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随想を書くときに注意すること

つれづれなるままに、ひぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

吉田兼好「徒然草」

徒然草を読んだことはありませんが、冒頭の一文を読んだだけで妙に共感することがあります。

随想の極意?

随想(あるいは随筆)は、心に浮かんだこと、見聞きしたものの感想などを、出来るだけそのまま書くのがよいと思われます。

考えすぎないことが肝要

心に浮かんだこと、見聞きしたものから、何かの法則性を導き出そうとしたり、結論づけようとすることは、避けたほうがよいと思われます。

それが自然に湧いてくるものならよいかもしれませんが、思考の力でなんとか結論づけようとする場合、無理なことも多いからです。

そして、考えすぎて、狂おしくなる。

自分をハイにしない

ものを考えること(思考)は、脳の血流をよくして、活性化させる働きがあると思います。
しかし、思考を重ねると活性化しすぎて、すぐにもとの低いレベルに戻らなくなることがあります。

具体的には

  • 興奮する

  • 眠れない

  • 中途覚醒する

  • アイデアやネタが浮かびすぎる

という状態です。
したがって、そうなる前に休んで、頭をクールダウンさせる必要があるでしょう。

自分の場合

数年前に心身が病気になる前後から、考えすぎる傾向はあったと思います。
療養中は病院で寝てばかりでほとんど何も考えていなくて、結果、治ったのですが、治ってからも多少、ハイになる傾向はあるようです。

専門医はそういう状態を「躁」と考えるようで、治療対象になります。
しかし病気でもない普通に生活している人でも、もっとハイな人はいくらでもいるから「ハイは病気なのか?」という疑問は残りますが。

今でも「たまに」眠りにくいことがあり、内科で処方してもらった眠剤をその時だけ飲むこともあります。飲むとぐっすり眠れて、翌朝はスッキリします。

SNSは要注意

何かと思考してしまうタイプの人は、SNSは気をつけたほうがよいと思います。
いろいろな出来事や他人の意見、争いごとなどを見聞きしていると、絶えずそのことについて考えてしまいます。
別に考えたからといって、それらのことが解決したり、自分が救われるわけでもありません。

適度にストレスの解消になればよいですが、かえってストレスを生むこともあります。

まとめ

最初に戻りますが、随想は心に浮かんだこと、見聞きしたものの感想などを、出来るだけそのまま書くのがよいと思われます。
感じるままに書くのがよいと思われます。自問自答は避けるべきでしょう。

そして、SNSで疲れたと感じるときは、素直に休みましょう。

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