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エスプレッソの楽しみ方

初めまして、エスプレッソエンジニアのマークです。

エスプレッソってなんだろう。

コーヒー仲間から同じ質問を度々いただくので、自分なりの解釈をまとめてみた。一般消費者には「濃い、苦い、小さい」などのイメージが先行しているらしく、そもそもどういうシチュエーションで飲むのかイメージがつきづらい様で、身近なドリンクにも関わらず理解が進まない事が多いらしい。
実は身近なカフェで口にしていることが多かったりする。

エスプレッソってなんだ?

Fig1. エスプレッソ

コーヒー豆を濃縮抽出した飲み物(液)。
つまり、「濃い、苦い、小さい」飲み物。
スタバやタリーズでよく見かける大きいマシーンで濃縮した液を作ります。日本ではあまり直接飲むことはなく、通常はお湯割りやラテにして飲む事が多い。

因みに、エスプレッソの産みの国であるイタリアでは昼間からランチ、ディナーでもよく一緒に飲まる。朝はカプチーノとかラテで1日を始めることも多いそう。

先述の通り、エスプレッソは濃縮抽出するため短時間で抽出できます。Espressoと名のあるとおり、「急速」という意味合いが語源となっており、この濃縮液を使った飲み物やデザートは実は世の中にたくさんある。

対して、ドリップコーヒーは粗めに挽いた豆をフィルターを通して重力で投下するため比較的薄く透き通った飲み物になる。あっさり系なのだ。

濃くて苦い、小さなカップ


やはりイメージとして、「濃い、苦い、小さい」っていうイメージが蔓延っている。実際に自分も作って飲むときは、そのままの表現が合っている感じはする。なので、この3表現は単体で見ると一致している。

ところが、消費者が手元で飲む分に関しては全くの別物であることが多い。皆がよく使うスタバ等のコーヒーチェーンでは、エスプレッソをベースとしたラテ、マキアート、フラペチーノなんかに作り替えられているので、小さなカップで見る事がないのは当然と言えば当然。

よって、消費者が目にする最終製品としてのエスプレッソは他のデザートやミルクとブレンドされた形で、それ自体は薄まった状態で提供される。

Fig2. エスプレッソからできる派生ドリンク

イタリア本場ではエスプレッソ単体では飲むことはあまりなく、砂糖(グラニュー糖)を加えて飲むのが一般的となっている。

その他、エスプレッソがブレンド豆が主流なのに対して、ドリップはスペシャリティコーヒーの影響もあってかシングルオリジンが流行りなんて特徴もある。

まとめと今後の記事

今回の記事の内容をまとめると、エスプレッソはドリップと抽出方法、仕上がり、楽しみ方に大きな違いがあり、それぞれの特徴を生かした製品設計ができることがわかる。細かい内容は追々記事にしたいと思ってるが、エスプレッソを少しでも知ってもらえる機会になればいいかと思う。

Fig3. エスプレッソとドリップの違い

次回もお楽しみに〜


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