦)
「……資本主

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のびのびばplusという場

のびのびばplusという場

今年初めての「のびのびばplus」。
療育ムーブメントを体に通していく。この動きを通して、何を子どもに伝えていくのか、からだに軌跡を残していくのか、というところから、そのメソッド、方法のからだへのまなざしが透けてみえたり、背景にある身体観が感じられたりする。
どうもやってみて違和感がある場合、それは何処からくるのか、と丁寧に辿ってみる。
今回は、その理論の、そのやり方の向こうに、バレエの身体観がみ

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のびのびばplus 4回目のこと

のびのびばplus 4回目のこと

今回も(2023、11/22)、SEE LEARNING(https://www.seelearningjapan.com/202403ws)のお助け術について、じっくり取り組みました。自身のからだに意識を向けるための導入が、9つに分かれていて、自分の状況に合わせて、お助け術を選択できるような流れになっています。どれも心地よい内容で、逸脱しすぎず、取り組みやすいからだのワークが揃っている印象です。

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2024年によせて

2024年によせて

2024年、元旦、能登半島地震、、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。
同じ1月に起きた阪神淡路大震災で被災した身として、その後も続く余震の恐怖が思い出されます。1日も早く、大地の揺れがおさまりますように。

さて、、昨年は、コロナのことを少し棚に上げて、と、私自身、言えるまでになってきたような年であり、「ケア」ということについて、改めて考えた年でありました。コロナ禍で体験した出来事もそうで

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のびのびばplus 3回目のこと

のびのびばplus 3回目のこと

3回目の「のびのびばplus」も、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。

からだの感覚を研ぎ澄ます作業は、他者と共に行うことで、より質が高まることは、これまでさまざまな場で実施してきた中で、実感している。

発達特性のあるこどもと沢山関わるようになって5年程だが、この外部から受ける刺激の濃淡は、ともかくも多

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療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.49

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.49

今回から、美術手帖「ケアの思想とアート」(2022、2月号)も扱い、まずは「傍らにある生を照らす、美術の向き合い方」の項をシェアしました。2人のアーティストは、身近な兄や妹に、ケアのまなざしが必要だと感じながら生きてきた人達。
この「ケア」という言葉を、深く丁寧に噛み砕いていくことで、このバオバヴカフェのテーマ「療育にまつわるからだへのまなざし」の根幹を編み出すことができるのでは、と思いながらのス

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療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.48

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.48

先月のカフェも、引き続き、「ポリヴェーガル理論」を扱いました。現場での大人や子どものからだの様子を、あえて「色」で、見ていくことで、赤や青の状態がずっと続くことは、あまりよくないな、ということに気づきます。この「ずっと」に変化が起きるように、例えば「背中をさする」や、「涙をふくためのティッシュを差し出す」という動きが出ることは、当たり前のようで、人の営みとして、もっと大切にしていいことなのかもしれ

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のびのびばplus 2回目のこと(7/12実施)

のびのびばplus 2回目のこと(7/12実施)

2回目の「のびのびばplus」は、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。
ダンスに関わっている人なら、一度は通っているであろう、感覚を意識していくボディワークを、整理されたプログラムとして改めて体験。新鮮な気づきが起こることが心地よい。
他にも、療育ムーブメントを、改めて体験していくことで、ムーブメントの奥行

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療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.47

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.47

今回のバオバヴカフェでは、支援の必要な子供達にとっての、「安心、安全」な場所についての話題が出ました。そういう場とは、「あたたかい」「そのままの自分でいられる」「受け入れられる」、、といった言葉が出ました。逆にそうでない場とは、、
からだの様子でみると、前者では、のびのび、後者はドキドキ、カチカチ、といったところでしょうか。
義務教育機関である、小、中学校は、そんな子ども達にとって、圧倒的に後者で

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療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.46

療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.46

6月のバオバヴカフェも、「ポリヴェーガル理論」について。
自分の状態を客観的に見る指標として、「赤、青、緑」という色を使うことはわかりやすい、と参加者同士で一致する。(詳細は、以下、花沙さんが、まとめてくださっています)
特性の強い子供達にとって、周囲の人間の関わり方で、こうも違った風になるのか…という状況は、放課後デイという現場で、本当に数多く見てきたし、日々目にしている。例えばADHDタイプの

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大人のみなさんと「のびのびばplus」、スタートしました!

大人のみなさんと「のびのびばplus」、スタートしました!

先日、6/7に行った「のびのびばplus」。
告知の際に、「バオバヴカフェ同様、共に学び、探る意欲のある方、おどることはもちろん、教育、保育、療育、からだ、アート、セラピー、ケア、等の言葉に関心のある方、ご参加お待ちしています。」と書いたおかげで、そのような方々に、お集まり頂き、初回を無事に終えました。前半は、ひたすら動く。自分のからだの色々な場所に出会っていくようなことをしたり、1人で動く、2人

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療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.45

療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.45

先月の「バオバヴカフェ」では、再び「ポリヴェーガル理論」について。詳しくは、下記に花沙さんが、書いてくださっているので、そちらにて。後半は、現場での具体的な事例について、皆さんと状況をシェアして、意見交換。その時に、その子のからだの様子はどうだったのか…そう動く理由がそもそもないんだよな…?といったような、からだへのまなざしを、忘れないようにしている。複数の方とまなざしを共有するすることで、いろん

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