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創作Twitter:https://twitter.com/denkaisitwo      精神Twitter:https://twitter.com/denkaisitw       HP:https://kaic.2-d.jp/

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  • 人生エッセイ「エスの少年時代」

    少し変わった少年「エス君」が幼少期から大学生時代まで体験した「出来事」「感情」「思考」を生々しく綴ったエッセイです。時系列順に読んだ方が臨場感があると思います。 <概要> 幼少期…家や幼稚園や病院でパズルやゲームボーイ 小学校低学年…飛び跳ねて物を壊しよく叱られる。自由に図画工作 小学校高学年…自由帳におもしろ漫画を描いて友達を作る 中学校…旧友と新しい友達との関係が気まずくなって心を閉ざしてしまう 高校…少数の友人ができたが、ストイックな勉強の日々を送る 大学生…ネットが生き甲斐になる。様々な創作活動に挑戦する

最近の記事

大学後半、漫画を描きながら研究生活

前回までのあらすじ  思い出語りまとめ  https://note.com/denkaisitwo/n/nd3f3c20ff832  大学に入学し、創作活動を始める話  https://note.com/denkaisitwo/n/n5cd55453f8d3 ※この話は現実を元にした完全なるフィクションです 帰宅部の反響  「帰宅部」第一話の反応は思っていたよりもかなり良かった。 「あのう…すごく面白いんですけど…」 「更新頑張ってもらいたいものですね」 というコメン

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    • オタクとは

       2024年現在から20~30年前、僕はオタクの事をこう思っていた。オタク…それは個室でニヤニヤしながら、ラムちゃんのフィギュアをいじいじしている眼鏡をかけたオッサン…あるいは家に鉄道模型を作って走らせて満足するオッサン。あるいはロボットアニメのプラモデルばかりやってるオッサン。大体そういうイメージだった。  オタクとは自分の趣味に没頭する人の事だと昔から思っていた。家族や学校や職場に何を言われようとも関係ない。クラスで流行りのドラマや歌に流されず、誰も知らないマニアックなア

      • 犯罪者に感情移入できる事はあるか

        こういう本がamazonにあった。 ・反省させると犯罪者になります ・いい子に育てると犯罪者になります ・反省させると犯罪者になります ・いい子に育てると犯罪者になります https://www.amazon.co.jp/stores/%E5%B2%A1%E6%9C%AC-%E8%8C%82%E6%A8%B9/author/B004LTV33O?ref=ap_rdr&isDramIntegrated=true&shoppingPortalEnabled=true  普通の

        大学後半、漫画を描きながら研究生活

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        • 人生エッセイ「エスの少年時代」
          16本

        記事

          思い出語りまとめ

          大学後半 https://note.com/denkaisitwo/n/n48fa59742dc8 大学前半 https://note.com/denkaisitwo/n/n5cd55453f8d3 高3年 https://note.com/denkaisitwo/n/n3d93164cdcca 高2年 https://note.com/denkaisitwo/n/n30b078fe8d98 高1年 https://note.com/denkaisitwo/n/n1a688d

          思い出語りまとめ

          大学に入学し、創作活動を始める話

          <文字数:約22700字 読了目安時間:約43分> 入学式  主人公であるエス、つまり「僕」は大学生になった。  大学の外にある、総合グラウンド体育館という公共施設のような所で入学式が行われた。大学の入学式が大学の敷地内で行われない事が不思議というか、突き放した感じというか、変な感じだ。 オリエンテーション  学部1号館・第5講義室にて、オリエンテーションが行われた。広くて綺麗な講義室に入った時、傾斜があるのを認識した。高校までの平らな床と机と椅子ではない。後方の生徒の方

          大学に入学し、創作活動を始める話

          高校3年生の頃の話

          <文字数:約4800字 読了目安時間:約9分> 友達と友達の邂逅  今回のクラスは、高一の頃のゲマ君と、高二の頃のナンバ君が一緒にいる。別の友達が同時に存在する…あのゲマ君とあのナンバ君が…あの頃の恐怖を思い出してしまう。中一の頃に、別々の友達を引き合わせる気まずさを。しかし、実際には普通にゲマ君とナンバ君は普通に話している様子だ。僕は、変にいたたまれないような気持ちになってしまう。だけど現実には大きな問題はなさそうだった。それにしても、ゲマ君の強烈なネガティブさをナンバ君

          高校3年生の頃の話

          高校2年生の頃の話

          <文字数:約14000字 読了目安時間:約28分> キャラチェンジ  2年生になり、クラスのメンバーが一新する。新しい生徒の名前はほぼ誰も知らない。良い機会だからキャラチェンジを試みようと思う。陰気な性格でも、せめて最初に元気を装った方が少しでも居心地の良い一年間になるかもしれない。クラス替えの最初には、定番の自己紹介がある。こういう場面で無理してでも明るく振舞う方が良いかもしれない。いままではイマイチ弾けなかったのが良くなかったんじゃないだろうか。 「エス君、自己紹介と好

