赤石晋一郎 ジャーナリスト

南アフリカ・ヨハネスブルグで育つ。文藝春秋「週刊文春」記者を経て2019年よりジャーナ…

赤石晋一郎 ジャーナリスト

南アフリカ・ヨハネスブルグで育つ。文藝春秋「週刊文春」記者を経て2019年よりジャーナリスト◇business journal 「ペンは書くほどに磨かれる 」連載中◇近著:「完落ち 警視庁捜査一課『取調室』秘録」(文藝春秋) ◆連絡先s.akaishi0909@gmail.com

マガジン

  • 連載 週刊誌という「世界」

    常に賛否を浴びる週刊誌というメディアではどのような人が働いているのか。週刊誌記者を18年やりフリーに転じた筆者が体験的週刊誌論を執筆していきます。週刊誌というメディアが存続していくには、人材不足という大問題を抱えています。その理由はなかなか週刊誌という仕事がイメージしずらいという現状があると思います。そこでその内実を明かしながら、「週刊誌記者」という仕事のリアルを知ってもらえればと連載を始めることにしました。 週刊誌記者を退いた今でもこんな楽しい仕事はそうないと確信を持って言えます。 当連載を読んで週刊誌記者という仕事に少しでも興味を持ってもらえれば嬉しく思います。

  • Spotlight (いま注目の㊙情報をお届けするマガジン)

    Spotlight (いま注目の㊙情報をお届けするマガジン)は、いろんなところに情報網を張り巡らせたネットワークから得た情報を紹介するマガジンです。 更新は月1~2本を目安に不定期に行います。 政治、経済、芸能、事件などの情報を不定期に更新していく予定です。情報源となるディープスロートは、政治家、官僚、新聞記者、会社経営者、リサーチャー、芸能事務所など多種多様。

  • 特集 ジャニーズ問題を考察

    芸能界、メディア、そして政治的というサンクチュアリ(聖域)で守られた犯罪がジャニー喜多川氏問題だと考えています。いろいろな角度から、ジャニー喜多川氏による性加害問題とは何だったのか、元週刊誌記者が考察をします。

  • YouTube「#元文春記者チャンネル」コラム 更新中

    元文春記者チャンネル の動画に関するコラムを書いております。裏話だったり動画で語れなかったこと、ときたまスクープなども。

  • 日韓歴史問題を考えるマガジン

    東京オリンピック開催が近づき、俄かに緊迫し始めたのが日韓関係である。韓国選手は選手村で横断幕を掲げ、駐韓大使の文大統領についての発言が取り沙汰されるなど、ナショナリズムによる対立が再び激化の傾向を見せている。改めて対立の根本を探る考察が必要な時期にきたといえよう。そこで日韓歴史問題について改めて考察する記事を収録したマガジンを作成しました。

記事一覧

固定された記事

私の主な仕事 赤石晋一郎・ジャーナリスト

こんにちは赤石晋一郎と申します。当ページでは私の主な仕事について紹介させて頂ければと思います。その前に私のプロフィールは以下の通りとなります。 サラリーマン生活…

【考察】コレコレ氏アンサー動画について

■コレコレ氏の2つの主張 コレコレさんがアンサー動画を出しました。今回はこれについて考察をしたいと思っています。 YouTubeは週刊誌や記者の仕事について理解が深…

「週刊誌」という世界#12 週刊誌は世界で闘えるか

晴天の霹靂 2010年10月、僕は編集部のデスクでメモをまとめていた。既に編集部から発注された取材があり準備をしていたのだ。すると遠くから編集長が「おう、赤石く…

聞けコレコレ! 文春虚言騒動をプロ記者が徹底解説 

松本問題にコレコレ氏参入  松ちゃん問題に、霜月さんに続いて参入してきたのがコレコレ氏です。「決定的な虚言」と題して動画やポストを上げています。今回はこの問…

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松本人志、テレビと万博の闇ーー。

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「でっちあげ」疑惑への反論を。。

「スキャンダルでっち上げの全容!」 29日のYouTubeでも解説をさせて頂く話題について、改めて記事を書きます。一部で文春の過去記事に対する非難があるので、今回はその…

