あお | ライター

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あお | ライター

📚500冊の本に囲まれる部屋に住む読書家 | フリーランス←BtoBのITスタートアップで採用広報・広報PRを担当←大学受験大手予備校 | 本と旅と美術館が好き | ✉️お仕事依頼はX(旧Twitter)のDMまで

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マンガ「違国日記」を読んだら人生が変わった話

東京でひとりぼっちだった東京で、私は1人だった。新卒で入社した会社を辞め、何も決まっていないのに住む場所だけを確保して、大阪から東京に引っ越してきた。 引越しで何もなくなった空間を見て、初めて一人暮らしをしたこの部屋も、初めて揃えた家具も、こんなにあっけらかんとなくなるんだと思った。カーペットがないむき出しのフローリングや、カーテンがなく外の様子が丸見えになった窓が虚しかった。 東京に友達はいた。みんな忙しそうだった。私が自分で選んだはずの選択に、戸惑い苦しいことを誰にも

    • 長野県白馬村出身の店主が「nodoka」で贈る | 家庭料理と心温まるひととき

      西武新宿線の都立家政駅から歩いて約5分。静かな住宅街にあるおばんざい居酒屋「nodoka」で“都会の中の小さな田舎”をコンセプトに調理を手がけるのは、管理栄養士の免許を持つ篠崎夏実さんです。 キッチンから全てのお客さまの表情が見えるお店には「家庭で出てくるような温かい食事で、ほっと一息ついてもらいたい」という篠崎さんの思いが込められています。 出身地・長野県白馬村での経験から上京して感じたことまで、彼女のお店づくりの「原点」を伺いました。 都会の中の癒し、nodokaの

      • 本に救われてきたからこそ

        本に救われてきた人生だったと思う。人に相談できず悲しい寂しい辛いと表現することが苦手で。そんな姿をどこか俯瞰で見ていて。何よりマイナスな感情表現をしている自分がたまらなく許せなかった。 そもそも相談するというオプションが私にはなかった。そんな時にいつも頼りにしていたのが本で、私にとって本はずっと酸素のような存在だった。 本を好きになるきっかけおじいちゃんが図書カードをよくくれた。町の小さな書店に行くようになった。そこで本や漫画をたくさん買った。 すると小学生になる頃には

        • あれは夜明けだったのかもしれない

          あれが夜明けだった。振り返ったときにそう気づくかもしれない。 旅を仕事の一つにするトラベルクリエイターコース「POOLO JOB」を3ヶ月間受講していました。約50人のメンバーと一緒に毎週2本noteを書いたり、週に1回授業を受けたり、チームミーティングをしたり、イベントに参加したり。あのときに受講を決断して本当によかったと思っています。 好きなものを好きだと言っていい今まで好きなものを好きだって表現してこなかったことに気づきました。本が好きで旅が好きで美術館が好きで。そ

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          「迷いは自分の土壌を耕している証」元・地域おこし協力隊が運営する図書館に込めた思い

          鹿児島県のほぼ最南端。鹿児島空港から車で2時間走ると、海と山に囲まれた錦江町(きんこうちょう)にたどり着きます。 ”誰もが愉しみ続けられる世界をつくり、共にたがやす”をコンセプトにNPO法人たがやすの代表を務めるのは、馬場みなみさんです。兵庫県出身の彼女は、地域おこし協力隊の経験を経てNPOを仲間と共に立ち上げ、現在は活動の一環で図書館を運営しています。 「迷っていた自分も肯定したかった」と語ってくれた、図書館運営に至るまでの背景や思いを伺いました。 ”知ること”から始

          「迷いは自分の土壌を耕している証」元・地域おこし協力隊が運営する図書館に込めた思い

          発信初心者の私がX(旧Twitter)を3ヶ月間投稿してみたら

          SNSを発信することに苦手意識がありました。そもそも発信の習慣も全くありませんでした。でもそんな私がX(旧Twitter)を3ヶ月間投稿し続けてみると変化がありました。私に起こった3つの変化をお伝えします。 1.SNSが怖くなくなった1つ目は、SNSが怖くなくなったことです。発信を始める前の私は「炎上したらどうしよう」「知らない人に絡まれたらどうしよう」と考えすぎていたと気づきました。 もちろん人を傷つけないように、過激な言葉にならないようになど、発信するうえで注意や配慮

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          文章を3ヶ月間書き続けたら自分でも知らなかった自分に気づいた

          文章を書くことは簡単ではありません。ましてや書き続けることはもっと簡単ではありません。そう思っていた私が文章を3ヶ月間書き続けて気づいた3つのことをお伝えします。 1.言語化のクセがつく1つ目は、言語化のクセがつくことです。日常生活ではたくさんの情報に囲まれています。その中では自分が感じた感情をどうしても疎かにしてしまいがちです。しかし文章を書くことによって、普段何気なく感じた感情を思い出して引っ張り出して「なんで私はあのときそう思ったんだっけ?」と言語化する機会をくれます

          文章を3ヶ月間書き続けたら自分でも知らなかった自分に気づいた

          地域の魅力を伝える取材で気をつけたい3つのポイント

          地域の魅力を伝える取材、地域取材をすることになりました。アポ取り・文字起こし・執筆・原稿の確認など、取材前後にもたくさんするべきことがあります。地域取材をするにあたって、私が気をつけた3つのポイントをお伝えします。 1.完成イメージを持つ1つ目のポイントは、完成イメージを持つことです。取材するということは、その先に何らかのアウトプットがあります。この取材がどの方向に進むのか、相手とすり合わせておくことは重要です。 最初から何も持たずに歩きだすのではなく「こっちの方向に進も

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          どうすれば仕事とプライベートのバランスを取れるんだろう?

