だいふくだるま
思わず旅をしたくなるような記事のまとめ
ついつい語り口に引き込まれて最後まで読んで感服した話のまとめ。
自分がいったい何について愛を感じているのか、きちんと言葉にしてみる。言葉にするために、愛の対象となるものを写真に残す。私が傾ける愛から、派生した様々なものや人とのつながりを考える。
感性に"ビビッ!!"ときた食に関する記事のまとめ
晴レノ日モ雨ノ日モ、私ハ本ヲ読ム
か細く浮かぶ月を何気なく眺めているときに、ふと夏目漱石が口にした「月が綺麗ですね」という言葉が、頭の中にぽっと浮かんだ。 最近文章への情熱は沸々と沸き起こっているのに、手が止まることが多くなったのはなんでだろうなぁと思った時に、ひとつには書く習慣を辞めてしまったからかな、と自己完結する。 ちょうど半年ほど前に友人から誘われ、「TSUMUGI」というフリーペーパーを作るに至ったのだが、これは無事2月初旬に初号を発行したものの、作り終えた時のメンバーの方向性の違いにより
最近、気がついたら習慣になっていたのが、柚子茶を飲むということだった。柚子の皮独特の少しビターな味わいに混じり、被せるようにして甘さがゆらゆらと立ち昇ってくる。この頃は何をしていたのかも思い出せないくらい日々が目まぐるしく動いている。今の私の中にある感情を、放出したくてパソコンの前に座るのだけど、結局書き切ることができずに下書きで冷凍保存されたものが折り重なっている。 * ほんの数週間前、Amazonで毎年恒例のブラックフライデーなるものがやっていて、決して買うつもり
目の前に、うっすら輪郭の残っている三日月が視界の隅で揺れている。 朝、カーテンを開けると少しずつ日が登ってきているのがわかった。寒さで体を縮こませながら、ベランダで今もなお図太く生きているトマトの葉を寝ぼけ眼で見つめる。てっきり夏の植物だと思っていたのに、逞しさに思わず葉っぱを撫でてあげたくなる。でも、確実にここ数日の寒さで、弱ってきているのがわかった。冬は、みんな深い眠りに入る時期だ。 朝からどうにも下腹部が重くて、1日の長さを考えてほんの少し、ゾッとする。毎日で
昨年は4月ごろに大きなテレビを買い、その反動でテレビに齧り付くようになり、そして今年もまた絶賛Netflixで韓国ドラマを見る日々が続いている。おかげで、普段仕事をしている時や友人といる時驚いた時なんかは、チンチャ!?(本当?)と口に出してしまうくらいである。(ちなみに今は『二十五、二十一』というスポーツ爽やか系ドラマを見ている。主人公は変にど根性丸出しじゃないのがまた良いのです) * 一方で、なぜか何かをやる気力も今年に入ってからメリメリと迫り上がってきており今年は
海の中の線路を、電車がチリンチリンと通過していく──。 * かつての思い出は、きっと引き出しの奥の方に鍵をかけてそっとしまわれているのではないか、そんなふうに考えることが最近よくある。 たまたま先月、出張で富山へ行く機会があった。実は毎年決まった時期に、仕事で富山へ行く用事があって、前回はそういえば雪が降っていた。昨年はいつになく暖冬だったので、コートを羽織っていても少し暑いくらい。仕事を終えた次の日は一日フリーで、どこか観光しようと思って調べていたら富山美術館で
3時55分、目を覚ました。まだ世間は薄暗く、あたりは静けさに包まれている。新しい年を迎えた実感もないまま、このまま再び眠りにつこうか迷っていた。少しだけ腰がヒリヒリと痛かった。考えれば考えるほど、頭が冴え、気がつけば東から少しずつ日が登り始めていた。辺りが少しずつ、ゆっくりと、橙色に染まっていく。 昨年は何故かはわからないけど、少し腑抜けてしまったし、自分の中でも何をどう頑張れば良いのか、前に突き進んで良いのか、そもそも私はどんなふうに文章を書いていたのか、向き合ってい
今年も、あと数時間で終わろうとしている。例年慣例化した友人たちとの年越し会に向けて私は必死で今、カレーの仕込みを行なっている。 * 改めて、今年も一年お世話になりました。思えば、昨年の4月くらいから始めた「#愛について語ること」シリーズも、なかなか思うように筆が進まず、当初予定していた100本に届くのかという歯がゆい思いに包まれていましたが、どうにかこうにかいつも読んでくださっている人たちのおかげで無事に終えることができました。ありがとうございます。 なぜか今年は
