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「光る君へ」メモ 第15回「おごれる者たち」まさかまひろは‥‥(妄想)
移動中にふと思い浮かんだんだけど、もしかしてまひろは道長の子を産むんだろうか? 紫式部の娘って、百人一首にも歌がある大弐三位(だいにのさんみ、本名は賢子)ですよね。
「光る君へ」では、源氏物語モチーフがいろいろと見られ、それも視聴の楽しみのひとつ。
詮子のモデルは弘徽殿女御、明子は六条御息所、父・為時の「高倉の女」は夕顔で、その遺児さわは玉鬘かな?なんて。
というか、紫式部は実在の貴族をモデル
「光る君へ」メモ 第14回「星落ちてなお」強運の星に加護されたゴッドファーザー
藤原家に最高の繁栄をもたらすのは道長なので、兼家は道長の先行者でありアナロジーの対象になる。
脚本の大石静さんは72歳(いま検索したけど、そんなになられるのか!)。
人が力を持ち、やがて老いて死ぬところまでを描く筆致に迫力があり、私も兼家にすっかり引き込まれてしまった。
段田安則もこんなに良い役者さんなんだなーと。
もちろん経験豊富な大ベテランだけど、テレビドラマに限っては、ここまで力量を発揮で
「光る君へ」メモ 第12回「思いの果て」恋は人をエゴイストにするね
作劇うまい!史実を知っていようがいまいが、実資がまひろのお婿候補になるなんて、誰が想像したでしょう。まさかの、「柄本佑か・ロバート秋山か」という選択(笑)。あのセクシー画像は佐々木蔵之介からの貢ぎ物ということでよろしいか?
「日記に書きなさいよ」を連発してたさばけた妻さん好きだったけど、亡くなったのかー
道長からの申し出に、嬉々として政略結婚を進める父・兼家。仕事が早い!
摂政になり、左大臣と
「光る君へ」メモ 第11回「まどう心」妾なんて耐えられないまひろ、ますます好きになった
すごいねー。先週、あんなにも一途に、何もかもかなぐり捨ててまひろをかき口説き愛を語っていた道長が、一週にして急に現実的家父長制を内面化して「妾になれ」と迫り、断ると激怒するんだもん。
この豹変には説得力がある。なんたって、道長とまひろが結ばれるのとほぼ同時に「寛和の変」こと花山天皇(本郷奏多)を退位させる陰謀事件を描いたのが効いてる。
事件のあと、行成が道長を見て「顔が変わったような‥‥」と言
「光る君へ」メモ 第10回「月夜の陰謀」一緒にいられないふたりだから関係する
「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係」、一線を超えるの、意外と早かったですね。
「大河ドラマ異例のディープなラブシーン」みたいな感じで取り上げられていたけど、フィジカルなシーンはどうでもいいんです、本質的には。
見てる側としちゃ、あって困るもんじゃないけど、ないならないで脳内でいくらでも補えるしね。(妄想力に不足なしw)
みなぎったのは、月夜の逢瀬に行きつくまでのプロセスですよ!
あんな情熱的
「光る君へ」メモ 第9回「遠くの国」それはきっと「友の死」
うそでしょ直秀ぇぇぇ
門脇麦、神木隆之介、柳楽優弥、長澤まさみ(×2回)中村獅童、古くは赤井英和、柳葉敏郎や宮沢りえなどなど、数多くのライジングスターが大河ドラマで演じてきた“オリジナルキャラ道”に則って、ご都合主義的もとい気随気儘・神出鬼没に終盤まで物語をかき乱すトリックスターになるんじゃなかったの―――?!
「平清盛」の兎丸(加藤浩次)だって39話まで生きてたぞ!
毎熊克哉が売れっ子すぎて、
「光る君へ」メモ 第8回「招かれざる者」あきらめながら大人になって
今回は特に、史実(ネタバレ)を知っている人と知らない人では見方がずいぶん違う回だったかなと。以下、いちおネタバレ回避で。
道長からの熱烈な恋文を焼き捨てて、思いを断ち切った(つもりの)まひろ。人は何かをあきらめることで大人への階段をのぼっていくんだなあ、と思わせるシーンがいくつかあった。
たとえばそれは、「父上は学問を究め、学問で身を立てたいだけ」「まつりごとでの争いは父上には似合わない」と、
「光る君へ」メモ 第7回「おかしきことこそ」からみあう二つの主題
物語序盤の今、積み上げてることって大きくふたつあって、
ひとつは「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係」(しつこくてすみません(笑))
もうひとつは、「まひろ、源氏物語への道」
前者については、お互いに好きでたまらんのに永遠にすれ違ってるという、古き良き少女マンガなんよね。昔の王道だけど、今や新鮮で切ないー!
