アムリタ映蓮

女性に生まれた喜びと自己表現のための身体と意識のワーク、AFP(Art of Femi…

アムリタ映蓮

女性に生まれた喜びと自己表現のための身体と意識のワーク、AFP(Art of Feminine Presence)のマスタートレーナー。バブル時代の元TVアナウンサー、報道番組ディレクター。各SNS:https://instabio.cc/amritaeiren

マガジン

  • ◯◯日後に「還」の私

    2021年4月26日に、干支での暦が一巡するという還暦を迎えます。その後、0歳の赤ちゃんに戻る、と言われてもいることをかみしめていたら、ふと、自分のこれまでの60年をちゃんと1年1年生きた、と自分に認めて称えてあげたくなりました。昭和史のように振り返りながら、新しい時代へ突入しつつある今現在にしっかりとアンカリングしたいと始めた企画です。インスタLiveと連動しています。

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最近の記事

手術直後のICUで見た世にも不思議な光景

9日朝。夫、退院。もう退院してから3日たったのか…(ホラまた3) ICUから一般病棟に移ってすぐにLINEが来て、それから今まで人生でどれだけ交わしたよりもたくさんの言葉を交わし、ほとんどが文字だけれど「会話」をした。 それは私が人生でもっとも望んでいた状態の一つだ。 家族、配偶者との「会話」。 会話とは、一方通行ではなく、自分の話を聞いてもらうためだけでもなく、かといって、ちゃんと自分の話を聞いてもらってるという実感もありの。 幼い頃から、そんな日常会話に憧れていたか

    • 病の崇高な目的

      前回の記事の翌日、つまり1月30日の朝。今日から5日前。 病棟の看護師さんから電話があり、無事に夫はICUから一般病棟に移ったとのこと。ただ、移ったという連絡というよりは、夫の日用品や着替えの入ったスーツケースを入れたロッカーの鍵を私が預かっているため、なるべく早く病棟に届けてほしいという連絡だったみたい。 私は嬉しくて、「無事に病棟に移れたんですね!夫は元気なんですね?」と叫んでしまったけど、看護師さんは、「はい」というそっけない(と私には感じられてしまった)返事で、「鍵

      • すべて絶妙で完璧なタイミング

        夫の大手術から3日。手術直後にICUに運ばれて4日目が終わった。 今まで何も連絡がないということは、大丈夫だってことだよね。 最後に顔を見た時は、彼はすでにICUのベッドにいてチューブだらけで酸素マスクをしていた。それでも目を開けて一言二言声を出していた。色々入っている腕が痛いって看護師さんに訴えてた。 それを見て、「痛いって言えてよかった」と思ったのだった。 それから今もICUにいるってことだと思う。 3日以上もあの管だらけの中で寝返りも打てないなんて、想像しただけで

        • 休まることなく続く日々

          夫の脳腫瘍(正確には前頭洞腫瘍)の手術、無事終わった。 なんと、予想されていた半分以下の時間で。 今はそこから一夜明けて。朝昼過ぎて翌日の夕刻。 今の瞬間まで病院からは何の連絡もないから、無事だということなのだろう。 付き添いも面会もできないけれど、彼は今、ICUで懸命に術後の痛み、苦痛と闘っている。 どうか少しでも痛みが少なくなるように。 どうか少しでも早く回復できますように。 そして沢山の友人知人の温かい思いを頂き、本当に嬉しく心強かった。 きっとそのおかげだと思う

        手術直後のICUで見た世にも不思議な光景

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        記事

          未来は約束されている

          ついに夫は今日、入院した。「無事に入院できた」と言った方がぴったりくるかも。なんだかここまで長かった。 もちろん、入院した後、今のご時勢で、面会も見舞いもできない。 脳と鼻と目の3箇所に渡る大手術を受けてICUに5日間もいる予定の患者の身内が付き添えない、会えない、それなのに病院にはいなくてはいけない日がある、というのは、腹立たしさはもはやないけれど なんだかむごい世の中だなぁ、理不尽だなぁと思う。 そして初めての体験だけど、そういう、大切な家族がもっとも痛みに苦しんで

          未来は約束されている

          ごめんね、ありがとう、よろしくね

          亡くなった父が入居していた施設に行って、もろもろの手続きをしてきた。 そこで、後日改めて来ようと思っていた、遺品の引き取りもすることになり、父の数年間に渡る主に衣類や日用品、ダンボール4箱を整理し、1箱分はじっくり向き合うために引き取って、あとは処分してもらうことに。 この遺品整理のため個室を用意してくださっていて、そこで私一人、作業をさせてもらった。靴下ひとつひとつ、ボロボロのシャツ1枚1枚、セーターやTシャツなど、まだ母が歩けた頃に施設に届けていた衣服類や、施設で用意し

          ごめんね、ありがとう、よろしくね

          長いお別れの果ての安堵

          ここに父のことを書いて3日後。 すったもんだの末に実母のスマホが治った翌日。母が色々な関係者に連絡できるようにスマホが復旧するのを待ってたかのように。 1月6日午前1時過ぎ。 父は息を引き取った。 最後の父との面会は1月3日。 亡くなる3日前。 暮れに、あと数日かもしれないと 緊急連絡をもらって、年を越せるかなと話していたけど、無事に年を越させてもらい、正月三ヶ日の間に最後の面会もできて、父は思い残すことのないタイミングを選んでくれたのだろう。 ゆったりと呼吸をして目

