記事一覧
「日本人のための英語学習法」
「日本人のための英語学習法」(里中哲彦 ちくま新書)
河合塾講師の著者による、英語の学習法の本。
「9割の人は英語を必要としない」(15ページ)や、「英語を極めようとはしない。「内容重視」の英語を目指す。」(21ページ)、「「明確な目標」を持とう」(26ページ)など、英語に対する心がまえから始まって、いろいろな事柄についてコンパクトにまとめた本である。推薦する本が数多く記されているのも良いと思っ
「外資系1年目のための英語の教科書」
「外資系1年目のための英語の教科書」(マヤ・バーダマン KADOKAWA)
外資系企業で働いてきた著者による、英語でのビジネスマナーの本。英語の本というよりも、挨拶の仕方やメールの書き方など、ビジネスマナー全般に書いてあって、非常に面白かったし、(外資系に限らず)新入社員にとって役に立つ内容であると思う。新入社員でこのサイトを見ている人はあまりいないと思うが。
丁寧な挨拶をする
①おうむ返し
「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」
「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」(裏モノJAPAN編集部 鉄人社)
市井のオッサンたち200人による人生訓を集めた本。帯に「大衆酒場の社会学」と書いてある。酔っぱらったオッサンの蘊蓄が聞こえてくるような本で、まあまあ面白かった。各ページに教訓の一文と、その説明が書かれているが、以下ではいくつかの教訓だけを書いておく。
「贅沢して遊ぶべきは老後じゃない、まさに今だ」(9ページ)
「フランス人はボンジュールと言いません」
「フランス人はボンジュールと言いません」(Bebechan KADOKAWA)
日本在住のフランス人YouTuberの著者による、フランス語入門の本。もっとフランス文化というか、普通の語学の本に書いていないような内容を期待して読んだが、いくつかの俗語や逆さ言葉、ビズの回数などの話以外は、普通のフランス語入門の内容であった。基本的な動詞の活用から半過去まで幅広く復習できるし、音声ファイルも公開され
「ユーチューバーが消滅する未来」
「ユーチューバーが消滅する未来」(岡田斗司夫 PHP新書)
「いつまでもデブと思うなよ」で有名な社会評論家の著者による、2018年時点での未来予測の本。出版から6年経っているが、古さを感じさせず、おもしろいことを言っているなと思う箇所があちこちにある。非常にお勧めの本である。
これからの30年で、9割の人にとっての仕事はなくなる。今から10年後の2028年くらいにはその流れが誰の目にもはっき
「世界基準の子どもの教養」
「世界基準の子どもの教養」(ボーク重子 ポプラ社)
ライフコーチ、アートコンサルタントの著者による、子どもが海外で人脈を作っていくための必要な知識とスキルの本。同じ著者の他の本は、娘さんの「全米最優秀女子高生」受賞のことばかりを書いている感じだったが、この本は素直にいい本だと思った。子ども向けというよりも、海外で働いていく大人も知っておくべきことがいろいろ載っている。例えば社交イベントでのMin
「やっぱり英語をやりたい!」
「やっぱり英語をやりたい!」(鳥飼玖美子 幻冬舎新書)
同時通訳者・大学教員・ラジオテレビ英語講師の著者による、英語学習法についてのさまざまな疑問に対する答えを紹介した本。随所に新鮮さを感じる本で、読んでいて楽しかった。NHK「太田光のつぶやき英語」という番組におそらく芸能人がいっぱい出ていて、そのエピソードについての話が前半は多かった。後半は著者の専門知識に基づいた話が多かったが、例えば生成A
「10歳までに身につけたい自分の気持ちを上手に伝えることばの魔法図鑑」
「10歳までに身につけたい自分の気持ちを上手に伝えることばの魔法図鑑」(五百田達成 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
心理カウンセラーの著者による、自分の気持ちを上手に伝えて、人と仲良くなる言葉の本。「使うべき言葉・避けるべき言葉をそれぞれ30ずつ紹介しています。どんな気持ちになったら、この言葉を使うのか。そうすると相手はどんな気持ちになるのか。ひとつ一つ丁寧に解説しています。」(3ページ)
「「後伸びする子」に育つ親の習慣」
「「後伸びする子」に育つ親の習慣」(柳沢幸雄 青春出版社)
開成中学校・高等学校校長や北鎌倉女子学園学園長を務めた著者による、自律的な子どもを育てるための本。親が口出しするより、子の好きにさせるべきという考え方が伝わってくる本である。やや自由にさせ過ぎではないかという気もするが、子どもを伸ばすための大切な考え方だと思う。
なかには、お子さんの好きなことがわからないという親御さんがいるかもしれ
「文部科学大臣賞を受賞した小学1年生のすごい自由研究」
「文部科学大臣賞を受賞した小学1年生のすごい自由研究」(吉川蒼都 KADOKAWA)
神戸市在住の小学生の著者による、文部科学大臣賞を受賞した自由研究を紹介した本。「セミをさがしたなつやすみ」というタイトルで、さまざまなセミの記録や標本、さらにはセミの7年の寿命と、自分の7歳までの年表を並べて説明していて、発想が豊かであることに驚かされた。兄弟も生き物の自由研究をしていて、親もそれを後押ししてい