彫刻家の大黒貴之です。

作品をテキストとInstagramの画像を交えながら紹介していく「私の仕事シリーズ」です。今回は2015年にドイツの野外彫刻展で発表した「renmen (outdoor)」という作品について紹介致します。

それではどうぞよろしくお願い致します。

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renmen (outdoor) 12/05/2015 -the process of changing for 6 month in Wagenitz, Germany-, 2015, 300×72×72cm, Mixed Media

ドイツ、ブランデンブルク州にヴァーゲニッツという人口300人ほどの小さな村があります。とても美しい自然公園があり、その場所でランドアート・シュロスパーク・ヴァーゲニッツという野外彫刻展を開催させていただきました。

renmen (outdoor) 20/05/2015 

その野外彫刻展はヴァーゲニッツ村が属するハーフェルランド郡とベルリンのギャラリーとの協働で約3年間に渡って進められた大きなプロジェクトでした。

renmen (outdoor) 25/06/2015 

合計で4点の大型彫刻を展示しました。このプロジェクトは、個展という形式で約6ヶ月に渡って開催されました。このような場所に作品を展示させてもらえたことは本当に光栄なことでした。

renmen (outdoor) 09/08/2015 

renmen (outdoor) 08/09/2015

写真ではとても小さく見えますが、このrenmen (outdoor)という作品は高さが3メートルある大きな彫刻です。

renmen (outdoor)　21/09/2015

展覧会の期間中、僕はこの作品を2週間おきに同じアングルから撮影しました。作品は静かに佇みながらも、春から秋にかけて背景の表情のみが変化していきます。

renmen (outdoor) 05/10/2015

時にはこのようなとても濃い霧の日もあり、とても幻想的な光景でした。

renmen (outdoor) 23/10/2015

renmen (outdoor) 02/11/2015

renmen を漢字で書くと、連綿となります。

それは生成と消滅、破壊と再建が永遠に続くサイクルを暗喩しています。

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