片付けのできない組織に未来はない
今回の記事は、結論から言うと『片付けのできない組織に長く居座ってもしょうがないよ』という話をしていきます。
まず、組織を運用していくためには何が必要となるでしょうか。1つ挙げるとすれば『マネジメント』がその代表格でしょう。組織を正しく運用していくには、正しいマネジメントが必要となります。
最初に、マネジメントとはどういうものなのかを確認してみます。
簡単に言えば、リソースの管理や最適化を生業とした仕事であることが分かります。
では、マネジメントを運用していくために意識すべきことは何でしょうか。
また、マネジメントの品質を向上させる方法として、『PDCAサイクル』というものがあります。
ここでリソースを一旦、『道具』として考えてみます。『道具』とは、『ある目的を達成するためにデザインされたもの』です。以下の上野学氏のツイートによると、そのデザインは1回切りで終わるのではなく、『使う』ことと『作る』ことが繰り返し続いていくものだとされています。
これはマネジメントにおけるPDCAサイクルの関係と酷似しています。健全なマネジメントを行なっていくためには、『道具』のように、PDCAサイクルで少しずつリソースの改良を行なっていき、その情報や成果物を元に今後の計画を立てていく必要があります。
そのためには、現状の分析と、その結果から意思決定を行なっていく必要があります。そして、その舵を取るリーダーこそがマネージャなのです。
通常、マネージャは様々な権限が与えられていることが一般的です。その理由は『そのコミュニティ全体を俯瞰し、それにより得られる情報を活用して今後の意思決定をする』ためです。
決して『コミュニティ内の弱い立場の人間に問題解決や自浄作用を丸投げする』ためではありません。しかし、今までの内容のことが意識できていないマネージャは結果的に(意図せずとも)丸投げになってしまうことが多々あります。
ここまではマネジメントという視点で話をしてきましたが、私達の日常生活や、ちょっとした集団行動などでも『分析と意思決定』は重要になります。しかし、
物がどこにあるのか分からない
過去に入手した(はずの)情報がどこにあるのか分からない
ということは普段の生活でも結構ありがちです。これが起きてしまうと、分析と意思決定の難易度が上がり、生活の質(Quality of life)が下がる場合も多々あります。
また、『情報』を大切にできないと『他人』を大切にすることができません。なぜなら、他人を守るための方法や理屈をすぐに手放してしまい、適切な行動が取れなく確率が高くなるからです。
マネジメントに話を戻します。「片付けのできない人間」がマネージャのような立場になると高確率でそのコミュニティは腐ります。それは人々の活動を有効化する情報をどんどん散逸させてしまい、効率的にコミュニティの方針を決めることができなくなってしまうためです。
どんな組織にも言えますが、立場が偉いからと言って、確かな情報からではなく、感情的な意思決定を繰り返していくとその組織はどんどんと機能不全に陥っていきます。
皆さんのコミュニティは健全なPDCAサイクルから効率的な意思決定はできていますか?物や情報の整理整頓はできていますか?それが達成できず、無意味にストレスをためるような環境下におかれてしまうと、その人の能力は十分に発揮できないでしょう。
マネージャなどの権利者が、『片付け』および『情報に基づく意思決定』ができないと、コミュニティにとってハイリスクなことがお分かりいただけたでしょうか。残念ながら、この手の意識は実際の社会では軽く見られがちですが、なめてかかると本当に取り返しのつかないことになります。(特に人間関係)
是非、この記事を読んでいただいた皆様にはこのような失敗のないよう、特に『片付け』を意識して日々の生活をより良いものにしていただければと思います。
以上でこの記事は終わりです。お読みいただきありがとうございました。
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