          長いお別れの果ての安堵

          また会おうね

          また会おうね

          ささやかな大事件と天使の贈り物達

          日替わりメニューな毎日。 よくこれだけ毎日毎日、家族内だけだというのに、違う内容で違う病人関係があるもんだー! 今日はね、実の母。 はい、モンスター母を1日ケアする番でした。 「番」って言ったって、 私が「順番」を決めるわけもなく。 少なくとも顕在意識では。 「何か」が勃発して、結果的に そういう日になってしまう。 面白いくらい、毎日日替わりで登場人物も変わる。 どう考えても人間わざじゃない。 この仕打ち、おっと、この仕組み、 いや、仕組み?仕組まれてる? いやいや

          ささやかな大事件と天使の贈り物達

          逝きざま=生きざま

          午前中、夫の車で予定通り退院した実母を病院に迎えに。 言いたくはないけれど言いたいのは、実母のエネルギーは一緒にいるとしんどい。 昨日までのnoteに「愛溢れる記事をありがとう」というようなメッセージを頂いたけれど、実母といる時の私の言動は、多くの人がそうでしょうけれど、とても辛辣だったりする。また、いまだに長い時間接していると、身体が震えたり蕁麻疹が出たり動悸がするほどのアレルギーさながらの反応がまだ時折ある。(色々問題のあった家庭環境) 今朝も退院する時に、年末年始な

          逝きざま=生きざま

          受難の日々の中のギフト

          また日をあらためて続きを書こうと思っていたけど、日々激動なので、 明日からまたガラっと変わりそうだから、取り急ぎ、少しだけ書いておこう。 詳細は省くが、一連の旅の2週間から戻ってきて2日後、うちの2世帯住宅の1階で一人暮らしをしている義母が突然、両足から大量出血。それも尋常でない量で家中、血の海となるという出来事が勃発。しかもその日は夫は仕事、私も仕事や所用で1階の様子はまったくノーチェックというタイミングで起きてしまった。 ちなみに、義母との関係は結婚以来とても良好。

          受難の日々の中のギフト

          光と闇、上りと下り。人生劇場始まった。

          新年あけましておめでとうございます。 すでに激動の予感ですが、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。 9月に伊豆の「やすらぎの里」に夫婦で行って、帰ってきてから夫に、 私の昔の子宮筋腫の手術前に断食を始め色々なことを試していたことを 初めて理解できた、と言われて涙するほど感動したと前回書いてから 4ヶ月あまり。 人生で最大の激動の局面となり、荒波が続いている。 まず、伊豆から帰ってきてからのその夫の発言に喜んでいたのも束の間、 ひょっとして夫は何か今、しんどいのか

          光と闇、上りと下り。人生劇場始まった。

          人生の地道な新しいフェーズ

          やすらぎの里の食養コース1週間を終えて昨日帰宅。 オットット(夫)の様子が明らかに変わり、かみあわないのが通常運転の夫婦の会話にも変化が生じてる。 大沢先生がおっしゃってたように、頑張らなくていいから、しばらくは継続できることはしてみながら、ゆるやかに頂いた気づきやリズムを気持ちよさと喜びの中で生かしていこうと話し合ったり。 今朝は6時半に起きて、大量のダンボールのゴミを一緒に出した後(宅急便の頻繁の利用で貯まるよねぇ)、朝の運動として軽い散歩へ。 戻ってきてお茶と味噌

          人生の地道な新しいフェーズ

          「自然なあなたを取り戻したければ自然の中で過ごしなさい」

          アムリタ映蓮です。 今、夫と二人で1週間の食養生に来ています。 あと1日で終了なのですが、 本当に身体が休まったのと同時に 体力も蘇った感じがしていて、 久しぶりにリセットされつつあります。 私は「食養生」は昔から結構好きで、 もともとは20年以上前に 子宮筋腫の治療の一環として 断食1週間コースを受けたのを皮切りに、頻繁にではありませんが、 1年に1回とか、数日間であっても、 食養の機会を持ってきました。 私の場合、「ダイエット」はあまり目的としていなくて 季節的なク

          「自然なあなたを取り戻したければ自然の中で過ごしなさい」

          40日後に『還』の私・1981年20歳

          このシリーズは、4月26日に還暦を迎える私がこれまで生きてきた人生を、 1日1年として60日前の2月25日からカウントダウンしているものです。 人生をトラウマや問題や大きな出来事などの記憶としてではなく、 それらのハイライトのみではなく、 日々、日常をただ生きた、1日1日、365日をちゃんと生きた、 笑ったり泣いたり歌ったりしながら、生を楽しんだ。 だからこそ今の私がある。という観点から、 今までの私が生きたすべての日々をリスペクトするためのシリーズです。 相変わらず、リア

          40日後に『還』の私・1981年20歳

          41日後に『還』の私・1980年19歳

          このシリーズは、4月26日に還暦を迎える私がこれまで生きてきた人生を、 1日1年として60日前の2月25日からカウントダウンしているものです。 人生をトラウマや問題や大きな出来事などの記憶としてではなく、 それらのハイライトのみではなく、 日々、日常をただ生きた、1日1日、365日をちゃんと生きた、 笑ったり泣いたり歌ったりしながら、生を楽しんだ。 だからこそ今の私がある。という観点から、 今までの私が生きたすべての日々をリスペクトするためのシリーズです。 1980年、19

          41日後に『還』の私・1980年19歳