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ニキビの原因になる2つの食品


今回は【肌荒れ・ニキビ】
に関する話をしていきたいと思います。

皆さん肌荒れに悩んでいますか?
どうしようもなくにきびに悩んでる方もいらっしゃるでしょう。

全世界の人口に対するニキビの有病率はなんと9.4%。

10人に1人もニキビに悩んでいる人がいるんです。
これ、全世代ですからね?
じいちゃんばあちゃんも含まれてます。

西洋社会では、青年期人口のおよそ79%から95%!!!
を悩ませる普遍的な病気です。

全ての病気の中でも8番目に多い数字だそうです。


では何が原因になっているのか?

ニキビはまだ全ての原因が解明されていません。

ストレスなどの心理的要因、遺伝的要因、
食生活、衛生環境などによっても
大きく左右されると言われています。

しかしニキビに関する膨大な研究から、
それぞれの要因の大きさが分かってきています。

一番の要因は遺伝。

イギリスで実施された研究によると
ニキビの81%が遺伝的要因に起因し
残りの19%が環境要因に起因することが報告されています。

81%じゃどうしようもないと諦めないでください。
残りの環境要因だけでも努力する価値はあると思います。

2002年の研究によると
パプアニューギニアとパラグアイの先住民には
ニキビが全く観測されなかったそうです。

パプアニューギニアの先住民を追跡調査した
結果、最もニキビリスクの高い15歳から
25歳の300人を含む1200人の被験者を
843日に渡り観察しましたが、
軽度のニキビすら観察されませんでした。

この先住民たちは西洋化されてない
伝統的な食生活をしていたのです。

つまりは環境的な要因においても
ニキビはコントロールすることができるということ。

お分かりの通り、遺伝的要因の次に
大きな要因となっているのは食生活

中でも大きな関連があると
考えられている二つの食品について見ていきましょう。


①乳製品

一つ目は乳製品です。

私自身、乳製品をやめてからというもの
肌荒れ・ニキビが激減したという経験があります。

乳製品に関する大量の研究でも、
現在ではほぼ全ての乳製品の摂取が
ニキビとの関連があることが分かってきています。

もちろん乳製品をたくさんとっても
肌荒れを起こさない人もいます。

しかし確実に体に合わないという方もいることもまた事実です。
それが数字に表れてきているということ。

②高GI食品

これは何かと言うと血糖値を急上昇させる食品全般のことです。

血糖値が上昇すると分泌されるインスリンと
アンドロゲン(男性ホルモン)の相互作用に
ニキビが関連していることが分かってきています。

高GI食品と言うとスイーツを連想されるかと思います。
もちろん甘味類は砂糖が大量に使われていますので
血糖値が急上昇します。

しかし甘いものだけでなくしょっぱいお菓子、
例えばポテトチップスおせんべいなども
米や小麦を元に作られているので血糖値が急上昇します。

砂糖だけでなく精製された炭水化物も
血糖値を急上昇させてしまうのです。

血糖値が上がることに関しては問題ありません。
なぜなら肉や、野菜も血糖値をあげるからです。

問題なのはその上昇の仕方。
急激に上昇するか否かによって
インスリンの分泌の仕方が変わってきます。

これを回避するには低 GI 食品
食事を構成するしかありません。

白米ではなく玄米を。
じゃがいもではなくさつまいもを。
精白糖ではなく蜂蜜を。


GI 値は検索すれば出てきます。
食生活の中の高GI値の食品を置き換えましょう


自分に合うかどうかを試してみる

もちろんこれらの食品をいくら取ろうが
全く肌荒れに直結しない人もいます。

つまりはそれが、遺伝的要因なんだと思います

ニキビができやすい、肌が荒れやすいは体質です。

だったらそのニキビの要因になるもの
徹底的に排除すればいい、ただそれだけです。

人によっては
ポテトチップスなどのお菓子はダメで、
白米などの炭水化物は大丈夫。
またはチョコレートは大丈夫だけど生クリームはだめ。

そういった方もたくさんいらっしゃると思います。
つまりはこれらは十人十色千差万別なわけです。

ただし先に述べた二つの食品については
大規模な研究でもその相関が見られるとおりリスクの高い食品です。

ハイリスクな食品をまず食事から抜いてみてください。

そして少しずつ除去した食品を戻し、
体に合うかどうかを試すのです。

そして自分の体に最適な食事をつくっていってください。


場合によってはどうしても
食べられないものも出てきてしまうかもしれません。

しかし訳も分からず肌荒れに悩まされるよりは百倍マシなはずです。

ニキビ対策化粧品なんかよりもよっぽど効果があります。
ぜひ試してみてください。

肌荒れ・ニキビに関しては私も悩んでいたトピックなので
これからも取り上げていきたいと思います。

皆さんの悩みの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!



※参考文献

A global perspective on the epidemiology of acne (2015)
Acne Vulgaris-A Disease of Western Civilization(2002)
The Influence of Genetics and Environmental Factors in the Pathogenesis of Acne: A Twin Study of Acne in Women(2002)

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