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鞭と毒蛇

映画『セッション』(原題:Whiplash)を観ただろうか。 (※今回のブログでは『セッション』の内容(一部ネタバレ?)を含みます、が、多少内容を知ったところで面白さが損なわれるほど『セッション』は浅い映画ではなく、むしろ観てみたくなるような文章に仕上げたという自負もあるので、観てない人も気にせず読んでください) ・・・ 『セッション』は、マイルス・テラー演じる名門音楽校に通う「偉大になりたい」ドラマーの青年ニーマンと、J.K.シモンズ演じる鬼教官フレッチャーの"セ

    • #センター予想NBA 結果発表!

      お久しぶりです! センターです。 いろいろあった2016-17シーズンも、今日のアワードショーを以てついに幕を閉じましたね。 そして各賞が発表されたということは…… #センター予想NBA** の答え合わせがついにできるようになったということです!**オフシーズンの余興として始めた今企画に、なんと130名もの参加者が集まりました!ありがとうございます。おかげで集計がクソ面倒でした。しかし、僕がTwitter休止を発表した際、こんなツイートを目にしました。 「センターさん

      • "ビッグショット"のなり方

        ふと「あ、ロバート・オーリーについて何か書きたい」と思い立ったので、探したところ、彼のPlayers' Tribuneが見つかったので訳しました。 ・・・・・ 俺が思っているいくつかのことを挙げよう。NBAで一緒にプレーした中で、ブレント・バリーが1番賢い選手だった。俺が出会った中で最高のコーチはルディ・トムジャノビッチだ、フィル・ジャクソンでもグレッグ・ポポビッチでもなく。コービー・ブライアントが1番のハードワーカーだった。"トライアングル・オフェンス"なんてのはオシャ

        • ポール・ピアースは、いつだって"残り時間"を知っていた。

          この記事をベースに訳したり脚色したりしました。 ・・・・・ 2010年のプレーオフ、マイアミ・ヒートとの1回戦、Game3。ホームで2連勝して敵地に乗り込んだこの試合は、試合残り10秒、同点という局面を迎えていた。 ボールはポール・ピアースの手にあり、アリーナは緊張に包まれる。誰もが彼の「やること」を知っている。エルボーの延長線上、21フィートの位置。彼のスウィートスポットからの、プルアップジャンパーだ。 「試合」は究極の形でそこにあり、その命運は彼に握られて

        鞭と毒蛇

          マイアミ・ヒートの数奇で、切なく、愛すべきシーズン

          ・・・Dark Side・・・2016年7月6日。ドウェイン・ウェイドはシカゴ・ブルズへの移籍を発表した。 「ビジネスを弁えている人間として、今できる自分にとっての最高の決断がこれだと思ったんだ」試合数、通算得点、アシスト数、スティール数でマイアミ・ヒートのフランチャイズリーダーに輝くその男は、シカゴで育った少年としての側面を覗かせながら、続けてこう語った。「そして俺は、夢を見る1人の男でもある。故郷のためにプレーすることは、ずっと夢だったさ。そして今、完璧なタイミングで、そ

          マイアミ・ヒートの数奇で、切なく、愛すべきシーズン

          30,000点、1本足、3人のコーチ

          和訳です。現地3月7日のLAL対DAL戦、彼を象徴するショットを沈め、ダーク・ノビツキーはキャリア通算30,000点を達成しました。 その彼の30,000点への道のりと、シグネチャームーブである片足フェイダウェイ、そしてそれらに関わった3人のコーチについての記事を訳しました。以下全訳。 ・・・ ダラス・マーベリックスの本拠地である、アメリカン・エアラインズ・アリーナの目の前に、ある銅像が飾られる日がいつかきっと来るだろう。片足フェイダウェイを放つ、ダーク・ノビツキーの銅像

          30,000点、1本足、3人のコーチ

          レブロン・ジェームスと一緒にプレーするっていうこと

          現地3月1日のCLE@BOS戦、イーストのエリートチーム2つによる激戦は、『4Q男』アイザイア・トーマスの活躍もあり、セルツが僅差で制した。 白熱した試合の結果の他方、終盤のキャブスのオフェンス選択が話題になった。その中で「チームメイトとしてのレブロン・ジェームス像」を上手く描いた記事があったので、和訳した。以下全訳。 ・・・ プレーオフの雰囲気さえ漂う、試合終盤の狂乱の応酬の中において、明晰な頭脳と冴えた局面の理解力は一番大切だと言っても過言ではない。それらを己の優れた