松本人志氏問題を元週刊誌記者が真剣に考察してみた

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2023年の仕事ベスト5を考えてみた

新年、明けましておめでとうございます! 2024年が始まり、今年も新しい挑戦を始める年が始まろうとしています。そこで恒例の自分の仕事振り返り企画として、「仕事ベ…

被害者を呼びつけ詰問 スマイルアップ補償の非情

補償に従事するジュリー氏 久しく近況を聞かなかったジュリー藤島氏。14日のスポニチが「旧ジャニ性加害問題 母と叔父の帝国変えられなかったジュリー氏の今」という記…

東京地検特捜部は、なぜ安倍派幹部を見逃したのか アウト・セーフの基準

岸田改造のウソ パー券疑惑に揺れる中、岸田首相は閣僚から安倍派を一掃して、林芳正官房長官を据える人事を発表しました。岸田首相。最初から林氏を官房長官に考えていた…

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パー券疑惑 安倍派が狙われたワケ

●次期官房長官の名前 「真面目に見える奴ほど、悪いんだよ」  1000万円の裏金疑惑が浮上した松野官房長官について、ある自民党議員はこう吐き捨てた。「松野事務所…

500

ひろゆき氏を論破 米山隆一氏に見るスキャンダル人間学

YouTube注目の対決 最近ですね、リハックというYouTube番組に注目すべき対決があったんですね。立憲民主党米山隆一氏 VS 論破王ひろゆき という対決だったんですね。…

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「羽生結弦くん離婚」を元週刊誌記者が考えてみた

■JーCAST報道への違和感   先日の「元文春記者チャンネル」のロフトLIVE中に流れた衝撃ニュースが羽生くん離婚でした。 わずか100日あまりの結婚生活に、週刊…

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スマイルアップ補償の致命的欠陥

法を超えない補償 11月から始まるとアナウンスされている、スマイルアップの補償ですが。早くも致命的な欠陥が明らかになっています。致命的欠陥のお話をする前に、ざっ…

J新会社 東山紀之氏は、なぜ社長辞退をしたのか?

●ジャニーズ温存体制の崩壊 10月30日の文春オンラインのスクープで、東山氏の新会社社長辞退が明らかになりました。新社長候補は女優・のんのエージェントを担う「スピ…

旧ジャニーズ問題 不透明補償のリスク

〇法を超えた対応はあるのか? 10月20日配信のフライデーデジタルがジャニーズ事務所の補償の中身を報道しています。報道によると「事務所は、性被害者全員に支払う補…

私の主な仕事 赤石晋一郎・ジャーナリスト

私の主な仕事 赤石晋一郎・ジャーナリスト

こんにちは赤石晋一郎と申します。当ページでは私の主な仕事について紹介させて頂ければと思います。その前に私のプロフィールは以下の通りとなります。

サラリーマン生活を経て、週刊誌記者に転じて15年あまり週刊誌の仕事をしておりました。2019年からフリーとなり、自分なりの視点で各テーマに切り込むような文章を書くことを目指し仕事をしています。

日韓関係、事件、政治などの記事を書くことが多いです。基本的

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【考察】コレコレ氏アンサー動画について

【考察】コレコレ氏アンサー動画について



■コレコレ氏の2つの主張

コレコレさんがアンサー動画を出しました。今回はこれについて考察をしたいと思っています。

YouTubeは週刊誌や記者の仕事について理解が深まればいいと思って運営しているので、記事についての解説は既に行いました。後はお互いの意見を交わす言論ということになるので、アンサー動画についての考察は赤石のnoteで行いたいと思います。

