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『アキレス腱部痛』における長母趾屈筋とケーラー脂肪体の関係を考える
長母趾屈筋とアキレス腱の位置関係
このようにアキレス腱の後ろを通って内側を通過するのが長母趾屈筋の走行です。実際はアキレス腱と長母趾屈筋のこの隙間には『ケーラー脂肪体』というものが存在します。
ケーラー脂肪体とその役割
この脂肪体の役割は
・アキレス腱と長母趾屈筋の滑走性の維持
・アキレス腱付着部の圧縮にクッション
・後踵骨滑液包の摩擦軽減と内圧の調整
・後脛骨動脈と脛骨神経の保護の役割を
ところで捻挫って何?
こんにちは。寒さ厳しい日が続いていますが体調など崩していませんか?大寒過ぎればあと少しの辛抱です。なんとか乗り越えていきましょう!
さて、皆さんは捻挫についてどれくらい知っていますか?今日は捻挫について少しだけ詳しくお話しをしていきたいと思います。
捻挫とは 捻挫にはちゃんと定義があります。『関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたもの、つまりX線(レントゲン)で異常がない関節
オスグット病(グッド・シュラッター病)
オスグット病ってなんだ? オスグット病とは、膝のお皿の下にある出っ張りのところ(脛骨結節)に痛みが生じる骨端症のことを言います。
この骨端症とは成長期の子供に多く現れる症状です。
成長期の子供の骨には成長する成長線(成長軟骨)があり、その成長線にストレスが加わると炎症が起こります。炎症が起こってしまった部位により症病名が異なり、このオスグット病は脛骨結節の成長軟骨に炎症が起こった骨端症名です
肋骨骨折 超音波画像
症例年齢 47歳
性別 男性
傷病名 左第11肋骨骨折
受傷機転
・転倒し何かの角にぶつけた
・自覚症状:呼吸痛(+)咳など腹圧が高まると疼痛増大
動作痛(++)
・他覚症状:介達痛(++)圧痛(++)
・超音波観察にて骨の異常を認めた
超音波観察にて骨傷の疑いがあったため整形外科にて精査を依頼(※1)し、『左第11肋骨骨折』と診断されました。柔道整復師の仕事は急性外傷