          レブロン・ジェームスと一緒にプレーするっていうこと

          16-17シーズン予想集計結果&振り返り

          たぶんみんな忘れてるであろう、#センター予想NBA の集計がやっと終わったので、2016年の終わりというこのタイミングで、今季ここまでの振り返りをしていこうと思います。全部更新する頃には年越してると思われますが、そのへんはまあ、ご容赦を。 《EAST》 1位 Cleveland Cavaliers 24-7 前評判通りの強さ。怪我さえなければこのまま1位を突っ走るでしょうね。 ビッグスリー3人ともが結成以降ベストイヤーを送っている今シーズン、連覇に向けて準備万端です。

          16-17シーズン予想集計結果&振り返り

          ティム・ダンカン、永久欠番セレモニー

          トニー・パーカー: 今までたくさんスピーチしてきたけど、このスピーチには緊張してるよ…… 失敗したくないからね(笑) TDのセレモニーを控えたここ2日間、多くの人たちが「ティミーがスペシャルな理由は何だい?」って聞いてきたんだ。このスピーチまでの48時間、あまりに聞かれるものだから、「なんでティミーがスペシャルなんだ、なんでティミーがスペシャルなんだ……」ってずっと考えてたよ。(アリーナ爆笑) ポップが「さあ、試合だ」って言った時も、それで頭がいっぱいだったから「あれ、ピック

          ティム・ダンカン、永久欠番セレモニー

          【和訳】グリズリーズが「レコードで音楽を聴くのをやめた」話

          Statmuse.comという、質問(今季1番点取ってるのは誰?みたいな)を投げるとお洒落なグラフィックと共に答えてくれるサイトがあって、今のところ日本では僕とみつヒコさんがStatmuse使いとしてはツートップなんですけど、そこのブログに"Even the Memphis Grizzlies Are Shooting Threes Now"というコラムが載ってて、これまた面白かったので和訳しました。時代に反してグリズリーズが今までどれだけスリーを打ってこなかったか、なぜここ

          【和訳】グリズリーズが「レコードで音楽を聴くのをやめた」話

          【和訳】Mind Games by Stanley Johnson

          Player's Tribuneにアップされてたピストンズの2年目、スタンリー・ジョンソンの文章が興味深かったので和訳にチャレンジしました。 内容は頭を使ってプレーすること、所謂"バスケIQ"について。ぶっちゃけピストンズの試合をあまり見てない僕は、ぶっちゃけスタジョンを脳筋な選手かなと認識していたのですが、これを機に認識を改め、彼に注目してみようかなあと思いました。 例によって長いのでお暇な時にどうぞ。 ・・・・・・・・・・ 昨シーズンが幕を閉じて数日後、西海岸にサマー

          【和訳】Mind Games by Stanley Johnson

          【和訳】How far can James Harden's Rockets go?

          みんな大好きザック・ロウ氏の文章を和訳しました。(元記事http://www.espn.com/nba/story/_/id/17996143/zach-lowe-james-harden-mike-dantoni-houston-rockets-nba) "How far can James Harden's Rockets go?"ということで、ロケッツという組織の哲学、現状に至った経緯、それらを踏まえて今後どうなるのか?どこまでいけるのか?を書いた、ロケッツファンなら

          【和訳】How far can James Harden's Rockets go?

          #センター予想NBA プレ前集計結果

          どうも。 先月の頭くらいに募集を呼びかけたこの企画ですが、なんとプレシーズン前までに97名(!!)の方から回答をいただきました。ありがとうございます。 皆様の熱意に応えるべく、休日を捧げ死ぬ気で集計しました。 グラフの見方ですが、横軸はもちろん順位、縦軸はその順位が予想された割合です。それでは、ご覧ください。 Atlantic Division 「さーてディビジョン別に並べるぞ〜」と意気揚々と始めたら、東の予想で1番暗い部分が早速出てきてしまいました。 PHIよりも

          #センター予想NBA プレ前集計結果

          Diving into the painted sea

          38億年前、地球上最初の生命は海で生まれた。 当時、地上は火山活動と紫外線のコンビネーションを誇り、生命が誕生するにはあまりに過酷な環境だったからだ。 生命が陸に上がるまでに、そこから数十億年を費やした。 植物の繁栄は大気に飽和するほどの酸素を齎し、それが紫外線を防ぐオゾン層を形成するようになって、漸く生命は上陸を遂げた。 その後、なんやかんやあって、人類は地上に誕生したーーーー。 * * * 現代バスケのメインストリームの1つに、ポジションレスという

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