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専門家とはどういう人のことをいうのだろうか:あと「仕事中の彫刻家」のこと

彫刻家の大黒貴之です

ある日ラジオから「専門家とはどういう人のことを言うのか?」という話題が聞こえてきました。

その話によると「専門家とは自分に何ができて、何ができないのかを知っている人」だといいます。

なるほど、それが結果的に1つのことに特化していくことだというのは一理あるなと思いました。

僕が彫刻家と言い始めたのは2002年からでした。ベルリンのギャラリスト、セミヨンさんが「君は彫刻家なんだよ」と言ってくれたのが、大きな切っ掛けの1つでした。

また関西のある彫刻家の方には「自分が何者がを知ることによって、いつでもまた自分の立ち位置に戻ることができるんだよ」と教えてもらいました。

自分にとって彫刻家というのは、自身がブレないための1つの芯になるようなものだと捉えています。以前は彫刻だけをつくる人が彫刻家かなと思っていましたが、どうやらそうでもないようなのです。

ドイツではセミヨンさんからいろいろなアドバイスをもらいながら、ドローイング、インスタレーション、絵画、写真などにも挑戦して制作をしてきました。それでも僕は彫刻家を名乗っていますし、彼もそういう認識です。

おそらく、彫刻家としての捉え方というか、表現の仕方がどのような作品をつくっても端々に浮かび上がってくるのだろうと思います。

1つ思うのは、特に21世紀に入ってから、何か1つのことに集中して特化するだけでは、時代のスピードに追い付いていけないように感じます。

2か、もしくは3つくらいの「できること」を掛け合わせた仕事ができるようにしていく必要があるのではないかと僕は感じています。

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そういえば、もう8年か9年前になるでしょうか。

友人の占い師に西洋占星術をしてもらったことがあります。

西洋占星術のホロスコープには誕生日ごとに360個の部屋があるそうです。そして、その部屋の1つ1つには、その人についての暗示があるといいます。

例えば、水瓶座10度なら「 一時的だと証明される人気」というように。

僕は12月18日生まれなのですが、ホロスコープ上では「射手座27度」の部屋にあるそうです。

結果が出た後、友人が、一言「あぁ、やっぱり出たわね」と。

その暗示が「仕事中の彫刻家」

初詣のおみくじはもう25年間引いていない僕ですが、偶然なのか必然なのか。

兎に角、二人で驚いたことをよく憶えています。

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