          仕事とプライベートのバランスを取ることって難しい。気づいたら仕事をしている状態、ONモードで走り続けてしまうことが多いです。私はバランスを取るために、仕事のONモードとプライベートのOFFモードを意識的に切り替えるようにしています。 戦闘モードであることを理解するまず私はONとOFFがはっきりしているタイプです。切り替わるときはバチっと音が鳴るくらいかもしれません。ONモードのときは、鎧をガチガチに着込み戦闘モードで戦っています。戦闘モードのときは、普段の自分よりも頭もエネ

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          「47都道府県制覇まであとひとつ」帰る場所、福岡があるから旅をする

          ーー旅を仕事の1つにする。旅先の経験をコンテンツ化する力と発信力を磨く、3ヶ月間。それが、TABIPPOが運営するトラベルクリエイターコース「POOLO JOB」です。 今回はPOOLO JOBの2期生として、旅を副業にするスタート地点に立つトラベルクリエイターコースを受講しているすずなさんにお話を聞きました。47都道府県制覇まであとひとつというほど旅が好きで、帰る場所である地元の福岡県もすごく大切にしていると語るすずなさん。 「旅が趣味だ」「いつか47都道府県を制覇した

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          空間デザイン会社が手がける大阪のホテル「THE BOLY OSAKA」

          大阪で泊まるホテルを探しているあなたへ。「THE BOLY OSAKA」は大阪の中心地からほど近い中之島・北浜にあります。洗練された空間で過ごす時間を楽しみたい方に向けて、このホテルをご紹介します。 ホテルのコンセプトは「大阪らしさ」空間デザインを数十年以上手がけてきた会社が、企画・デザイン・運営を一貫して行っています。自社ビルをリノベーションし、THE BOLY OSAKAは2019年にオープンしました。「大阪らしさ」というコンセプトをもとに、国内外から選び抜かれたインテ

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          大阪でゆっくりできる隠れ家カフェ「cafe EZE」

          大阪でゆっくりできるカフェを探しているあなたへ。「cafe EZE」は大阪の北摂・箕面市にあります。初めて行ったときに、何で今まで知らなかったんだろうとすごく後悔した、隠れ家の雰囲気が漂うこのカフェをご紹介します。 少し重めの扉を開けた先に広がる「cafe EZE」大阪府の北にある箕面市。そこにあるビルに「cafe EZE」はひっそり存在しています。すたすた歩いていたら見逃しそうになるので要注意です。看板を見つけると、すぐそばに階段があります。階段を上がって、少し重めの扉を

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          心が癒される、長野県白馬村の自然

          長野県白馬村ーーそう聞いたときに、どんな景色を思い浮かべますか。2022年秋、私は長野県白馬村に初めて行きました。黄や赤に色づく葉っぱと大きな湖、目の前に広がる白馬岩岳の雄大な景色。あふれんばかりの自然を感じる、長野県白馬村についてお伝えします。 東京から長野県白馬村までのアクセス東京駅から長野駅まで、北陸新幹線で1時間半。長野駅から白馬駅まで、特急バスで1時間。合計約3時間で長野県にある白馬村にたどり着きます。雪がよく降る地域で、いくつかのスキー場があります。たくさんの方

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          文章がうまくなりたい、書く前の準備運動として読んでおきたい本3冊

          文章がうまくなりたい。でもいざ文章を書くと、うまくいかない。そんな経験はありませんか。もしかしたら、文章を書く前のマインドセットも大切かもしれません。書く前の準備運動として読んでおきたい、3冊の本をご紹介します。 「さみしい夜にはペンを持て」この本を読んで、書くことは自分との対話だと学びました。言葉になっていないぐるぐるやもやもやが、自分の中にこんなに潜んでいたのかと気づき、それらを言葉にすることの大切さに気づかせてくれる本です。 「本日は、お日柄もよく」言葉を扱うスピー

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          やっぱり大阪も好きやねん

          大阪生まれ大阪育ちの私が、東京に住むようになってから数年が立ちました。ときどき無性に恋しくなり「やっぱり大阪も好きやなあ」って思うことがあります。今回の記事では、20年以上大阪に住んでいた私のお気に入りの場所を3つ紹介します。 落差30mを超える、箕面大滝1つめは、箕面大滝です。大阪府の北に位置する箕面市にあります。そこでは、日本の滝百選に選ばれている、落差30mを超える滝を見ることができます。滝にたどり着くまでは、最寄りの駅から徒歩で30分以上かかるので、実は少し覚悟がい

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          アンコールワットが見たかったから、初海外はカンボジアに決めた

          旅を好きになった原体験はどこにあるのだろう。思い浮かぶものが明確にあります。それは18才のときに訪れた、カンボジアです。この旅を通して、自分が知っていることの小ささと、自分が知らないことの大きさを知りました。 初めてのパスポートと初めての海外大学1年生の夏休みに唐突に思いました。「世界遺産のアンコールワットが見たい、カンボジアに行きたい」と。ただそのときの私は、海外に行ったことは一度もなく、パスポートも持っていませんでした。だから、カンボジアに行く方法を調べることと、パスポ

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