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Kandy Cityで天使に逢った!!!

ありがとうシーギリヤのファミリー

いよいよ出発の朝が来た!
今朝は宿でスリランカスタイルの朝ごはんをいただきます。

毎朝、机にのりきらないほど沢山の食べ物が出てくる
カレー風味のスープと横のツナみたいなココナッツを素麺にぶっかけて食べるの。美味しい!

やっぱり現地のものの方がしっくりきます。うん、美味しいスパイシー。

そして荷造り。少ないから一瞬で終わるのだけど。バックパッカースタイル復活です!

今日も元気に!!これが定番のスタイル🌞

そのまま町の通りに出て、通りかかるバスを待つ。そのバスで近くの街へ出て、中距離バスへ乗り換え予定。

例のレストランのファミリーにお礼を言いたくて、日本の小さなお菓子を持って尋ねたら、みんな出てきて見送ってくれた✨
しかもだよ、「今、息子がトゥクトゥクで来るから近くの街までそれに乗っけてもらえ」って言うのです。え!!!本当に?何て優しい人たちなのだろう🥹
その好意に甘えて、乗せてもらいます。

とっても良くしてくれたシーギリヤのファミリー。イストゥーティ(ありがとう)
お孫ちゃん激かわゆいの♪

イケイケ息子と相乗り

トゥクトゥクに乗る息子がきたら意外とイケイケ!若い。
家族とバイバイ。

出発するなり、「君はマリファナ吸う?」って話に。大丈夫、驚かないでくださいね、海外では日常茶飯事のくだりです。笑
もちろん非合法の国でも日本とは感覚が違う。そしてなぜか、僕も普段は吸わないけどタバコ一本吸わない?すぐ買ってくるよ!と、得意げに小さな売店で2本のタバコとマッチを買ってくる息子。
海外だとだいたいの売店で一本からバラ売でタバコが買える。貧しい民がいる、発展途上国のあるあるなのかな。
そして2人して隠れる様に吸う。何も悪いことしてないが。笑
おそらく彼は家族に後ろめたかった模様。そして私も特に吸いたいわけではないのですぐ終了。

イケイケ息子のトゥクトゥク。でも優しい顔したパパさんなのでした☺️
スリランカのタバコ。も、プチッとするやつ

何はともあれ、そのまま街に送ってもらいバイバーイ!!また絶対おいでね、と息子に見送られる。
さて、またバス旅の始まり。
目指すはKANDY TOWNならぬ、スリランカ第二の都市、Kandy City。山の上の街みたい。

今日も内装電飾ド派手バス

またまたド派手なローカルバスに揺られ、2時間半ほど。結構山を登っていったら徐々に涼しい空気になり、不意に都市が現れました。その交通量や人の多さに圧倒する。思いの外広そうだ。

Kandyの鉄道駅前。電車が到着すると沢山の人々が降りてくる

ここからは鉄道で移動予定なので、まずは明日の切符を買いに駅へ向かいます。しかし一等車はとうに売り切れ、二等車のみでした。そして二等車の前売り分も既に完売しており、明日の朝イチで買いに来ないと買えないらしい。スリランカの内陸部の山岳地帯の移動は、列車からの景色が素晴らしいと聞いていたので何とか乗りたい。
これは運試しか。明日に賭けます!!

駅構内は地図や時刻表も全てアナログタイプ。なんか落ち着く

とりあえず、この日は諦めて宿へ向かう事に。トボトボと歩きで宿へ。それにしても人が多い。ビジネスって感じの人や学生たちもたくさんいます。スリランカに降り立ってから、首都も通らずにきてしまっていたので、久々に活気を感じます。

鉄道駅前にどでかいBuddha像どーーーーーん
坂沿いの壁画。ザ・SRI LANKAですね
空が近い事がよく感じれる

ここKandyは山の上の街で、急な坂も多い。宿までたった800mと近いはずの道のりが、バックパックを背負った私は汗だくになってしまいました。

やっとの思いで宿へ着き、荷解きをして、シャワーを浴び、間髪入れずに今日しかないKandyの街へ繰り出します。

聖地KANDY CITYを歩く

何と言ってもここはスリランカの仏教の聖地らしいのです。仏陀の歯があるとされる仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)とその横の湖を中心に街がある。
こここそが、聖地キャンディとして世界文化遺産に登録させれている街です。
清々しい湖の周りを歩くと沢山の観光客で溢れている。
この日は金曜日で。そして後から知るのだが、この4日間はスリランカの人々にとっての連休なのでした。それなのでどこもかしこも人が多く、スリランカの人たちも各地から家族で、団体で、旅行をしている人が多かったみたい。なーるほど列車が満席だったのも納得と言うわけです。

