Emiko Komurasaki

女性の「働いて、生きる」を応援する経営コンサルタント。現場で12年、経営者や働く女性を…

Emiko Komurasaki

女性の「働いて、生きる」を応援する経営コンサルタント。現場で12年、経営者や働く女性を支援してきた実績と、総合職退職→出産育児→独立開業の経験を生かし、経営・働き方等の企業研修やコンサル、サロンを主催。 http://www.challengegrow.com/

最近の記事

自分の「好き」を知る〜山種美術館

友人から日本画美術の鑑賞イベントに誘われたことをきっかけに、そういえば日本画をちゃんと見に行ったことがないことに気づく。 都内で日本画を鑑賞できる美術館を探していたらまだ行ったことのないここを発見、出かけてみた。ちょうど55周年記念特別展「百花繚乱」を開催中。 今回は作品一覧の用紙を入り口でとり、自分が好きだなと直感的に思ったものに印をつけていってみた。そして、なぜそれが好きだと思ったのか、ちょっとだけメモを残す。こういうまっさらの自分の感性だけに従う時間は大好きだ。

    • 人を愛しみながら生きるということ〜ミッドナイトスワンを見て

      映画ミッドナイトスワンを見てきた。 今このサムネイルを見ても、草彅くんが凪沙(役名)にしか見えない。うっかり予告編を見るだけで涙が・・・。 *以下、ネタバレ含みますのでまだご覧になっていない方はぜひ劇場で見て欲しいなとおもいます。それと映画の解釈はあくまで自分のものです。 どこから話そうか・・・ まず、何箇所か正視出来ないシーンがあった。見終わった感想としては 「キツイ」 見終わった後数日経っても、辛かったシーンを思い出して気持ちが苦しくなる。それくらい強烈に引き

      • 新幹線旅が好きな理由(鉄道の日に寄せて)

        本日は鉄道の日だそうな。 鉄道といえば、私は新幹線でいく出張や旅がことの他好きである。品川駅や東京駅で新幹線のホームに降り立つとそれだけでウキウキしてしまう。なぜこんなに好きなのか(笑) 一つには、小さい頃から毎年夏はささやかな家族旅行に行っていたことがあるのかもしれない。国民宿舎や、親戚のお家に泊りながら、ほぼ100%鉄道に乗っていく。特に、今はもうない特急あさま(今は北陸新幹線ですね)、車窓から見える風景を色々メモだかスケッチだか必ずしていたくらい。現地についてからと

        • 東京タワーに歩いて登った話。

          忙しい時ほど、目の前のことから少し離れる、ということを意識している。ふっと一息入れると、不思議といろんな見方ができたり新しいアイデアを思いついたりすることが多いことに気がついた。 で、まさに今がその時。せっかくのnoteの時間なので、自分の好きなものに思いをはせたい。 今日はまず、好きなもの第一弾、東京タワーについて。 今年の自粛期間中に、息子たちと東京タワーに歩いて登った。メインデッキまで600段。そのときの認定証がこちら。 すっかり自粛期間で歩く歩数も減っていたの

        自分の「好き」を知る〜山種美術館

          自分のために弁当が作れるようになった話。

          今月はなんだか「初めて」の多い月だ。 これまでお弁当といえば高校生息子二人のお弁当を作る、ということを意味していた。それが、昨年私が体調がよくないときに彼等に自分で作ってもらうよう仕向けてみたら、それ以来自分の弁当は自分で作る、となった。 私はといえば、買って食べたりお客様先でお弁当を頂いたり、あるいはご一緒したり、というくらいで、そもそも自分のためにしっかりお弁当をつくることはほぼなかった。 そうなのだ。そういえば自分のためだけにお弁当作ったこと、あったっけ…… 初

          自分のために弁当が作れるようになった話。

          待つ力

          子育てしていて、一番鍛えられたのはこれだな、と思う。 最も自分に近くて、最も異なる存在である子供は、どうしても自分の思い通りになるんじゃないかと錯覚しがちだ。親がケアしなければ自分でお乳を飲むこともできないほど非力のまま生まれてくるので、とにかく親の手が必要なことも、そう言う錯覚を与えることにつながるのかもしれない。 でも、彼らが成長するにつれて、当たり前だけれど、ちゃんと自我のある人間であることに気が付いて、戸惑う。私も色々すったもんだしながら、結局「待つ」しかない、見

          秋。

          とことん、秋。それに尽きる一日だった。 ・・・と言う一言投稿をするつもりが、眠ってしまったので、これは昨日の話(笑)。毎日更新していたのにあっさり記録が途絶えました〜。でも、今日からまた続けます。 青空、夏の疲れを癒してくれる柔らかで涼しい風。そこへ金木犀が香ってくると10月を感じますね。一番好きな季節。社会が大きく変わってきても、自然はゆったりといつも通り。目の前のことに囚われすぎないように、自然を意識しているのかもしれません。

