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拝啓 「次の時代を託された君へ」

拝啓 次の時代を託された君へ

<この記事の目的>
著者である私は、2023年現在独身である。
「バイセクシャル」というものに分類されるのか
「男性」も「女性」も好きで、恋愛の対象だ。

でも「日本社会」の現実をみると
どうも「26歳」から「65歳」までの39年間を
連れ添う相手を探すのは気が引ける。

それは「お金」の問題や、相手が求める「旅行」や「子ども」
そのほかの価値観を考えた時に、欲に負けた”お金の使い方”をしてしまいそうだからである。

だから、将来、著者である私が「資産」を持った時。
「児童養護施設」に収容されている「誰かが捨てた子ども」を
育てる「里親」となり、死ぬ前にその子に全てを託す為の「置き土産」のひとつである。

戦後、80年間もの間「母国」本来の歴史や教育とはかけ離れた「教え」を
他国の「兵士」に強要されて、私たちの心はどこか「荒んでしまっている」
が、その「連鎖」を断ち切るために、私は「人柱」になることを選んだ。

39年後の「将来」どこの誰が産み、捨てた子どもかわからないが
その子が「産まれてきてよかった」と思えるような未来を提供したい。

2097年ではなく、2100年代へ向けた手紙である。

<プロローグ>

”あなたは心から愛されている”
ということを伝えたい。

この文章を読んでいる時、あなたは何歳なのか
どんな心情で息をして、世界を眺めていることか。
それはわからないが、人生はあなたが想うよりも
ずっと「孤独」であり、そして「人間」という生き物は
”寂しがり屋”でどうしようもなく、泣きたくなることがある。

だけど、あなたは「独り」ではないから安心をしなさい。

<右脳>
お母さんの子宮の中から「あなた」はこの世界へと
生れ落ち、赤ちゃんから今、成長してあなたは確かにそこにいる。
この世界中の誰しもが「100%」お母さん、つまり”女性”から生まれてきた。

この世界には「国」というものが無数に存在している。
各国それぞれの国で「考え方」や「特性」「特徴」があり
その違いが「文化」や「歴史」というものを構成してきた。

これは「西暦」で2023年間何一つ変わっていない。

<左脳>
ある時、遠い昔の話になる。
とある人か、もしくはそれ以外の「生物」つまり、地球外生命体が
私たち人類に「お金」というものを与えた。

あなたは「ほしいもの」や「求めているもの」はあるかな?
それは「女性」か「子ども」か「家」か「食べる物」
もしくは「テクノロジー」それに「他の星」?

この世の中は「欲」だらけで、みんなそれを満たす為に
「お金」を「労働」という”時間と体力”を使った方法で
得ている。

「時給」や「月給」という仕組みであり
「資金」を豊富に持った者が「会社」という施設を作り
「従業員」という「人材」を集めて「組織」を形成している。

様々な分野の「会社」ひとつひとつが集まったものを
「社会」というんだ。

その社会は「株式」というもので未来を求め続けている。
「株式」は私たち国民が「投資」という仕組みで
”お金”を提供して、成り立っている。

「株式市場」では常に「相場」が変動をして
その時その時で「評価価格」が上下をしている。
「投資家」と呼ばれる人たちは”分散投資”をしていて
「資産」を形成している。

株式には「配当金」といって”会社の株式を一定期間保有していた場合”に
会社から「信用してくれてありがとう」という意味を込めて
”会社のあげた利益額”に応じた株式配当がもらえるものや
「ファンドETF」といって”たくさんの会社”に分散投資ができるものもある。

<右脳>
人間は「欲」を解消するために
「女性」や「男性」そして「薬物」を求める生き物。

”幸せ”とは何か?
を常に追求し続けて、悩み、考え、目標をたてて生きている。

これができるのは「私たち」人類だけ。
でも、いつからか「お金」に愛を求めるようになってしまった。
ただの「ツール」であり、物を買う為の”交換手段”でしかないのに。

本当にほしいものは「ハグ」と「キス」
そして「他人を笑顔にする自分自身の心」なのにね。
あなたはまだ若い。だから、これから長い年月をかけて
このことを「知る」ことを目的に生きなさい。

<左脳>
世の中は常に「争い」が絶えない。
それは世界中の人たちが「多すぎる」からではない。
みんな「愛する家族」を社会で守り抜くために
戦っているんだ。

その戦いに勝つために「武器」を持ち
相手から「奪い取る」

それが何百年、何千年と続いてきた。
唯一、人類が学べていないことで、改善の余地がある問題。

「お金」を使って、争い、憎しみを生んで「お金」が動く。

そんな世の中で、あなたは「女性」をお金で買う?
そんな世の中で、あなたは「武器」をお金で買う?
そんな世の中で、あなたは「家族」をお金で守る?