この湖を中心に街が広がる
ハイ!セルフィー☺️スリランカの若者たちもみんなと変わらないね

いよいよBuddhaの歯を拝みに

その湖のほとりにあるのが、有名な寺院。ツーリストも多い様で、入り口は現地の人と、ツーリストとで二つのラインがあります。結構厳重でX線探知機や軍人さん(または警察?)が入場者をチェックしています。そうスリランカといえば、2019年に教会を狙った同時多発テロで多くの犠牲者を出すという、つらい過去のある国でした。
ゲートをくぐり中に入るとチケット購入機があり、その後に靴を預けます。

ようやくゆっくり見れると思ったところに現地人が英語で話しかけてきました。

僧侶の服でもない、普通の人。おいちゃん。
「私はここでボランティアをしている者です。本当にお金は要らないので、どうぞ一緒に案内しながら周らせてください」と。
これまた旅あるあるで、そう言って最後まで付いてきて、最後に案内料をくださいと言う人がほとんどです。ネットで知識は入れてきたし、1人で周りたい気分だった私はすぐにお断りしました。でもこの人が割とねばってひっ付いてくる。
もう、しょうがないなぁ。笑
最後には諦めて一緒に周ることに。

神々しい寺院内。この仏教の旗のカラーはどんな色の人も受け入れるという意味も
中では全員が裸足。僧侶も現地の人もツーリストも、お金持ちも小金持ちも貧しい人もみんな平等な感じがした
みんながお花を沢山添えてとにかく手を合わせてずーっとお祈りしていた場所
冷んやりした石の上、みんなが裸足で歩いている
ふと外を見ると絵になるスリランカファミリー
外から見た寺院
日本語だけなぜかめっちゃ字が下手🤣なぜ笑

寺院の中も至る所を説明し案内してくれて、座りたかったらいくらでも座ってね、写真もいくらでも撮ってね、祈りたかったら何時間でもどうぞ。と寛大に辛抱強く、そして私のマイペースにも臆せず対応してくるおいちゃん。常に受け身。なかなかやるじゃないか。

見物も終盤かと思われ、寺院からお庭に出たところで、急に話が真髄へと…

神様の使い?に逢った

唐突においちゃんが
「今、あなたは幸せですか?」と

いきなりすごい質問。しかもサラッと言ったけど、なんか奥深さがある言い方。
おいちゃんは満面の笑み。

正直、即答できませんでした。
私なんか薄幸なオーラ出ていたのかな?笑
しばし間があいて…

私「うーーーん。それはとても難しい質問だね。」

おいちゃん「え?なんで?」

私「日本人なんて皆そんな感じだと思うけど。色々ありすぎてわからなくなるんだよ。」

おいちゃん「幸せはシンプルだよ。なんで難しく考えるの。
辛いことなんて手放して、もっと自分に素直に生きれば良いじゃないか。」

そこからおいちゃんは自分の家族や過去や現在について話してくれた。
私も英語で伝えられる限り話してみた。
私の方もスラスラと今ある感情が溢れてきて。
不思議ととても穏やかで良い空気が流れていました。
旅に出るとたまにこんな瞬間が、ふと訪れます。
現地の人や同じく旅をしている同志たちと、色々な話をする。なかなか日本だとこんな話にはならなかったり、聞きづらかったりする事も海外の人や旅中には話せたりする。そして自分自身でも普段考えなかったような、真意に気がつく時があります。

そんな機会を与えてくれてありがとう、おいちゃん。
最後には一緒に居た時間が名残惜しくなり、このおいちゃんが何やら神々しくすら見えてきた。
え、もしや、天の使い!?笑。
あながち間違いじゃないかもしれない。
なんせここは聖地Kandy City。

おいちゃんの風貌をした天使さんなのでした。きっとね。

Kandyのローカルサイドは

天使さんにお礼を言って、そこからは一人で街を歩き出す。
大きな市場の入り口を見つけて、迷わず入ります。
活気あって生活感あふれる街の姿も。 

大好きな市場に。市場に行くと大体その街の規模が見えてくる
むっちゃ並んでるから何屋さんだろうと覗いてみたら…
なんと量り売りのお菓子屋さん!!大人もおじさんもみーんな大量買いしてた😂

夕飯はそのまま歩いて、その辺の若者にスリランカカレーが食べたい!美味しいお店はないかと尋ね、連れてきてもらったローカルな食堂にて。

初の現地でのスリランカカレー。なんか日本のとは少し違うような。でも辛くて美味しかった

左上の銀皿のココナッツサンバルは、スリランカでは定番の辛味のスパイス。だいたいカレーとか麺の上にかけて食べます。お皿の左はフライドチキン、下はちくわ煮みたいの、上が豆カレーで、後はカレー風味の野菜とか。
美味しくいただきました!
デザートまでいただき、満足して帰ります。

帰りがけの上り坂からの湖

1人で歩く帰りの夜道は少し怖かったけど、無事にホテルの部屋に着いて安堵。
ゆっくりと眠ることができました。

さて、明日は朝一で列車のチケットを取りに行くよ〜!!!
気合いを入れて寝ます。

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