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体現することで生まれる説得力


2024年3月28日(木)朝の6:00になりました。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。

どうも、高倉大希です。




文章の下手な人が文章の書き方を語っても、説得力はありません。

お金のない人がお金持ちになる方法を語っても、説得力はありません。


もしかしたら、ハッタリをかますことはできるのかもしれません。

テクニック次第では、ないものをあるかのように見せることもできるのでしょう。


ただいずれにせよ、体現することによって説得力が増すことには違いありません。

目の前でやってみせられたら、そりゃあ納得せざるをえないのです。


僕らが話をするのを聞いて、どうしてそんなおもしろい経験ばかりしているのだろうと、一般の人は思うかもしれない。けれど、それは違う。僕らだって、普通の人と同じように平凡な普通の毎日を生きている。その日常の中から、素材を見つけ出し、料理しているだけなのだ。

島田紳助、松本人志(2003)「哲学」幻冬舎


話が上手な人は、その話の中で見事に体現してみせます。

納得するしかない状況を、巧みにつくり出すのです。


たとえば「笑い」について語る場合、その話の中で必ず笑いを生んでみせます。

たとえば「失敗」について語る場合、その話の中で必ず失敗をしてみせます。


聞いている側からすれば、まさに目の前でそのできごとが起こるわけです。

納得するなと言う方が、無理な状況に置かれます。


「どんな仕事でも、とにかく毎日、一〇年やったらモノになる」と言いましたが、一〇年以上やっている人は、まず、「自己評価が正確である」と言えるんです。

吉本隆明、糸井重里(2004)「悪人正機」新潮社


かつて、『「書くことがない」なんてことはない』という記事を書きました。

毎朝投稿をはじめて、9日目に投稿した記事になります。


言うまでもありませんが、この記事には思惑がありました。

書けば書くほど、この記事の説得力が増していくという思惑です。


毎朝投稿をはじめて、450日以上が経った今でも断言することができます。

「書くことがない」なんてことはない


視野を広げるためには、視座を高くもたないといけないが、そのために重要となるのが「信じる」ことだ。ここで言う「信じる」とは、カルト宗教に対する盲目的な信心を意味しているわけではない。世の中には自分が想像すらできないような真実があり、自分はまだそれを知らないことを信じるのである。

石川善樹(2019)「問い続ける力」筑摩書房


種を撒いたそばから、急に芽が出るなんてことはありません。

本当に芽が出るのだろうかと心配になりながらも、毎日水をやり続けます。


芽が出たそばから、急に花が咲くなんてことはありません。

本当に花が咲くのだろうかと心配になりながらも、毎日水をやり続けます。


だいたい、そんなものです。

水やりが嫌ならば、咲いている花を眺めましょう。






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