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美紀の目から見たイタリア

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1998年にイタリア、フィレンツェに移住。語学学校を四ヶ月で終了し、その年のうちに就職先を見つけました。2001年に結婚、2019年に離婚成立。免税店販売員、語学学校事務員、高級… もっと読む
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イタリア人の好きのレベル

イタリア人の好きのレベル

イタリア人との恋愛上級編。
今回はイタリア人の「好き」について。

イタリア人の「好き」は日本人の「好き」とはちょっと感覚が違います。
まず最初の「好き」は
・piacere
Mi piaciとかTi piacio?とかよく言います。
確かに異性として惹かれていますがまだ恋しているとは言えない状態です。毎日でも会いたいし、Bacioもしたいし、あわよくばfare l'amoreも・・・。でも、まだ

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イタリア人の恋愛感

イタリア人の恋愛感

日本人に比べてイタリア人の男性はかなり行動派です。とにかく「あたって砕ける」を繰り返します。
気に入ったらとりあえずアタックしてみる。だめなら次がある。方向転換はすばやいです。
日本人から見ると「軽い男」「軟派」みたいだけれど、その時その時は真剣で、誠実なんです。でも、誠実だから断っちゃ申し訳ないなんて、日本人的に考えてはだめなんです。興味がなければ「お友達ね」と断言してしまいましょう。お友達とし

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イタリア人との恋愛上級編

イタリア人との恋愛上級編

初級編では、なんとなくイタリア人ってこんな感じというレベルの話をしました。
上級編では、本気でお付き合いしたい人がいる人に、ちょこっとアドバイスできるといいな、と言うレベルの話です。

イタリア人の彼 、すっごく積極的で情熱的。
甘い言葉が次から次へとわいてきて夢見ごこちになる 。
でも、どこまで信じていいものか。
本気なのか、それとも遊びなのか?
イタリア人ってみんなこんななのかしら?イタリア人

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お料理はお好き?

お料理はお好き?

イタリア人との恋愛初級編の続きです。

なんてったってマンモーネ大国ですから、マンマの料理を食べて、マンマに買ってもらった服をマンマにぴしっとアイロンかけてもらって着ている、なんにもできないお坊っちゃんも多いです。でも若い人たちは最近お料理上手な人増えてきてますね。私がこっちで知り合ったイタリア人の男の子達はみんなお料理が上手でした。おうちに招待されて、おいしいお料理をいただいた事もしばしば。女の

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本気か遊びか?

本気か遊びか?

イタリアで恋愛初級編の続きです。

イタリアでお付き合いが始まって、気になるのはやっぱりこれ。
遊ばれてる?それとも本気?
これはかなり気になるところだと思います。
イタリア人は恋愛にかけてはいつでも真剣なのでそれが本気で将来を考えたお付き合いでなかったとしても、とりあえず全力で取り組むので彼らの本気度を見分けるのはなかなか難しいです。
恋愛感がまったく違うのでそれに関しては新たに綴ってみるつもり

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続イタリアで恋愛初級編

続イタリアで恋愛初級編

イタリア人て嫉妬深い?
嫉妬深いというか、独占欲が強いというか。
とにかく好きな人を一人占めしたい、全てを把握したいという気持ちが強い人多いみたいですね。
今日なにをしたのとか、誰と会ったのかとか、一部始終を知りたいのは割とイタリア人の中では一般的なようです。
携帯電話の普及率も高く(2000年頃に書いた記事です)、しょっちゅう「今どこ?」「今何してるの?」と道でも電車の中でもバスの中でもどこでも

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イタリアで恋愛初級編

イタリアで恋愛初級編

さすがにイタリア在住21年ともなると、いろんな出会いを経験します。
15年前に書いた記事。今読み返しても、その通りだと思う。コピペしちゃお。

なんてったって本能のままに行動するイタリア男。
好きになったら突進します。
今日会って、ちょっとお話したばかりなのに、また明日会える?って。
毎日のように会って、話して手を握って・・・
とにかく情熱的です。
でも、ちょっと注意が必要なのは、気に入った女の子

