【学校】本当に学生のための対面授業なのか? 根拠なき文部科学大臣の発言【萩生田文部科学大臣2021年4月27日会見】

令和3年〈2021年〉4月27日会見についての記事です。

やっぱり対面授業でやりたい文部科学省

「緊急事態宣言の期間中は、オンライン授業が一時的に増加したとしても、期間終了後は当初予定していた対面授業を適切に実施するなど、大学には学生目線に立った配慮をお願いしたい」

「対面授業とオンライン授業のハイブリッドで進めてください」とも会見の中で発言しているが、対面授業に執着している。「学生目線」で考えるなら、実験などの授業以外はオンラインにして、課外活動を開放すべきだろう。終息していないのに、対面授業にするように大学に要請したり、大学名を公表するのもおかしい。感染リスクを下げて、安心して学習できる方が学生のことを考えたやり方なのではないか。文部科学省の言い分が学生目線ではありません。学生のためとは思えない。誰のため?……。

人の流れを抑えた中で、一定の対面授業もできる? 方法を示していない。

「人の流れを抑えた中で、一定の対面授業もできるだろうと思っているので、安易にオンラインに流れるということは再び起きてはならない」

「できるだろうと思っている」と言われても、明確に具体的な方法を示していない。大臣の個人的な見解でしかない。個人的な見解に学校、学校関係者、教員、学生、保護者を巻き込まないでもらいたい。大臣が公式の場で私見を話すのはよろしくない。。決定事項や客観的な事実だけを話すべきだ。人の流れをおさえるには人数減らすとかしかわからない。対面にすれば、公共交通機関を使い、人の流れが生まれる。キャンパスでも人の流れが生まれる。もう一つ気になるのが、「安易にオンラインに流れるということは再び起きてはならない」という発言だ。これではオンライン授業が悪者と言っているように聞こえてしまう。本当に対面が良いのなら、日本の科学レベル、研究者のレベル高いのでは?何をもって、オンラインより対面が良いと言っているのか?客観的なデータ、事実、科学研究論文も示さず、説明もしていない。これでは納得できない。一方的に決めつけているだけで無責任だ。授業は会ってやらないという古い考えを捨てられないようだ。授業自体が非効率だ。戻すことばかり考えているのが、残念でならない。発展しよう、変化しようという意図は全く感じられない。

参考

ニュースとかではなく、直接確認してください。


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