まひろの母の一件を知っても、「それでもやっぱり好きだ、神の斎垣を越えてでもおまえに会
「光る君へ」メモ 第6回「二人の才女」 次世代の面々の胎動
二人だけでなくいろいろな才女が入り乱れ、また次世代の面々の胎動といった感があり、おもしろかったですね!
父・兼家には、合格点だけどどこか物足りなく見えているらしい嫡男道隆が、ライバルを出し抜くため「父とは違うスマートさ」を念頭においた方法をとったこと。
その方法である「漢詩の会」が、妻の高階貴子の発案だったのもポイントで。
貴子は以前、娘の定子を帝に入内(輿入れ)させるつもりで育てているという
【個人インタビューのご依頼承ります】思いや経験を話して記録し、「これから」に役立ててみませんか
「カンバセーション・ピース」インタビュアー&ライターのイノウエエミです。
カンバセーション・ピースでは、ビジネスとは関係ない(非・商用の)インタビューやライティングのご依頼も承っています。
人の思いはふだん、ぼんやり、ふわふわしているもの。
言葉にすることで輪郭があらわれ、理解や次のアクションにつながります。
活用の用途はさまざまですが、みなさん共通して話すことを楽しみ、味わって、ご自身の「これか
【「虎に翼」メモ】第1週「女賢しくて牛売り損なう?」
「朝ドラも10年以上見たし(半分近くは挫折してるけど(笑))、そろそろ引退かな~」と思ってるときにまたおもしろい作品があらわれますよね。
こんなにつかまれた朝ドラ第一週は久しぶり!
伊藤沙莉の寅子めちゃキュート。
男と女、女同士の溝を描くが、安易に分断として描かないのが素敵である一方、ハレーションの極小化で食い足りなくならないよう願ってます!
以下、大きく2つにわけて。
①日本の女性初の
「光る君へ」メモ 第5回「告白」通い合う心、成就しない恋、同じ罪を背負う共犯者。
おもしろいねー! よくできていて感心する。以前も書いたけど、私はこのドラマを「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係(笑)」を軸に見ているから、ふたりの関係性を描くために初回からコツコツと頑丈な基礎工事がされているのがうれしい。
でも、平安時代の婚姻システムに慣れていない視聴者の方は飲み込めたのかな?(と書くと、私が平安時代の婚姻システムに慣れてるようで変だが)
道長は、まひろが自分の素性を知っ
「光る君へ」メモ 第3回「謎の男」恵まれた人間の残酷さをきちんと描いてる
大河ドラマの序盤は登場人物が少しずつお目見えするのが楽しいですね。
・藤原公任役に町田啓太。水も滴る美公達ー!キャスティング担当者さん、解釈一致です!
・藤原斉信役には、はんにゃ金田。これはサマーウィカ清少納言との絡みを念頭においたキャスティングですね? 藤原行成には渡辺大知。能書家ということしか知らないが、どんなキャラなのかな?
・ロバート秋山の実資、芝居に異様な安定感がある。ちゃんとそこ
「光る君へ」メモ 第2回「めぐりあい」 男のように笑う下積み時代の紫式部
なるほど、代筆屋ねー。ちょっとチープだけどおもしろい設定だな。
いくら文学好きといってもサブスクどころか印刷技術もない時代に読める物語の数はたかが知れているし、貧しいとはいえ曲がりなりにも貴族の娘、出会える人も限られる。
長大な源氏物語を読むと「多種多様な登場人物たちの行動や心理、そして和歌までを、(多分)たった一人で見事に描き分ける能力はどこから?」という疑問がわくんだよね。
その疑問に対し
「光る君へ」メモ 第1回「約束の月」不正義や理不尽に怒れる女主人公
個人的にこのドラマへの最大の期待はまひろ(紫式部=吉高由里子)と三郎(藤原道長=柄本佑)の婚外関係(笑)なので、ふたりの出会いのエピソードが自分好みで満足しました。
まず、三郎に「女なのに何で漢詩がわかるんだ?」とたずねられ、「帝の血を引く姫だから」と息をするように嘘をつくまひろ。
「母上は帝のご寵愛を受けたけど身分が低いから宮中を追われて‥‥」って源氏物語の原型始まった(笑)
“バカ”という