今でも思い出す景色がある。なんてことはない、東京の日本橋駅近くにあるドトール。私はMサイズのコーヒーを注文して、道ゆく人を眺めている。外は大ぶりの雨だった。この後、友人と映画を見にいくことになっていて、でもこの雨の中だとたとえ傘をさしたとしてもずぶ濡れになってしまうのだろうなと少し憂鬱な気分になっていた。 去り行く人たちは、急いでどこかに向かう男性の姿もあったし、一つの傘を男性が持って女性が体を縮こませて楽しそうに歩く姿もあったし、子どもが傘を持たずにぴしゃぴしゃと走る
爽やかなオリーブの木々を、唐突に見たくなった。 サラサラと吹く風、気持ちがグッと伸びて、生きる心地がした。坂を思いっきり自転車を漕いでいると、青春が遅れてやってきたような気持ちになる。気持ちが前にきちんと向いている。潮風のベタつきなんて気にならないくらいに。 * 出鼻くじかれたし ほど良い暖かさからジトリとした季節に差しかかったころ、私は少しの間旅に出ることにした。ふらり、気ままなひとり旅である。ちょうど出発日は平日だったために、飛行機のチケットも安く取れた。出発の
手を奥へできる限り伸ばすと、ヒヤリとした冷風に突き当たる。使い始めてから早15年が過ぎていて、とっくに標準的な耐年数は超えているのに、いまだに微かな呼吸音を立てながら室内の果物や野菜、私が作った料理などを冷やし続けている、健気なやつ。日常的に、私が生きていくために、そっと息を吐き出している。 * 相変わらず、少し前から朝方の日が昇らない時間帯に目を覚ましてしまう。真っ暗闇の中で突然夢から放たれて、なぜかわからないけれど、再び眠ろうとしても途端に瞼が軽やかにパチパチと振
先週のハイライト。これまで学生の時からずっと聴いていて、何度も辛い時に心の支えになっていたColdplayのライブに行くことができました。近いうちにきちんと言葉にしたいと思っています。
ここ半年くらい、深い眠りに就くことができない。前の日に、たとえば万全の体制で眠ろうとする。ブルーライトも受けない、テレビも観ない、カフェインも摂らない。歯磨きをして本を読み、少し眠くなったと思った時に布団の中に入る。生活音も何もない中で眠りの奥へ奥へと誘われる。 これで深く眠ることができるはずだ、と思っても結局次の日には4時ごろに目が醒める。しんとした静けさの中、眠いはずなのに頭が冴えてしまう。どうしようもなくなって、むくりと起き出し、カーテンを開ける。暗闇の最中から、
久しぶりに、静岡にてさわやかのげんこつハンバーグを食べました。前に食べたのがかれこれ8年前とかでしたが、やっぱり絶品の味わい。 #日常
季節の移り変わりとともに、私の体内時計も異常な速さを見せてクルクルと過ぎていく。日中は暑いのに、めっきり夜になると温度が下がるもんだから、果たしてどんな服装をしていけば良いのか困ったものである。 * 月曜は久しぶりに、会社の人たちと皇居ランをした。大手町の中心にそびえる皇居の周りをぐるぐるぐるぐると回る。煌びやかなあかりがそこかしこに夜道を照らしていて、不安の二文字はないわけだが、一番初めに走った時の感動はどこへやら、途中くらいからゼーゼーゼーゼーと息が切れる。あまり
風が、窓から通り抜けていく。爽やかで、湿っぽい、朝のグラデーションに塗れられた空が眩しかった。少しずつ、あれほど暑かった夏の気温は雲散霧消して、すっかり肌寒い季節になった。 通りの街を歩いていると、どこからともなく金木犀の香りが流れてくる。これほど、自らの存在を誇張する花も珍しいだろう。私の家の近くには金木犀の咲く木々が並んでいて、はらはらとその花弁を落としていく。何かをするにはちょうど良い季節になった。思わずスキップして鼻歌を歌いたくなるけれど、一方でどうにもならない
最近、気温の上がり下がりが激しいこともあり、ちょっと適応するのに四苦八苦しております。秋は個人的に一番好きな季節なのですが、この感じだと金木犀の香りと共にすぐに消えて無くなりそう。