コレコレさんのお話は、大きくわけて2つ

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「週刊誌」という世界#12 週刊誌は世界で闘えるか

「週刊誌」という世界#12 週刊誌は世界で闘えるか

晴天の霹靂

2010年10月、僕は編集部のデスクでメモをまとめていた。既に編集部から発注された取材があり準備をしていたのだ。すると遠くから編集長が「おう、赤石くんがいいんじゃないか」という声が聞こえてきた。

ん? 何の話だ。

僕がそば耳を立てていると、スタスタと編集長がよってきた。

「赤石くん、今晩からチリに行ってくれないか?」

と言うのだ。

チリ!? え、チリ? さすがに急すぎません

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聞けコレコレ! 文春虚言騒動をプロ記者が徹底解説 

聞けコレコレ! 文春虚言騒動をプロ記者が徹底解説 


松本問題にコレコレ氏参入


 松ちゃん問題に、霜月さんに続いて参入してきたのがコレコレ氏です。「決定的な虚言」と題して動画やポストを上げています。今回はこの問題について、元文春記者チャンネル独自の取材のもとに徹底考察をしたいと思います。

まず背景を知らないかたのために、コレコレ氏の主張をご紹介します。


 コレコレ氏は文春は虚言をもとに記事を書いた、と言いたいようです。かいつまんで解

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松本人志、テレビと万博の闇ーー。

松本人志、テレビと万博の闇ーー。

 文藝春秋4月号に『松本人志はなぜテレビを支配できたか』を寄稿させて頂きました。松本人志さんのスターの軌跡とテレビ支配に至る知られざる歴史を辿ったルポになっております。何回も試行錯誤して練り上げた記事になっていますので、ご興味あるかたは、ぜひ下記のリンク、もしくは雑誌をご購入頂き読んで頂けると嬉しく思います。

いろいろ取材しているなかで書ききれなかったことを、noteにて”アナザストーリー”とし

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「でっちあげ」疑惑への反論を。。

「でっちあげ」疑惑への反論を。。

「スキャンダルでっち上げの全容!」

29日のYouTubeでも解説をさせて頂く話題について、改めて記事を書きます。一部で文春の過去記事に対する非難があるので、今回はそのことについて説明をします。

前に小林よしのり先生のお話をしましたが、小林先生が運営する『ゴー宣ネット道場』というサイトがありまして。ある日、そこの記事がXで流れてきたんですね。

2024.1.22に「トッキー」さんという人が書

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2023年の仕事ベスト5を考えてみた

2023年の仕事ベスト5を考えてみた

新年、明けましておめでとうございます!

2024年が始まり、今年も新しい挑戦を始める年が始まろうとしています。そこで恒例の自分の仕事振り返り企画として、「仕事ベスト5」を考えてみました。フリーランスとなって5年目、「楽しい。意味がある。」をテーマに仕事をしてきましたが反省ばかりの1年でした。目標達成率50%、まだまだやりきれなかったことがたくさんありました。

正月休むと特にやることもなくなると

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被害者を呼びつけ詰問 スマイルアップ補償の非情

被害者を呼びつけ詰問 スマイルアップ補償の非情

補償に従事するジュリー氏

久しく近況を聞かなかったジュリー藤島氏。14日のスポニチが「旧ジャニ性加害問題 母と叔父の帝国変えられなかったジュリー氏の今」という記事で近況らしきものを伝えているんですね。いわく、現在は「被害者の書類に目を通すなど救済の仕事に集中している」(同関係者)といい、SMILE―UP.の一員として業務にあたっている、というのです。

まるで真摯に補償に対応しているかのような雰

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東京地検特捜部は、なぜ安倍派幹部を見逃したのか アウト・セーフの基準

東京地検特捜部は、なぜ安倍派幹部を見逃したのか アウト・セーフの基準

岸田改造のウソ

パー券疑惑に揺れる中、岸田首相は閣僚から安倍派を一掃して、林芳正官房長官を据える人事を発表しました。岸田首相。最初から林氏を官房長官に考えていたと語っているとされるが、これはもちろんウソ。各マスコミには水面下でいろんな政治家に打診して断られていたことを知られています。

