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「個人的な好き」≒「クリエイティブ」

燃えました!!

いつからかWWEでは「レスリング」「レスラー」などのワードが使用禁止になっていました。「レスリングではなくスポーツ・エンターテインメント」「レスラーではなくWWEスーパースター」というのがオーナーの意向だったようです。

正直不満でした。他団体との差別化など理由はあるのでしょうが、やっていることはプロレスなのです。むしろ伝統芸能としてのプロレスが持つ細やかな約束事をしっかり守り継いでいる団体なのに、なぜそこに誇りを持たないのか?

私の仕事でたとえるなら、社長が店に来て「皆さんはもう書店員じゃありません。ブックイントロダクターです」と通達するようなもの。「何が違うんですか?」「そもそも書店員であることに人一倍プライド抱いてますけど?」としか思わない。

先日、女性関係のスキャンダルで件のオーナーが引退。元レスラーのHHH(トリプルエイチ)がクリエイティブの責任者になりました(プロレスにおける「クリエイティブ」とは、選手のキャラクターやファイトスタイル、リング内外のストーリー展開などを決めること。たぶん)。これに伴い、例のルールも変わるのではと囁かれています。

途端に↑の熱い一戦。まるでリング上でも「レスリング」が解禁されたかのように。あるいは、レスラーたちの考える「クリエイティブ」がより尊重される環境に変わったのでしょうか。「こうしなさい」と会社から一方的に押し付けられるのではなく。

昔の「リブロ」やいまの「青山ブックセンター」には及びませんが、私の職場も担当者の「クリエイティブ」が尊重されています(大人の事情で置きたくない本をいい場所に積むこともありますが)。だからこそ、もっとアイデアを発揮して面白い本、埋もれた良書を紹介していきたい。

ちなみに最近の私の「クリエイティブ」はこちら。

ストロングスタイルな一冊です。私的な欲や保身などどこ吹く風。潔く、熱く、そしていつだって言行一致。吉田松陰の思想や言葉には不思議な吸引力が備わっています。

彼の人生に興味が芽生えたら↓もオススメです。特に愛弟子の久坂玄瑞へ贈った激励の手紙が忘れ難い。「一流のリーダー=優れたモチベーター」はいつの世でも通用する不変の方程式なのかもしれません。

あと「クリエイティブ」な生き方を模索するうえで役立った、文字通り人生を変える名著が↓です。

特に印象に残ったのは以下のフレーズ。

「最も個人的なことが、最もクリエイティブなことである」
「世界は『好き』が動かしているのだ」

思い当たる節があり過ぎます。

私の「好き」を形作るふたつの軸は、この記事のテーマがそうであるように「プロレス」「本」です。個人的な「好き」を仕事の中に落とし込み、少しでも世の中へ貢献していきたい。「読む・書く・売る」を通じて公のためにできることをやっていきます。

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