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俳句

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自作の俳句集。ここでは自由に、新興な句を作りたい。
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俳句「夏の末」2023090901

俳句「夏の末」2023090901

腐肉喰らふ鳥ら鳴きをり夏の末

俳句201108祇園祭2句

俳句201108祇園祭2句

(旧水海道市・祇園祭にて)
片陰に山車ゆるゆると往くを追ふ
山車揺れて祇園囃子も揺るるなり

短歌/俳句201208原爆忌

短歌/俳句201208原爆忌

原爆忌白み初めたる空潔し ものの形の明らかな朝
*潔し(きよし)

黙祷を終へて戻りし蝉時雨

俳句201208涼風

涼風や白き星より吹き来たる

出会してやんまに道を譲られぬ

短歌/俳句201108 出雲と松江の旅

短歌/俳句201108 出雲と松江の旅

2011/8月(松江にて)
八雲立つ出雲の方の湖の上に混沌ゆ日の階下りぬ

※方(かた)湖(うみ)上に(へに)読みは(えに) 階(きざはし)下り(おり)

すいません。読みの指定が多くて💦笑

(出雲にて)
十九社ゆ涼風の来て和まれり

※十九社(じふくしゃ)読みは(じゅうくしゃ)出雲大社に集まってくる神々の宿舎となる細長い社のこと。
※ 和まる(のどまる)

俳句201108水海道弘経寺にて

俳句201108水海道弘経寺にて

2011/8月
(茨城県旧水海道市・弘経寺にて)
夏空を貫く御杉静かなり
蝉穴を数えて寥(さび)し異心(いとごころ)
蝉時雨やがてひとつの鈴の音へ

少し忙しくなりまして、みなさまの作品を拝見に伺うのが遅れます。
私のモチベーションでもありますので、時間ができましたら必ず伺いますね。

俳句201107/198608*蝉時雨

俳句201107/198608*蝉時雨

透白(すくはく)の記憶を揺らす蝉時雨

蝉時雨お百度の石うずくまる

俳句201207 透白

俳句201207 透白

透白(すくはく)の記憶を揺らす蝉時雨

半夏生人の往来尽きるなく

音の無き我が庭に来(こ)よ夏の蝶