官房長官を断ったのは加藤勝信氏(茂木派)、浜田靖一氏(無所属)だと言われています。無論、泥船の先頭に立ちたくな

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パー券疑惑 安倍派が狙われたワケ

パー券疑惑 安倍派が狙われたワケ

●次期官房長官の名前

「真面目に見える奴ほど、悪いんだよ」
 1000万円の裏金疑惑が浮上した松野官房長官について、ある自民党議員はこう吐き捨てた。「松野事務所はいまテンヤワンヤ。一部スタッフを出勤停止にしたり、キーマンの秘書が表情が暗かったりしている」(前出・自民党議員)

 昨晩から松野官房長官を擁護していた岸田首相が切る方針と報じられて、週明け(原稿は8日時点)にも何か動きがあるか注目され

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ひろゆき氏を論破 米山隆一氏に見るスキャンダル人間学

ひろゆき氏を論破 米山隆一氏に見るスキャンダル人間学

YouTube注目の対決

最近ですね、リハックというYouTube番組に注目すべき対決があったんですね。立憲民主党米山隆一氏 VS 論破王ひろゆき という対決だったんですね。

ひろゆき氏と言えば論破王として近年、再ブレイクしYouTube界ではカルトヒーローのような存在になった人です。諸問題があり地上波に呼ばれることは稀ですが、ネット界隈では政治から経済、社会問題までバッサリと斬りまくる、ある

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「羽生結弦くん離婚」を元週刊誌記者が考えてみた

「羽生結弦くん離婚」を元週刊誌記者が考えてみた

■JーCAST報道への違和感

 
先日の「元文春記者チャンネル」のロフトLIVE中に流れた衝撃ニュースが羽生くん離婚でした。

わずか100日あまりの結婚生活に、週刊誌がどのような悪影響を与えたのか。炎上しそうなテーマではありますが、記者としては一度は真剣に考えないといけないテーマも内包していると考えて記事を書くことにしました。

羽生氏は離婚を発表したXで、結婚相手や親族らに「誹謗中傷やストー

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スマイルアップ補償の致命的欠陥

スマイルアップ補償の致命的欠陥

法を超えない補償

11月から始まるとアナウンスされている、スマイルアップの補償ですが。早くも致命的な欠陥が明らかになっています。致命的欠陥のお話をする前に、ざっと経緯と問題点を振り返ってみましょう。

9月の記者会見で、新社長の東山氏は被害者に対して「法を超えた救済」をすると強調しました。ところが、フライデーが報じた補償システムはマックス500万円レベルと法を上回るどころか、下回るレベルだという

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J新会社 東山紀之氏は、なぜ社長辞退をしたのか?

J新会社 東山紀之氏は、なぜ社長辞退をしたのか?

●ジャニーズ温存体制の崩壊

10月30日の文春オンラインのスクープで、東山氏の新会社社長辞退が明らかになりました。新社長候補は女優・のんのエージェントを担う「スピーディ」社の福田淳社長(58)だと言われています。

まだ旧ジャニーズ事務所は見解を発表していませんが、近日中に発表されるものと思われます。

ヒガシの辞退は、ジュリー氏が構想してきたジャニーズ事務所温存構想、最後の砦が崩れたことを意味

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旧ジャニーズ問題 不透明補償のリスク

旧ジャニーズ問題 不透明補償のリスク

〇法を超えた対応はあるのか?

10月20日配信のフライデーデジタルがジャニーズ事務所の補償の中身を報道しています。報道によると「事務所は、性被害者全員に支払う補償金の原資として5億~10億円を拠出することを想定しているんです。被害状況で金額を3段階に分け、さらに被害当時に成人していたか否かで補償額が異なると聞いています。成人の定義は被害当時の成人年齢だそうです」と規定しているといいます。

主な

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