見出し画像

今、DVに悩まされている方へ

DVに今悩まされている方へ。

私が今奔走しているのは、悩んでいた過去の私を救うため。何年も経ってやっと、全ての物を揃えて挑むことが出来る。でもそれは、辛かった自分が頑張っていたからでもあるんだ。

小学校からの友達に相談したら、「もうしないっていう書面を書いてもらったら、脅されないよう私が預かってあげるよ、小学校で一番小さくて華奢だったあなたがなんでそんなことをされないといけないの。」と怒ってもらったこと。

結局書面を書いてくれることはなくて、最近その子に連絡したけどやっぱり預かってなかったよねってなったけれど、その言葉は私の中の「どうにかしないといけない」心を支えてくれた。

父は私の一番の味方で、最近は元夫と接触すると具合が悪くなるようになってしまった。久しぶりに会ったら随分痩せてしまって、しばらく地元に帰って父の傍に居たいと思う。

殴られていた時私は、市役所の人たちに言われたことでどうしてもできないと感じることがあった。それが、

・DVシェルターを利用すること
・警察に相談し連携をとっておくこと

だった。

情なのかなんなのか、家族を守りたかったのか世間体なのか、警察に言いに行く勇気だけどうしてもでなかった私は、ここまで事態を長引かせる原因のひとつにもなってしまった。

シェルターも何度も紹介されていたが「出て来たときにさらにひどいことをされたらどうしよう」という恐怖心から、勇気が出なかった。

あの頃の私は本当に無知だった。

今は色々な守られる制度がある、警察が加害者を近づけないようにできる。そんなことを知らずに、いや殴られたり罵声を浴びせられていた私にはそんなことを調べる脳にも至らなかったのだ。

きっとDVに悩む人が、こうやって頭がよく働かないまま動けない人が多いのではないだろうか。だけど、この記事を見て、どうか気づいて欲しい。

あなたを守る方法はたくさんたくさんある。
守ってくれる人がたくさんいる。

もう我慢しなくていい、そこにいなくていいから、自分を守ることを最優先に考えて欲しい、と。

家族を置いて出ていったのは家族にだけは手を出さないことを知っていたからだった。家のことも出来るし、きっと大丈夫だろうと。あの頃の私もきっと少し正常ではなかった。

だけどやはり手を出している事実を家族本人から聴き、もうこれは本当に早くしないといけないと動き始めた。

ああでもない、こうでもないと悩んでいたあの頃の私に今の私が言ってあげるんだ。

「徹底的にやれ、大丈夫だから」

私の無念は私が晴らしてあげるから。私の惨めな気持ちは、私が幸福に変えてあげるから。

下手な小細工はもうやめだ。
嫌がらせもDVも、何もかも全て手遅れなのだから。


山口葵

文章を楽しく書いている中で、 いただくサポートは大変励みとなっております。 いただいたサポートは今後の創作活動への活動費等として 使わせていただこうかと思っています。 皆さま本当に感謝いたします。