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イタリア人とのおつきあい

イタリア人とのおつきあい

イタリア人とのお付き合い

海外に出ると、いかに日本の常識が通用しないかいやというほど思い知らされます。
普通こうするよね、とか、普通、これはないよね、とか、日本の普通はこちらでは通用しません。
イタリア人の常識は日本人の常識と違うという事をまず念頭に置くことが重要です。
したい事はしたいと言い、嫌な事は嫌という国。
言わなくても分かるでしょう、というのは日本国内のみ通じる感覚。
イタリアでは何事

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イタリア留学を考えている人へ

イタリア留学を考えている人へ

イタリアへ留学するために、
どの程度まで勉強していくべきか。

なぜかもっとも多いこの質問。
ほとんど話せないレベルの人にかぎってこの質問をします。
すでにしっかり勉強していて、ある程度話せる人はこんなこと聞きません。

大丈夫!
イタリアに来てしまえばなんとかなるよ!
って言って欲しいんだと思います。

イタリアに来る前にかなりのレベルまで勉強してきた私にとっては意外でした。実際、イタリアに来て

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パロラッチャ

パロラッチャ

いちど言い出すとやめられない。
日本では
「こんちくしょう」だの
「べらんめえ」だの、
女性には使いづらい言葉しかないので、
何か思い通りに行かなかったり
腹が立ったりすると、
「あらまあ」とか「こまったわ」とか「うーん」とうなるのがせきのやま。
こちらでは男性が使う強烈なのを
ちょっともじって
女性も怒りを吐き出すことができる。
それこそ「こん畜生」が
「こん動物」みたいな
へんちくりんなことば

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愛国心

愛国心

というより自分と自分に関わるものすべてに対する愛情が深い。
まずは何より自分がかわいい。
次に家族がいとおしい。
恋人にはぞっこんで尽くしまくる。
またそれらの自慢に言葉を惜しまない。
「ぼくは英語が話せるんだ。
あんなコースにも通ったし、
あそこの先生はぼくのこといつも誉めてくれるんだ」
「うちの子は才能があるのよ、
その辺の女優なんかよりずっとかわいいし。」
「私の彼はやさしくてスポーツマン、

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騎士道精神

騎士道精神

イタリアの男性って本当に紳士。
車のドアや、レストラン、お店のドアもたいてい開けてくれる。
銀行の入り口でちょうど出てこようとしていた人がドアを持ったまま
「どうぞ、お嬢さん」
と私を先にいれてくれたり。
バールや学校、エレベーター、
必ず男の人がドアを開けて女の人に先を譲ってる。
年配の人とレストランに行ったら、
マフラーやバッグなんかをごそごそしてないでさっさと座らないと、
立って待ってくれち

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イタリア女にイタリア男

イタリア女にイタリア男

イタリアの女の人たちはどんなかというと
オルゴリオーザ(自信家)、アッグレッシーヴァ(押しが強い)。
日本人の女の子みたいにドルチェ(やさしい)、
ティミダ(おとなしい恥ずかしがり屋)なのはなかなかいない。
日本の女の子でよっぽどアッグレッシーヴァでも
イタリア人の女の子に比べればよっぽどドルチェにみえるからすごい。
なんたって、生まれたときから蝶よ花よと育てられ、
男の子からは騎士道精神にのっと

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マザコン王国

マザコン王国

イタリアはマザコン率99.9%。
それはもう世界中の誰もが知ってる常識。
でもやっぱりいい大人が電話片手に
「マンマ〜!」
なんていうのをきくとなんか気恥ずかしい。
うちの夫も少ないときで週1回、多いときで一日に2、3回
「マンマ、コメスタイ?」
とやっている。
うちの学校の理事長さえ電話で
「マーンマ!心配しないで、いい子にしてるから」
なんて。
「Buono」は大人なら「いい人」、子どもなら「

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