          高校2年生の頃の話

          高校1年生の頃の話

          <文字数:約9000字 読了目安時間:約18分> 高校入学  僕(エス)は新しい高校にいた。母と一緒だ。入学式の後、各教室をまわりながら、購入する教科書を決めたり、上履きまたは体育館シューズを買ったりしている。他の生徒とその親御さんが、列をなしゆっくり進んでいく。高価な教科書を沢山買う事になる。カタログを見て母は「高いなあ」と笑う。この投資は自分の教養、ひいては将来のためになるのだと思うと同時に、やがて稼げるようになって親に還元できるようになろうと思った。 同級生の手招き

          高校1年生の頃の話

          中学3年生の頃の話

          <文字数:約11300字 読了目安時間:約22分> 中一・中二の続きになります。 中学三年生  中三。いよいよ受験のムードが高まり、そろそろ勉強をしなければと思う。中二でコミュニケーション能力を失ってしまった自分は、その遅れを取り戻したい。今年度は、なんとしてもうまくやりたい。リハビリであり、挑戦である。楽しかった中一、辛かった中二。そしてこれからの中三、果たしてどうなる。 クラス編成  小学校時代の知人も、中一で初めて知った人も、すべてがごちゃ混ぜに混ざりあって中三のメ

          中学3年生の頃の話

          自伝エッセイ的テキストの今後ですが ネット活動を開始する大学生一年生編までは公開しようと思っていますが WEB漫画編・就活編・新卒編はどういう形で公開するかまだわかりません 退職以降の話は多分有料にした方がいいという気がします

          自伝エッセイ的テキストの今後ですが ネット活動を開始する大学生一年生編までは公開しようと思っていますが WEB漫画編・就活編・新卒編はどういう形で公開するかまだわかりません 退職以降の話は多分有料にした方がいいという気がします

          中学2年生の頃の話

          <文字数:約11200字 読了目安時間:約24分> エスは中2になった  友達を作らない決意を固めたまま、2年生に進級した。クラスにはあまり知らない人ばかりだった。距離を置き、仲良くなり過ぎないように気を付けた。 「エスくん!」 と話しかけられても、 「あ……」 プイとそっぽを向き、あまり興味を持たれないようにした。  やがて、そうしていると、見事に友達が一人もいない状態となり、完全に孤立した。すぐに気が付いた。愚かな判断だったことに。いざ孤独になると、思っていた以上に暗い

          中学2年生の頃の話

          中学1年生の頃の話

          <文字数:約9400字 読了目安時間:約18分> 中学校入学  ついに中学校に入学。大きい運動場、大きい建物、そして大きい人達。年上の人間ばかりで怖い。母と一緒に制服や教科書、画材、楽器などを購入するのだが、とりあえず印象的なのはリコーダーが大きい事だ。中学校はまるでマリオ3の巨大の国みたいに、小学校がそのまま大きくなったような印象を受けた。 新しい友達を作るぜ  中学になると、違う学校から入ってきた同級生が沢山いる。その事にみんなテンションが上がっている。未知なる奴等と

          中学1年生の頃の話

          小学6年生の頃の話

          <文字数:約6300字 読了目安時間:約12分> 大人になった  いよいよ最高学年になってしまった。しかし兄は中学二年生だ。後を追っている感覚は拭えない。高学年は大人だと思っていた。いざ高学年になってみると、自分の事を全然大人だとは思えないものだ。肉体的な成長については勝手に進行しているようだ。  毎年思うが、2つ上の兄がいるから、「ああ、2年前に兄が体験したのがこれか」と毎年思った。お兄さんだと思っていたような存在がもはや今の自分だ。お姉さんだと思っていたようなお姉さん

          小学6年生の頃の話

          小学5年生の頃の話

          <文字数:約10300字 読了目安時間:約20分> 晩御飯コール  家の2階でいつものように、64・プレステ等のゲームをやっていると、「ごはんできたでー」と、母と父の大きな声が下の階から聴こえる。だけど、いまプレイしているゲームがいい所だ。リビングに降りる気持ちにはならない。 (もうちょっとだけ、ゲームをさせてくれ!もうちょっとだけ!) すると、父が階段をのしのしと上がってきて、近づいてくる音が聴こえる。 (ヤバい!もうゲームはここまでか!) すぐにゲームのセーブができる地

          小学5年生の頃の話

          小学4年生の頃の話

          <文字数:約8200字 読了目安時間:約16分> なんで知っとん  母の観ている番組を後ろから見ている。時々、例えばドラマの人物について指摘すると、母は驚いたように言う。 「え~!?なんで知っとん?」 こう言われると、馬鹿にされているような気持ちになってしまう。幼稚園児に対して言っているようなリアクションだ。 知ってちゃいけないのか?という気持ちになる。今後は母の前では、母の得意分野について何も知らないフリをする。そうしていれば、馬鹿にされるような気持ちを味わわなくて済むか

          小学4年生の頃の話