マガジンのカバー画像

本や映画や音楽のnote。

265
読みたい本や映画や音楽について。
運営しているクリエイター

#映画

そう感じたいとき、そう感じられるものを人は探している

そう感じたいとき、そう感じられるものを人は探している

怒りの中には「寂しさ」があったりするし、表出する感情の奥底には「根源的な想い」があるものです。

いや、なんでいきなりそんなことを言うかというと、たいしたことではないんです。

今日、映画を見てきたんです。

ぼくは、一年間で“何回映画館に行ったか?”を自分の生活の豊かさの指標にしているんですね。

「文化的教養が~」とか「エンタメのトレンドが~」とかいう話では全然なくて、純粋に「そういう時間」を

もっとみる
「時間」の割り振り方だけを考えている日々

「時間」の割り振り方だけを考えている日々

日曜の夕方、散歩がてら、としまえんの「ユナイテッド・シネマ」まで20分くらい歩いて、「花束みたいな恋をした」を観ました。

結構、話題になっていたので、恋愛モノは苦手なのですが、観に行ってみました。

昨年は週に1~2回映画館に足を運んでいたのだけど、今年は今日で2度目。

前回は、プペルを家族で観たのが1月最終日。

昨年末、福島県内のいろんな場所で「リモートワーク」していたこともあって、移動時

もっとみる
あなたにとっての『罪の声』はなんですか、と聞きたくなった

あなたにとっての『罪の声』はなんですか、と聞きたくなった

土曜日ですね、今日の映画は『罪の声』。

やっと観ることができた。そしてこんなにのめり込んだ映画は今年何回目か、点数にすると90点以上。

もうそれ以上は何とも言えない、あまりにも良すぎて100点なんて言えないなと。

あらすじ

35年前、日本中を巻き込み震撼させた驚愕の大事件。食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件は、誘拐や身代金要求、そして毒物混入など数々の犯罪を繰り返す凶悪さと同時に、警察

もっとみる
『新解釈・三國志』

『新解釈・三國志』

土曜日ですね、今日の映画は『新解釈・三國志』です。

話題になっていたので観ました。まず感想から書きますが、正直ぼくは「ちょっとな」と素直に思っちゃいました。

あらすじ
2020年、みんながこれを待っていた!天下無双のエンターテイメント超大作!『銀魂』×『今日俺‼︎』×『勇者ヨシヒコ』全員集合‼︎

『新解釈三園志』とは?
今から1800年前。中華統一を巡り三国【鍵··呉】が群雄割拠していた時代

もっとみる
映画日誌’20-47:ニューヨーク 親切なロシア料理店

映画日誌’20-47:ニューヨーク 親切なロシア料理店

trailer:introduction:ドグマ95作品『幸せになるためのイタリア語講座』で注目されたデンマーク出身の女性監督ロネ・シェルフィグによる人間ドラマ。ニューヨーク・マンハッタンにある老舗ロシア料理店に集う人々の交流を描く。『ルビー・スパークス』などのゾーイ・カザン、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアンドレア・ライズボロー、『預言者』などのタハール・ラヒムのほ

もっとみる
映画日誌’20-43:シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!

映画日誌’20-43:シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!

trailer:introduction:19世紀末のパリを舞台に、ベル・エポック時代を象徴する戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」誕生秘話を描いた伝記ドラマ。劇作家エドモン・ロスタンが、3週間で舞台を作り上げていくさまをユーモラスに描く。監督・原案・脚本は、2016年に上演された本作の舞台版でモリエール賞5部門を受賞したアレクシス・ミシャリク。『最強のふたり』の新鋭トマ・ソリヴェレスが主演を務め、

もっとみる
“部分的にしかわからない”からこそのメリット、と10月21日の日記【あと72日】

“部分的にしかわからない”からこそのメリット、と10月21日の日記【あと72日】

Facebookを退会して“1年以上”が経ちました。今日はそのメリットを少しお話しようと思います。現代のネット世界を“どうやってサバイブしていくか?”につながると思います。

