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山形県が乳がんや皮膚移植した方のために、「入浴着着用マーク」を独自に作成。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
まずこの記事に出て来るユニバーサルツーリズムについて、書きます。
ユニバーサルツーリズムとは、すべての人が楽しめる様に創られた旅行を指し、障害や高齢などの有無に関係なく、みんなが気軽に参加できる旅行を掲げています。

そのユニバーサルツーリズムに関して、山形県がオリジナルで作成したとあるマークがあります。

山形県は、ユニバーサルツーリズムを推し進めるため、「入浴着着用マーク」をオリジナルで作成しました。都道府県がこのタイプのマークを作成するのは異例だといい、山形県は普及に向けて「他都道府県での展開、利用にも柔軟に対応したいです」と説明しています。

今回は山形県の「入浴着着用マーク」がどんなものか、お伝えしたいと思います。

山形県の「入浴着着用マーク」とは?

画像引用・参考:入浴施設への入浴着着用マークの掲出に御協力をお願いします 山形県(2024年)

入浴着は、皮膚移植や乳がん治療などの傷痕を覆う様に開発された入浴専用の肌着のことを言います。着たまま湯船や浴室に入ることで、手術を受けた人が他の人の目を気にすることなく入浴を楽しめます。

「入浴着着用マーク」は、入浴着を着た人が湯船に浸かっている姿がデザインされました。6cm四方のシールにしたものや趣旨を説明するポスターを、や大浴場や宿泊施設のある入浴施設のロビー、玄関などに掲示して貰う以外にも、山形県の公式観光サイト「やまがたへの旅」などでも紹介し、宿泊先や旅行先選びに役立てて欲しいといいます。

山形県によりますと、趣旨に賛同する宿泊施設は2024年3月8日現在、県内に46ヵ所あって、申し込みや問い合わせが相次いでいるといいます。山形県はJR東日本と連携して2024年4~6月、『心ほどけるやまがた』をテーマに春の観光キャンペーンを展開します。国内外の観光客を「暫く日常から離れ、自分の心をほどきに山形へ来て」と誘う“おもてなし県”として、みんなが気軽に旅を楽しめる環境作りを掲げていて、今回の「入浴着着用マーク」作成もそのプロジェクトの1つです。

参考:山形独自の「入浴着着用マーク」 宿泊先選びの参考に、県が作成 毎日新聞(2024年)

他にも山形県内施設の「バリアフリー度」をピクトグラムで表示する一般社団法人「山形バリアフリー観光ツアーセンター」の公式ホームページと相互リンクし、障害者や高齢者を含めた旅行客を幅広く対応するとします。

何となく知っていた

「入浴着着用マーク」じゃなかったかもしれませんが、どこかでこの様なマークが温泉で使われているのを観たと思います。そのマークはこちらに出て来る様な乳がん治療をした方へのマークでした。

乳がんも再建手術や人工乳房などがあるものの、全摘出する方もいて、特に温泉など人目に着くものの利用は、避けがちになるとは聞いています。

温泉には様々な効能があります。ひとときの癒しにもなります。リラックスもします。私は自分では行けませんが、時々「家のお風呂じゃなく、外に入りに行きたいな」と思う時もありますよ。

やっぱりどうしてもデスクワークだと、身体が凝り固まって疲れますから。

ユニバーサルツーリズムの提唱と同じ様に、温泉もみんなが何も考えずに、気兼ねなく行ける様にしたい。

この「入浴着着用マーク」は山形県が独自に作成したものですが、このマークが全国的に浸透し広がって、取り入れる温泉が増えてくれたらいいなと、切に思います。


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