<右脳>
「独身」であるということは「愛されていない」のではない。
「愛する人がいない」ということは「孤独」なのではない。

あなたにはしっかりと「あなた自身」がついている。
そして「あなた」が生まれてくるまで「何世代」にも渡って
何人もの「お母さん」たちが”命のバトン”を託し続けてきた。

だから、あなたはここにいる。
だから、焦らなくても大丈夫ということ。

<左脳>
この世の中で「一番の価値があるものはなんだ?」と
みんな「不安」を常に持ち、希少で数の限られた「物質」である
”貴金属”や「会社」の未来を求め続ける「体力」に投資をして

自分の心を騙して、生きている。
でも、答えなんて見つからない。

本当に価値のあるものなんて「衣食住」以外のなにものでもない。
綺麗な「衣類」
おいしい「ごはん」
落ち着く「家」
これがあれば、大丈夫。

でも「どこか落ち着かない」のが人間。
「全て」を手に入れて、それが「普通」になれば
”もっと良いものがほしい”と考えてしまうのが人間。

<右脳>
あなたは今、どんな気持ちでこの文章を読んでいる?
「なぜ、私はこんなにも寂しく感じるのか」と
人生に悲観をしながら読んでいる頃か。

だとしたら、安心をしなさい。
それは「あなた自身」の魂が「生きている」と伝えている証拠。

2023年の時代では「機械」があるけれど
人間にあって、テクノロジーに「無いもの」は
”感じる”ということ。
”泣いたり、笑ったりできる”ということ。
”言葉を話せる”ということ。
”誰かを求める”ということ。

だから、あなたはこれまでこの世界を旅してきた
「ご先祖さま」ひとりひとりと同じく、愛されている。
だから大丈夫。

<左脳>
「国」というシステムも「株式(信用)」で形成されている。
その国に住む人や、他の遠い国から「お金(その国の信用)」が投資されて
集まり、また私たちの国も「お金」を別の国の「会社」に投資をしている。

その「連鎖」が”経済”を構築するんだ。
でも「国」も人間が考えて、作り上げ、ルールを作り、決めたものを
守り続けている、いわば「ロボット」のようなもの。

だから「国」というものは”無情”であり、情け容赦がない。
どこかが崩れれば、やがて滅びる。
どこかが諦めれば、やがて他の国へ吸収される。

その連続で今の「世界地図」が出来上がった。

<右脳>
あなたは「地球の民」であり、あなたの国の一員。
そして「家族」の中のひとり。

「世界」はいつも「人種」や「国柄」を気にするけれど
そんな狭く、生き辛い「星」ではないということ。

この世界を愛するということは
「誰か」を助け、抱きしめ、一緒にご飯を食べ、時間を共にして
長い年月を過ごせるよう努めるということ。

<左脳>
わたしはそんな様々な国の中「日本」という国に生まれた。
日本のご先祖様たちが残し続けてきた「主食」は稲穂。

この「植物」は1粒の種から短期間でたくさんの「実」を実らせる
ほかの「植物」には類をみない奇跡の食べ物。

このことに気がついた先代の日本人のご先祖様は
「稲穂」を通貨として活用した。
今でいう「お金(紙幣)」のこと。

お金はいつか朽ち果て、土に返るけれど
「稲穂」は保存が効き、いざとなれば食べてお腹を満たすこともできる。
種を植えれば、また芽を出してわたしたちに「生きる勇気」を与えてくれる。

だから日本人として「価値のあるものはなにか?」を考えるとするなら
「ごはん」がこの世で一番価値のあるもの。

<右脳>
「寂しがり屋さん」な私たちはいつも「赤ちゃんだった時のこと」を
探し続けている。
大人になっても、おじいさんになっても、死ぬ直前でさえも
それは変わらない。

だから「ごはんを一緒に食べてくれる相手」を求める。
そしていろんなことについて「対話」をしたり、会話をしながら
「笑い」心地の良い「刻」を過ごすことを楽しみに生きる。

あなたは将来、ご飯を作り、一緒に食べてくれる「女性」を欲することになるでしょう。
でも、食べちゃいたいくらい「女性」を求め、抱きしめて、目を閉じたくなることもある。

それが「人間」というもの。


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