とは言え、Facebookって、やっぱりすごい会社だと思うんですよね。

普通に身近にあって、簡単に誰でも触れるアプリになっているのもそうだし、インスタグラムだって、すごくはやい段階で買収して、今は主力事業にもなってる。

もっとみる
映画日誌’20-38:TENET テネット

映画日誌’20-38:TENET テネット

trailer:
introduction:『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『インターステラー』などで知られる鬼才クリストファー・ノーラン監督が、オリジナルの脚本で描くサスペンスアクション。〈時間のルール〉から脱出し、第三次世界大戦を止めるというミッションを課せられた”名もなき男”が、危険を冒しながら任務を遂行するさまを描く。主演は、名優デンゼル・ワシントンの息子で、スパイク・リー監督

もっとみる
映画『WAVES/ウェイブス』プレイリスト解説(ネタバレ)  前編

映画『WAVES/ウェイブス』プレイリスト解説(ネタバレ)  前編

『WAVES/ウェイブス』 2020年7月10日公開
監督:トレイ・エドワード・シュルツ
キャスト:ケルヴィン・ハリソン・ジュニア
     テイラー・ラッセル

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

悲劇を軸に対称的に描かれる兄妹の人生、それは泡沫のように淡く儚い。泡沫は寄せては返す波にのまれ、いとも容易く壊れてしまう。
テーマとなるのは人と人の繋がり、その破滅と再生を描く、ある種ありふ

もっとみる
映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』(以下TENET)を観ました。ノーラン監督はこれまで『メメント』や『インセプション』、『インターステラー』で時系列の入れ替えや時間の拡張や超越を描いており、いわば時間をテーマとした映画のエキスパートです。
今作『TENET』も時間を扱う作品な訳ですが、今作ではこれまでの映画に無かった【時間の逆行】が描かれています。それもただ逆行するのでは

もっとみる
『TENET テネット』

『TENET テネット』

土曜日ですね、今日の映画は『TENET テネット 』です。

やっと観ることができました。

今回はTOHOシネマズを利用したんですが、前回のnoteに書いたポップコーン問題が解決されていて嬉しかったです。ここはやはり、かっぱえびせんを選びましたね。

そもそも去年「インターステラー」を観たんですが、これがきっかけになってクリストファー・ノーラン監督の新作も観たいなと思っていました。

でもバット

もっとみる
時間のベルトコンベアーに乗っかって、と9月30日の日記【あと91日】

時間のベルトコンベアーに乗っかって、と9月30日の日記【あと91日】

10月にはいりました。

今年もあと91日。丸っと残り3ヶ月。

今月もどうぞよろしくお願いします!

そして、うわぁ、、今日は特別何にもないはずなのに朝からドタバタしてこんな時間になってしまいました。あーあ、もう眠い時間なんですよね。(今、24時過ぎたところ)

note書くなら午前中ですね、やっぱり。

まぁ、いいとして。

ここ最近「習慣化」について多くの時間を割いて考えたり、自分自身を使っ

もっとみる
“好きなのかも知れない”と思ってとりあえず全フォロー、と9月14日の日記

“好きなのかも知れない”と思ってとりあえず全フォロー、と9月14日の日記

ストーカーの話ではないです。

「好きなもの」の話。

「清原果耶」が好きなのかも知れない、と思ったんですよね。

昨日観た、この映画の主演なんですが。

というのも、この女優さんについては、さすがの疎い自分でも“初めて”見たわけではないんです。

ぼくは、全くと言っていいほど「テレビドラマ」を観ないんですが、1クールに1本あるかないかくらいでたまにハマることあるんです。

記憶に新しいところだと

もっとみる
映画、どこ見る?どこ萌える?

映画、どこ見る?どこ萌える?

俳優さん、ストーリー、「泣くこと」そのもの……。あなたは、映画のどんなところを見ていますか?

ずっと映画やドラマと疎遠だった私は、30代半ばにして突然映画館に通い詰め始めました。京都市左京区の『出町座』の会員になり、朝から晩まで一日いることもあります。

私の「萌えポイント」はちょっと変化球かも。最近のお気に入り作品とともに、視点をまとめます。

美しい映像まずは風景です。特に、なじみのない外国

もっとみる