          相棒

          12年の付き合いになる相棒(赤いスーツケースです。写真の縮尺がなかなか合わずでアップ断念・・・) 有楽町駅のトコーというお店で買いました。 パスポート取りに行くところのお隣ですね。 最初にこれを持って新幹線に乗ったのが12年前なんですが、 当時の幸せな気持ちは忘れられません。 そもそも「仕事で遠出する」っていうのが久しぶりすぎて、 新幹線にコンセントがついてることすら感動できるという しあわせぶり。 その最初の準備としてこれを買いました。 今でも私の旅全般、大抵一緒。

          真実

          真実ってなんだろ。 10年前にSPECというドラマがあった。いろんな意味で魅力的で、今でもアマプラに出ると見返しちゃうドラマの一つなんだけれど、その中にあった「真実なんてものはないんだよ」っていうセリフが10年間、ずっと頭に残って離れなかった。「人に記憶された瞬間から変質していく」という言葉も。 事実(客観的な事柄)、真実(主観的な事柄)っていう使い分けがされるけど、実はこの境界線も曖昧じゃないか。人が体験することである以上、物事って起こった瞬間から事実から真実になるんじ

          端境

          ここのところめっきり涼しくなった。 とはいえ昨日の日中は、オンライン会議の最中暑くてたまらず途中でクーラーを入れた。装いは秋仕様にしていたとはいえ気温の乱高下に翻弄される日々。 そういえば、いつも頼んでいるお米も、種類によっては新米が入ったものと、まだ入ってないものがある、一年でも珍しい時期だ。いわゆる、端境(はざかい)期。 元々、前年の米と新米が入れ替わる時期をさして端境期と言っていたらしいけれど、それが転じて物事が入れ替わる時期のことも指す。例えば在庫の入れ替わり時

          選択

          普段相撲に興味のない母が珍しく「千秋楽が楽しみだ」というので、これまた珍しくテレビをつけて相撲を見た。 今回優勝争いに絡んだ小兵の力士、翔猿(とびざる)のインタビュー。 「力士人生の中で一番楽しかったかもしれません」 「まだまだ楽しい相撲を取っていきたい」 と、こちらも思わずニコニコしてしまう笑顔で答えていた。お相撲さんから「楽しみたい」という言葉を聞いたのは初めてだと思う(そして多分来場所から応援しちゃうと思う)。 自分が楽しくて、やりたくてやっていることって、成

          縁側

          今朝、日経新聞の日曜版(でいいのかな)の一面に、縁側が特集されていた。 私の最初の家は中庭があり、そこに向かって、おそらく寝室に縁側があった。 朝起きて縁側から中庭へ降りて父とラジオ体操をした記憶。 まだ縁側の下にある石にも届かない足をブラブラさせながら、ちっちゃい私は空を見上げているのが大好きだった。 外とも内ともつかない曖昧な空間。 仕事がら、「クリアに、具体的に」という言葉をいうことの方が多いけれど、私たちの暮らしの中で、そんなふうに白黒ハッキリさせられること

          記憶

          見に行こうとしていた個展が、営業時間間違えて入れず。 こんなときは街歩きに限る。 随分久々に来たから、店も変わってるかもと思いながら、ふらふらと歩く。 昔大好きだった喫茶店へ。まだあるかな。。。あった! 同行していた息子が、俺この街好きだなーとのこと。 よかった。存分に味わってほしい。

          ゆたかでいる、ということ。

          ゆたかさって、なんだろう。 自分が「ここなら安心」って言える空間を持っていること。 たとえば、それが自然の中でもいいし、 お気に入りのカフェでもいいし、 自分だけの職場でもいいし、どこでもいい。 あるいは、誰かと一緒の空間ならどこでも、 という人もいるかもしれない。 私自身にとってのそんな空間は自然の中だ。 特に海。湘南の海(noteの表紙写真がそれ)、 それと、 新緑あふれる山の中。今回の写真。 (昨年行った尾白川渓谷!また行きたい!!) 自然はいつ

          ゆたかでいる、ということ。

          贈り物が好き。

          弥生三月。 人の異動の季節でもあり、 贈り物が増える季節でもある。 贈り物をするのが好きだ。 そうそう頻繁なことではないのだけれど、 相手のことを思い浮かべながら、 何を選ぼうか、そのためにはどのお店がいいか、 考えているとワクワクしてくる。 その人が喜んでくださるか、役に立つか、 気持ちをほころばせることができるか、 元気になってくださるか。。。 その方が品物を開ける瞬間と 使い、あるいは味わっていただく場面を考え、 そこに少しだけ自分の美的感覚を

          贈り物が好き。

          春の別れを愛おしむために

          3月の日本は、いろんな場所でお別れの季節だ。 色々な思いが交錯する。 寂しい。昨日まで続いていた当たり前はあしたから当たり前じゃなくなる。 清々しい。また違う人たちと会って、新しい日常が未来に待っているから。 どっちも真実。 離れていく寂しさのほうがとかく重く感じられる。 でも、今後関わることがなくても、相手のために 祈ることはできる。 これまでも様々な作品で「別れ」は描かれているが 吉田秋生さんのコミック「BANANA FISH」の 中に、今後二度と会え

          春の別れを愛おしむために