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Happiness & Sadness

呪われていると思っていた。

2019年の暮れから、祖母が逝き、幼馴染みが逝き、父がレベル4の癌になり、母が心臓の手術をし、息子が腕を骨折し、私の顔面に帯状疱疹ができた。世の中はコロナウイルス。

呪われておるなあ。

例年は桜が咲く時期にはウキウキして自然と歩き方がスケート歩きになり、おしゃべりになる病気を抱えているが、今年はそんな季節でも鬱々としていた。不安。

そんな季節。おおいぬのふぐりという悲しい名前を付けられた可愛らしい青い花の気持ちをぼ~っと考えていたら気付いた。

待てよ。呪われてると思っていたけど、いいこともあったわ!

悲しい呪いっぽい出来事に隠れて嬉しい出来事もあったのだ。

親戚、友達に新しい命が産まれた。こどもが腕を骨折しながらも無事小学生になった。新しい友達もできた。

めちゃくちゃ嬉しい出来事だった。

不幸な出来事はインパクトデカいから日々の幸せが見えづらくなるもんだ。

不幸な出来事や幸せな出来事は人生の中に様々な色で織り込まれていてその人の物語になっている。

悲しい出来事と同じように、幸せな出来事もちゃんと感じとらないともったいないな。。

新しい発見というか、大切なことを思い出したような嬉しい嬉しさで、私は再びスケートみたいに小道を歩いている。

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