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「学び」研究を実践と繋げたい、私の自己紹介

「学び」研究を実践と繋げたい、私の自己紹介

このnoteでは私の自己紹介をしていきます。
ぶんいちです。静岡県浜松市に住んでいます。スウェーデンのヨーテボリ大学で修士課程を修了(教育科学)。今は創造科学技術大学院(静岡大学)の博士課程に所属し、学びの研究をしています。

専門は学習科学です。特に人間らしいコミュニケーションから生まれる学び、フィードバックや対話の研究をAIと絡めながらしています。現在は「生成AIとのコミュニケーション」をテー

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研究者のための英語勉強法:国際学会準備編

研究者のための英語勉強法:国際学会準備編

博士号取得を目指す皆さんにとって、国際学会での発表は避けて通れない重要なステップです。特に、質疑応答のセッションは、多くの研究者にとって大きな挑戦となります。質疑応答のプロセスを考えただけで、心が重くなるかもしれません
① 英語の質問を正確にリスニングする。
② 頭の中で質問の意図を迅速に解釈する。
③ 日本語で適切な回答を考える。
④ その回答を英語に変換する。
⑤ 最後に、その英語を正確に発音

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文系大学院生の研究とお金/研究は役に立たなくてよい?

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

本日の読書(下の写真)。
ぼくは、「ビジネスパーソンに役立つ三国志の話を」みたいに意見や文章を求められることが多々ありますが、いつも何を答えたらいいか分からない。

「その研究が何の役に立つんですか」という質問をするとき、研究対象(ぼくの場合は三国志)が「手段」として扱われている。でも自分

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大学教員の年収は?

大学教員の年収は?

同世代の人間から見ると私は羽振りがよく見えるらしい。

実際にはそんなことない。

普段は質素倹約。
というより、贅沢をするような場面がない。

それに博士後期課程で学振特別研究員をしていた頃の年収240万の生活が染み付いて抜けない。

それなのになぜか、周りの同世代の人間には私がお金持ちに見えるらしい。

稀に、「ぶっちゃけどのくらい貰ってるの?」と聞かれることもある始末。
そんな時、私は決まっ

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【大学院進学希望者必見】オススメの『研究本』5選

【大学院進学希望者必見】オススメの『研究本』5選

研究の進め方や論文の書き方などを教えてくれる、オススメの書籍を5冊紹介します。
いずれも、私が修士1〜2年に読んだもので、とても参考になりました。
特に、これから大学院生になるという方に、薦めたい本ばかりです。

①小熊英二(2022)『基礎からわかる 論文の書き方』講談社現代新書

1冊目は『基礎からわかる 論文の書き方』です。
社会学者小熊英二さんが最近書かれた本で、
・論文とは何か
・調べ方

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