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愛という言葉はわからないからこそ魅力的な謎となる-ヴィトゲンシュタイン世界が変わる言葉

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愛という言葉はわからないからこそ魅力的な謎となる-ヴィトゲンシュタイン世界が変わる言葉

哲学者の、ヴィトゲンシュタインは、多くの世界が変わる考え方を、残してくれている。

その一つが「愛という言葉はわからないからこそ魅力的な謎となる」なんだね。

元の文章は、「哲学探求」という本にかかれている文章だ。そこでは、愛だけでなく、育児や人生などの「概念」は、わからないからこそ魅力的な謎となる、みたいな文章が書かれている。

愛だけじゃなかったんだね。

元の文章では、概念の例を、18個も挙げている。

そんなに挙げているんだね。

そんな感じで本書は、ヴィトゲンシュタインの残した考え方をまとめた短い文章を、183個挙げているんだ。

183個も?!

目次を読むだけでも、いい勉強になるよ。

他に何か挙げてくれない?

「知識を疑い、自分でとことん考えよ」とかね。

論語の「学んで思わざれば即ち(すなわち)罔し(くらし)。」とほぼ同じことを言ってるね。西洋でも東洋でも、考えることは同じなんだね。

孔子のほうが2千年以上早いけどね(笑)

他には?

「自分をありのままにみる勇気が必要だ」かな。

ふ、深い(笑)。そんな勇気、もしかしたらなかったかも?

自分をありのままに見るのは、結構難しいよね。この文章の元になった「哲学宗教日記」では、「今のままで何事も可能にしてしまう人間であるかのように見てしまうのだ。」と言って、警鐘をならしている。

この前読んだ、オリバー・バークマン「限りある時間の使い方」でも、「全てを効率的にこなそうとするのではなく、すべてををこなそうという誘惑に打ち勝つことが必要だったのだ。」(63頁)みたいに書いてあったけれど、それに通ずるかもねー?

要するに、自分のことを、すべてをやることが可能な人間だと、ボクらは思いがちだけど、どっかで、すべてをやることを諦めなくちゃいけないよね、ってことだよね。

本当にそうだね。


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