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久しぶりに、静岡にてさわやかのげんこつハンバーグを食べました。前に食べたのがかれこれ8年前とかでしたが、やっぱり絶品の味わい。 #日常
故にわたしは真摯に愛を語る
か細く浮かぶ月を何気なく眺めているときに、ふと夏目漱石が口にした「月が綺麗ですね」という言葉が、頭の中にぽっと浮かんだ。
最近文章への情熱は沸々と沸き起こっているのに、手が止まることが多くなったのはなんでだろうなぁと思った時に、ひとつには書く習慣を辞めてしまったからかな、と自己完結する。
ちょうど半年ほど前に友人から誘われ、「TSUMUGI」というフリーペーパーを作るに至ったのだが、これ
水平線が揺れる街より - 1
道路と海の間にある水平線が揺れていた。
ちょうど海にほど近い場所を、立体的なレールに沿って電車が行き来している。おそらくよほど有名な場所なのだろう、中国語をしゃべる団体客が物珍し気に写真を撮っている。カタン、と静かに動き出し、やがて視界から遠ざかっていく。ひとたび目線をずらすと、そこには昔ながらの小さな畑と、妙にレトロ感あふれる民家が連なっていた。
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日本に一番近いとされる韓国、釜山
しっとり甘い柚子茶のワルツ
最近、気がついたら習慣になっていたのが、柚子茶を飲むということだった。柚子の皮独特の少しビターな味わいに混じり、被せるようにして甘さがゆらゆらと立ち昇ってくる。この頃は何をしていたのかも思い出せないくらい日々が目まぐるしく動いている。今の私の中にある感情を、放出したくてパソコンの前に座るのだけど、結局書き切ることができずに下書きで冷凍保存されたものが折り重なっている。
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ほんの数週間前、
三日月がこぼれ落ちて
目の前に、うっすら輪郭の残っている三日月が視界の隅で揺れている。
朝、カーテンを開けると少しずつ日が登ってきているのがわかった。寒さで体を縮こませながら、ベランダで今もなお図太く生きているトマトの葉を寝ぼけ眼で見つめる。てっきり夏の植物だと思っていたのに、逞しさに思わず葉っぱを撫でてあげたくなる。でも、確実にここ数日の寒さで、弱ってきているのがわかった。冬は、みんな深い眠りに入る時期だ。
電気のない夜に(日常のキロク)
季節の移り変わりとともに、私の体内時計も異常な速さを見せてクルクルと過ぎていく。日中は暑いのに、めっきり夜になると温度が下がるもんだから、果たしてどんな服装をしていけば良いのか困ったものである。
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月曜は久しぶりに、会社の人たちと皇居ランをした。大手町の中心にそびえる皇居の周りをぐるぐるぐるぐると回る。煌びやかなあかりがそこかしこに夜道を照らしていて、不安の二文字はないわけだが、一番初め